映画『女の機嫌の直し方』の完成披露試写会が、5月22日、東京・スペースFS汐留にて行われ、主演の早見あかりをはじめ、共演の平岡祐太、松井玲奈、佐伯大地と、有田駿介監督が舞台挨拶に登壇した。
AI 研究者・黒川伊保子氏のベストセラー 『 女の機嫌の直し方 』 を原案に実写映画化。 大学生の真島愛が、バイト先の結婚式場で巻き起こる男女のトラブルを、男女脳の違いを分析した最新のAI研究をもとに次々と解決していき、互いを理解して向き合っていこうとする男女の物語。大学でAIを研究している真島愛役を早見、結婚式場の熱血ウエディングプランナー・青柳誠司役を平岡、新婦・茉莉役を松井、新郎・悠役を佐伯が演じる。
男女の違いを理解し、トラブル回避のヒントを教えてくれる本作について、早見は「もっと早く(原作を)読んでいれば、今まで起きていたトラブルの数々を未然に防げたのではないかと思いました。自分がどうしてイライラしているか分からない時が、女性にはあると思うんです。それが明確に言葉にされているんです」と語り、「そして、相手に対して求めるばかりじゃなく、許与する心も必要だなと。本当に勉強になりました」とコメント。
松井も「こんなに納得しながら脚本を呼んだのは初めてです」同意。平岡と佐伯は女性陣の勢いに圧倒されているかのように沈黙しつつも、平岡は「心の中ではうなずいてますよ」と慌てて応える。
続けて平岡は、「僕も色々と女性を怒らせたり、何を考えているか分からない・・・と言われ続けてきたんですが、この作品を見て、自分も実践してみるようにしました(笑)」と笑顔を見せる。早見に「どうやって実践したの?」と聞かれ、平岡は「女性の話を聞きながら『うん、分かるよ~』って言うようにしています」と、したり顔。
すると、早見が「『分かるよ~』って言っておけばいいなって思われたらダメですよ」と鋭く指摘し、佐伯からも「平岡さんは先輩ですけど、チープな作戦ですね」と笑われていた。
佐伯は、劇中のセリフについて言及し「過去に自分も言ったことのあるようなセリフがあって焦った」とぶっちゃけ、「これを知っても自分は治らないと思いましたね。そこに男女脳の違いと難しさを感じました。だからなぜ劇中で女性が怒っているのか本当にわからなかった」と続けると、松井が「それに女性は“どうしてわからないの?”と怒るんですよ」と指摘。「じゃあどうすればいいんだ・・・」と頭を抱え、そのやり取りはまるで劇中さながら。
また、“理想の夫婦像”を聞かれると、松井は自身の両親と回答。「今でも手を繋いだり腕を組んで出かけているんです。夫婦でずっとルンルンルンみたいな感じで(笑)。いつまでも腕を組んだり、手を繋いでお出かけしてる、その背中が素敵だなと思いましたね」とニッコリ。佐伯も両親を挙げ、「二人で遊園地に行くくらい仲がいいんです」と明かした。
新婚の早見は「私は4年程お付き合いして結婚半年くらいですが、手は繋がないし、腕も組まないですよ」と苦笑い。「交際中に“周りにバレたらいけない”と思っていたので・・・、そのクセなのか、いまだに手を繋いだりはしないですね。でも、心は通じ合ってますから」とはにかんでいた。
さらに、「男性の許せない行動」という問いに、松井は「私の大事な人を大事にしてほしい」と答え、「『お前の友達ブスだな』とか言われたらイヤです」と言い、その極端な例えに会場もビックリ。すかさず佐伯が「え?そんな奴います!?」とツッコミを入れる一幕も。早見は「自分の大切な人を大事にしてくれない人。性格の違いは置いておいて、仲良くする努力をしてくれたらうれしいですね」と話した。
映画『女の機嫌の直し方』
キャスト: 早見あかり 平岡祐太 松井玲奈 佐伯大地 水沢エレナ 前田公輝 朝加真由美 原日出子 金田明夫
原 案: 『 女の機嫌の直し方 』 黒川伊保子(集英社インターナショナル刊)
監 督:有田駿介
脚 本:蛭田直美
脚本協力:横澤夏子
音 楽:吉川 慶
プロデューサー:松原 浩 (日本テレビ)戸倉亮爾 (日テレ アックスオン) 松永洋一 R.I.S Enterprise
映画プロデューサー:坂本直彦(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)高島里奈(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
制作プロダクション:日テレ アックスオン
製作著作:連続ドラマ:日本テレビ 劇場用映画:製作委員会(日本テレビ 吉本興業)
公式サイト:http://kigen-movie.official-movie.com
©2019 「女の機嫌の直し方」製作委員会
6月15日(土)より ユナイテッド・シネマアクアシティお台場他 全国順次公開