『KANO ～1931海の向こうの甲子園～』初日舞台挨拶！ 永瀬正敏、坂井真紀ら、サプライズ演出に感激！

写真左から、Rake、中孝介、坂井真紀、永瀬正敏、マー監督、
チェン・ビンホン、大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、青木健

台湾映画『KANO ～1931海の向こうの甲子園～』の初日舞台挨拶が、1月24日（土）、東京・新宿バルト9にて行われ、弱小野球部を甲子園に導いた近藤兵太郎監督を演じた永瀬正敏、その妻を演じた坂井真紀、嘉義農林ナインの日本人メンバーを演じた大倉裕真、飯田のえる、山室光太朗、対戦校の札幌商業ピッチャー役の青木健、そして主題歌を歌うRake、中孝介が登壇した。さらに台湾からマー・ジーシアン監督と、同ナインのチェン・ビンホンが来日。サプライズ登場しキャストたちを驚かせた。本作は、日本統治下時代の1931年、台湾から甲子園へ初出場し、決勝まで勝ち進んだ日本人、台湾人（漢人）、台湾原住民による嘉義農林学校（KANO）野球部の活躍を描いた感動の実話。

上映後の観客に向けて、「（僕は）本当はそんなに怖くないですよ」と笑いを誘いつつ、「本当に本当に、今日初日を迎えることができて嬉しいです」と喜びを口にした永瀬。
坂井は、「永瀬さんをはじめ、キャストのみなさん、ウェイプロデューサー、マー監督の作品への情熱に触れさせてもらえて幸せでした。永瀬さんの隣にいるだけで妻になれました。ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

球児役の飯田らは、「映画も初めて、こんなふうに挨拶に立つのも初めてで緊張しています」と落ち着かない様子。青木は、「こんなステキな映画に出演できて嬉しいかぎりです。歴史上の実在の人物を演じましたが、僕が演じた（札幌商業ピッチャーの）錠者さんも天国から見て喜んでくれていると思います」と誇らしげ。

Rakeと中孝介は、「台湾のアーティストと合同で歌い、KANOのファミリーでいることが幸せ」「ステキなキャスト、スタッフのみなさんと出会えて歌を歌い、そして観客のみなさんと出会えて、そのみなさんがこの作品に出会えてくれたことを本当に嬉しく思います」とコメント。永瀬が、「いつか台湾のみなさんと舞台あいさつをしたいですね･･･」と、台湾スタッフがこの場にいないことを残念がると･･･、「永瀬さん、坂井さん、みなさ～ん！」の声が会場に響き、マー監督とチェン・ビンホンが登場。キャストたちとハイタッチをしながら舞台にあがり、永瀬と何度も抱き合って再会を喜んだ。坂井は感激のあまり大粒の涙をこぼし、永瀬は「温かいですね。台湾の人は･･･」と涙が流れるのをこらえていた。そして、「驚きました。本当に全く知らなかったので･･･」とうれしそうに笑った。

マー監督は、「未来を見るだけでなく、過去を知り学ぶことで前に進むことができる。この1931年の出来事は、間違いなく台湾の歴史の一部であって、日本の歴史の一部。この映画を観て過去から学び、力をもらってください」とメッセージを伝えた。

坂井は、「この映画はたくさんのエネルギーをもらえる作品。たくさんの方に観ていただきたいです」。永瀬は、「今年は、甲子園で行われる全国高校野球が100年を迎えるという記念の年。その年に実際に84年前に民族を越えたチームで頑張ったKANOの映画を公開できるのは感慨深いものがありますね。日本のみなさんもこの映画を愛して育ていただき、この映画が時の架け橋になれば嬉しいです」と作品への思いを伝え、舞台挨拶は終了した。

映画『KANO ～1931 海の向こうの甲子園～』
皆さん知っていましたか？
かつて、甲子園に、台湾代表が出場していた事を―
1931年日本統治時代の台湾から夏の甲子園に出場し、決勝まで勝ち進んだ 嘉義農林学校野球部(KANO)の感動の実話を基にした映画。
私たちが忘れかけている大切な何かを思い出さてくれる。
＜STORY＞
日本統治時代の台湾。日本人、台湾人（漢人）※1、台湾原住民※2の3民族からなる、弱小チームの嘉義農林学校（KANO）野球部に、名門・松山商業を率いた近藤兵太郎が監督として就任した。近藤のスパルタ式指導のもと、甲子園大会を目指し、猛特訓が始まる。とまどう3民族混成チームの部員は、監督の情熱に、しだいに心をかよわせていく。1931年、ついに台湾代表となり、夏の甲子園に出場。一球たりとも諦めないあきらめない野球で快進撃が始まった…。
※注1：中国大陸から移住した漢民族の子孫　　※注2：台湾の先住民族の正式な呼称

■出演：永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン／大沢たかお
■主題歌：「風になって～勇者的浪漫～」Rake、中孝介、ファン・イーチェン、スミン、ルオ・メイリン（EPICレコードジャパン）
■製作総指揮：ウェイ・ダーション　■監督：マー・ジーシアン
■脚本：ウェイ・ダーション　チェン・チャウェイ
■プロデューサー：ウェイ・ダーション　ジミー・ファン
■2014/台湾/185分/制作会社：果子電影有限公司（ARS Film Production）
配給：ショウゲート／宣伝：ヨアケ／（C）果子電影
公式サイト：http://kano1931.com/

新宿バルト9ほか全国公開中！