第38回日本漫画家協会賞優秀賞 & 第13回 文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品原作
第31回 日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞 映画『鉄コン筋クリート』のSTUDIO4℃最新作
海で起きるほとんどの事は、誰にも気づかれない
息を呑む60秒!海洋冒険ミステリーの一部始終を瞠目せよ!!
STUDIO4℃渾身の映像美と久石 譲による壮大な音楽
海に呑みこまれる予告篇解禁!久石 譲からのコメントも!!
自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介の「海獣の子供」を、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃がついに映像化。映画『海獣の子供』が6月7日(金)に全国公開となる。
芦田愛菜をはじめとする注目の人気若手キャストから豪華キャストの声優出演が話題となっている本作の予告映像がついに解禁となった!
この度解禁された予告篇では、冒頭の迫力あるザトウクジラに驚かされ、「海で起きるほとんどの事は、誰にも気づかれない」というコピーにも目が止まる。地球の71%をも占める海について、人間が目にすることが出来る、知ることが出来る事象は、一体どのくらいあるのか? 映画『海獣の子供』は何を見せてくれるのか、期待が高まる導入になっている。
そこから、主人公・琉花の夏休みのはじまりへ。琉花とジュゴンに育てられた少年「海」と「空」との出会いや、彼女が幼い頃に体験した不思議な思い出のシーンも描かれている。前半は浜辺の静けさを、後半は海の荒々しさを表現したかのような久石 譲の音楽に乗せ、3人の出逢いをキッカケに始まる海洋冒険ミステリーの一端を垣間見ることが出来る。
加えて、音楽を担当する久石 譲よりコメントが到着!「この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。」と、制作にあたって、これまでにない音楽的なチャレンジをしたことを明かした。
“祭り”とは“本番”とは何か――。STUDIO4℃渾身の“海”に呑み込まれそうになるほどの圧巻の映像美と壮大な音楽を堪能下さい。
≪久石 譲 コメント≫
この映画の面白さは、ストーリーとして予測出来ないところにあります。哲学的であるとも言えます。全編を通してミニマル・ミュージックのスタイルを貫いたので、映画音楽としてはかなりチャレンジをしたと思います。
宇宙の記憶の息遣い、生命の躍動感など観る人のイマジネーションを駆り立てる作品です。音楽と映像によって観る人の感覚が開放されて楽しめることを期待します。
久石 譲
イントロダクション
あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。
独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。
メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そして映画『泣き虫しょったんの奇跡』で演技未経験とは思えない繊細な表情をみせた窪塚愛流と、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。
異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。
<ストーリー>
光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。
琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」
明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。
“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。
これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。
≪映画 作品概要≫
【タイトル】 『海獣の子供』
【公開表記】6月7日(金)全国ロードショー
【原作】五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
【キャスト】芦田愛菜 石橋陽彩 窪塚愛流
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 富司純子
【スタッフ】監督/渡辺 歩 音楽/久石 譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二
CGI監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
【アニメーション制作】STUDIO4℃
【製作】「海獣の子供」製作委員会
【配給】東宝映像事業部
【映画公式サイト】www.kaijunokodomo.com
【映画公式twitter】@kaiju_no_kodomo
【コピーライト】©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
6月7日(金)全国ロードショー!