藤原竜也、後輩たちに慕われ大照れ！新田真剣佑が藤原のモノマネを披露するも「そんなことしてるから自分の出番で間違えるんだよ(笑)」と！　映画『カイジ ファイナルゲーム』初日舞台挨拶

映画『カイジ ファイナルゲーム』の初日舞台挨拶が、1月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主演の藤原竜也と、共演の福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎と佐藤東弥監督が登壇した。

シリーズ累計2100万部を超える大ヒットコミックス「カイジ」。映画シリーズ2作、『カイジ 人生逆転ゲーム』（2009年公開）・『カイジ2 人生奪回ゲーム』（2011年公開）に続く、9年ぶりの新作映画『カイジ ファイナルゲーム』。原作者・福本伸行による完全オリジナルストーリーで描かれるシリーズ最終回となる本作は、原作にはない全く新しい4つのオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が展開される。

いつも借金まみれのダメ人間・カイジ役を藤原、総理秘書でゴールドジャンケンを得意とする高倉浩介役を福士、カイジに協力するヒロイン桐野加奈子役を関水が演じ、大富豪・東郷の秘書役・廣瀬湊役に新田真剣佑が扮する。また、カイジが所属する派遣会社の社長で″日本の派遣王“と呼ばれる黒崎義裕役に、吉田が演じるほか、新キャストと過去シリーズにも参加したおなじみのキャスト、新旧豪華キャストが集結している。

シリーズ開始から10年間、カイジとともに歩んできた藤原は、「10年は長いようで短かったなと。この10年間で、カイジをやったことによって多くの芸人さんにもネタを提供することができて、街を歩いていても『あのセリフを言ってくれ』とか、『本当にあんな風にビール飲むんですか？』とか言われて(笑)。僕にとってとても明るい、楽しいキャラクターをいただいて宝物のよう。皆さんに愛されるキャラクターにしていただいて監督に感謝です」とカイジへの思いを口にした。

そんな『カイジ』も今回で最後を迎えるが、「皆さんの応援次第で、続けさせていただけるんじゃないでしょうか」と言うと、会場からは大きな拍手が。「僕がこんなことを言っちゃいけないんですけど、『帰ってきたカイジ』みたいなね」と笑い、「今回、最後ということで、新しい4つのゲームを書いていただいた。（最後なので）寂しい気持ちもあったけれど、楽しみにしていたんです。例えば『ドリームジャンプ』と言って、10本のうち9本のロープが切れているというとんでもないゲームがあったり･･･。でも、福本先生の頭の中にはたくさんのネタがあるので、違う形で会えればいいかなと」と思いを馳せた。

そんな藤原のことを佐藤監督は「立派すぎて頼りになる」と称え、「作品を背負ってたつ、スタッフの気配りもでき、若い俳優を引っ張っていってくれる」と絶賛の信頼を寄せ、「今回はオリジナル（作品）なので、藤原くんにあてがきをしていきました」と明かした。

さらに「大変だった人間秤のシーンの撮影では『何度でも同じ演技をしますので遠慮なく言ってください』って言ってくれて･･･」と話を続けると、藤原が「それを頑なに断っていたのが鋼太郎さんなんです！」と暴露。「舌打ちしてましたからね！」とバラすと会場は笑いの渦に。監督は「本当に楽しい現場でした。皆さんの力だと思います」と感慨深げ。

また、今回「カイジ」シリーズへ初参加となった、福士、新田、関水は揃って藤原との共演を喜ぶ。新田は「アメリカにいたときからファンだった『カイジ』。そんな作品に出て、いま藤原さんの隣で舞台挨拶に立っているなんて！」と興奮を隠せない。それでも撮影現場では藤原のモノマネばかりしていたそうで、ここでも「ここが、帝愛アイランドかぁ！」というセリフを披露。藤原は、「そんなことばっかりして、自分の出番のとき何回もやり直してたよね」と苦笑い。

福士は「藤原さんは意外と優しいんです。もっと怖い人かと思っていたんですが、皆さんが思っている以上に優しんですよ」と。関水も「オーラが凄かったけれど、声をかけてくださってとても優しかったです」とニッコリ。みんな藤原に魅了されてしまったようだ。

長年の付き合いとなる吉田も「普段とのオン、オフの切り替えが上手い俳優。現場に入るとガラっと変わる。2週間ずっとスイッチが入りっぱなしだったから大変だったと思う」と藤原をねぎらっていた。

イベントの終盤には今年の抱負をそれぞれ掛け軸で披露。
最後に藤原が「新たな才能と対峙することによって、また新しい『カイジ』に仕上がりました。（この作品は）僕の人生の中でも大きなものになっていくと思います」と『カイジ』愛を爆発させ、舞台挨拶を締めくくった。

＜STORY＞
2020年、国を挙げて盛大に開かれた東京オリンピックの終了を機に、この国の景気は恐ろしい速さで失速していった。今この国では、金を持つ強者だけが生き残り、金のない弱者は簡単に踏みつぶされ、身を寄せ合うことで何とか今を生きていた―。自堕落な生活を送っていたカイジは、派遣会社からクズと罵られ、薄っぺらい給料袋を手渡される。憤りを感じながらも一缶千円に値上がりしたビールを買うかどうか迷っていた。そんなとき、カイジの前に大槻が現れ、一攫千金のチャンスの話を持ちかける。
“ざわ…ざわ…ざわ…ざわ”
運命の歯車は動き出した。カイジを待ち受ける未来は天国か地獄か？日本中を奮い立たせる最後のギャンブルが今始まる―。

『カイジ ファイナルゲーム』
◆出演者：藤原竜也、福士蒼汰、関水 渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎、松尾スズキ、生瀬勝久、天海祐希、山崎育三郎、前田公輝、瀬戸利樹、金田明夫、伊武雅刀
◆原作：「カイジ」（福本伸行／講談社ヤンマガKC刊）
◆監督：佐藤東弥
◆脚本：徳永友一
◆配給：東宝
◆権利表記：©福本伸行 講談社／２０２０映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会
◆公式ＨＰ：http://kaiji-final-game.jp

２０２０年１月１０日（金）全国東宝系にて公開