映画『検察側の罪人』の大ヒット御礼舞台挨拶が、9月3日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の木村拓哉と二宮和也登壇した。
本作は、2013年に発表された雫井脩介の同名小説を映画化。時効、冤罪など司法制度への考察とともに、都内で発生した強盗殺人事件の被害者の捜査方法を巡り、エリート検事と若き検事が「正義とは何か?」をかけて熱い闘いを繰り広げるサスペンス・エンターテインメント。エリート検事・最上役を木村、若き検事・沖野役を二宮が演じている。
二人が登場すると、さっそくMCから「木村さん、今日は二宮さんのことは“ナリさん”と呼んだほうがよろしいでしょうか?」と聞かれ、ラジオ番組で二宮の呼び方を“ニノ”ではなく“ナリ”と呼ぶことにすると話していたことを取り上げられる。木村は「そうですね、ある日をきっかけに(二宮を)“ナリ”と呼ぶようにしています」と笑った。
8月24日の公開から9月2日までの観客動員数が114.6万人、興行収入は14.2億円を超える大ヒットとなった本作。週末動員も2週連続1位を記録した。二人も多くの友人が観ているようで、木村は「友達が『朝1番で観に行ったら、朝1なのに8割入っていましたよ』ってプロの見方をしてくれてて(笑)」と語り、二宮は「僕の友達も『スゲー面白かった!』って。知ったかぶってんな、と思うヤツが何人かいます。僕でさえ難しいと思うのに『よかった!』って言うんです。でも、それ以上は何も言わない・・・」と言って会場の笑いを誘うも、その反響の大きさを喜んでいた。
今作のおいて初の二人だけの舞台挨拶であり、この日の舞台挨拶が最後のツーショットの披露となった。そんな二人は「この機会だからこそ、話せる」トークを展開し、公式SNSから募集された質問の答えるコーナーも設けられた。
「お互いに聞きたいことはないか?」と言われると、二宮はしばし考えたあと「貯金・・・」と木村の顔を覗き込む。木村が二宮に「顔色を伺うな!」と言いながら、「あ、把握してない自分がいることに気が付いた」と答える。すかさず「え?俺やりますよ!管理!」と二宮(笑)。反対に木村から二宮に「貯金は?」と聞き返すと、「把握してません・・・」と、とぼける。
「お互いが入れ替わったとしたら何をやりたい?」の質問には二宮は「サーフィン」、木村は「ゲームで村を救いたい」と言って笑った。
本作で終盤に展開される二人の対決は息を飲むほどの緊迫感はあるが、「あのシーンは実は軽井沢で撮影したんです」と明かす木村。二人は行き帰りの新幹線が一緒だったそうだが、「ソフトクリームとかいっとこうか」というこ話になったそう。二宮は「新幹線の時間もあるのに、(木村が)買ってこいって言うんですよ。35歳になって、ソフトクリーム2つ持って、電車に乗り遅れたくないじゃないですか。それなのに『大丈夫、行け行け』って」とエピソードを披露し、会場は大爆笑に。
「もし、また2人で共演するとしたら、どんなジャンルでどんな役がいい?」という質問に、木村は「時代ものとかいいんじゃないですか?」と提案。「(二宮が)明智(光秀)さんをやっていただいて、自分は織田(信長)やります」と。
すると、二宮は「明智、最後勝ちますか? 一応確認しておかないと・・・」と言い出し、木村を驚かせる。「え?お前、歴史大丈夫だよな?」と、歴史に疎そうな二宮に確認を入れ、会場を沸かす。木村は「時代ものって(世間から)求められていないと思うので、(だからこそ)それができるのは俺らしかいないんじゃないかと思う」と持論を展開すると、会場からも「オ~!!」と声が上がった。
二宮は「そういえば、俺あんまり(時代ものを)やってないや」と明かしつつ、「木村くんの織田信長、見たい! 僕でさえ知っている、どメジャーの人物をやれる人ってなかなかいない!」と期待を込め、目を輝かせていた。
映画『検察側の罪人』
監督・脚本:原田眞人
原作:「検索の罪人」雫井脩介(文春文庫刊)
出演:木村拓哉 二宮和也
吉高由里子 平岳大 大倉孝二 八嶋智人 音尾琢真 大場泰正
谷田歩 酒向芳 矢島健一 キムラ緑子 芦名星 山崎紘菜 ・ 松重豊 / 山崎努
©2018 TOHO/JStorm
公式サイト:http://kensatsugawa-movie.jp/
全国東宝系にて絶賛公開中!