Open Close

山田尚子監督、鈴川紗由&髙石あかり&木戸大聖からのサプライズプレゼントに感激! 鈴川、涙で感謝の手紙を読み上げる! 映画『きみの色』初日舞台挨拶

DSC_6336

映画『きみの色』の初日舞台挨拶が、8月30日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、主人公3人の声を担当する鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖をはじめ、共演のやす子と、山田尚子監督が登壇した。

『映画けいおん!』(11年)、『映画 聲の形』(16年)などで世界から脚光を浴びるアニメーション監督・山田尚子の待望の最新作となる完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』は、人が「色」で見える高校生のトツ子(鈴川紗由)と、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみ(髙石あかり)、母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ(木戸大聖)がバンドを組むことになり、音楽で心を通わせていく様を描く青春物語。

3人のほかにも、3人を導くシスター・日吉子役を新垣結衣が務め、トツ子の寮のルームメイトのさく(やす子)・しほ(悠木碧)・スミカ(寿美菜子)や、きみと2人で暮らす祖母・作永紫乃(戸田恵子)など、個性豊かなキャラクターが登場。脚本は「けいおん!」シリーズ以降、山田と幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽・音楽監督は『映画 聲の形』(16)や『リズと青い鳥』(18)などの山田作品のほか、アニメ「チェンソーマン」のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔が担当している。

DSC_6231

DSC_6237

海外でも大きな評価を得ている本作。国内では主演の3人と山田監督が“色(イロ)”にちなんで16都市で宣伝活動を実施。鈴川は「長崎に表敬訪問したときには長崎副知事にお会いできて貴重な経験をさせていただきました。ほかにもたくさんの方に温かく迎えていただいて嬉しかったです」と言い、髙石は「学生さんが合唱で歌を歌ってくださって。その歌声が本当に天使ような歌声で、いま思い出しても鳥肌が立つくらいです」と感激したことを語り、「あと、美味しいごはんもたくさん食べさせてもらいました!」と屈託のない笑顔を見せる。

DSC_6238

DSC_6262

木戸も「ちょっとした旅行みたいで。タイトなスケジュールでしたが、いろんな方に取材もしていただいて、この映画の話をしました。本作のモデルとなった長崎を観たときに、やっと自分の中で(物語と長崎が)リンクした気がしました」とコメントした。

また、今回アフレコに初挑戦となった4人。鈴川は「最初は台本の持ち方もわからなくて、3人とも緊張していたんですが、トツ子たちと同じように徐々に距離を縮めていくことができました。監督からは『軍隊風に』とか『悪魔に取り憑かれたようにやってみてください』というように色んなアドバイスをいただきました」と振り返る。

DSC_6242

DSC_6246

髙石は「オーディションを経て、初めてアフレコブースに張ったときは、今まで感じたことのない空気感と緊張感みたいなものがありました」と、最初は緊張もあったようだが、「なので、そのブースに入るときはできるだけリラックスできる場所でありたいなと思って、(3人で)コミュニケーションをとって臨みました。この3人の空気感が映像に乘っていると思います」とニッコリ。

木戸は初めて鈴川と会った時のことを思い出し、「紗由ちゃんが、オーディションでも三つ編みをしていて。『トツ子がいる!』と思いました。山田監督が本当のトツ子を呼んで来たのかと思ったくらい」と、衝撃的な出会いを吐露。

DSC_6256

一方で、やす子は「初めてのアフレコだったんですが、『自由にやってください』と言ってくださって。でも、マネージャーさんからは『“はい~!”だけは言わないでください』と言われてしまって(笑)」と述懐。そして、「初めてのアフレコが山田監督の作品で、怖気ずに楽しくやることができました!はい~!」と元より山田監督作品に参加できたことを喜んだ。

DSC_6277

DSC_6284

DSC_6291

DSC_6302

DSC_6311

イベントでは、主演3人から山田監督にサプライズプレゼントも。木戸からは監督が好きだという淡い色の花の花束を、髙石からは思い出の写真を集めたフォトパネルを贈呈。鈴川からは、山田監督への感謝の気持ちを込めた手紙が送られ、鈴川本人が涙を流しながらしたためた手紙を読み上げ、監督は感動しきり。

DSC_6317

さらに、9月2日に誕生日を迎えるやす子にもサプライズで木戸から大きな花束が贈られた。木戸から「やす子さんに・・・」と言われたやす子は「告白されるのかと思った・・・」と言って会場の笑いを誘うも「落とし穴以外のサプライズは始めて!」と大喜びだった。

DSC_6345

DSC_6360

また、本作の感想が多く集まる中、新海誠監督と、『映画 聲の形』に出演した俳優の松岡茉優から感想コメントが寄せられ、大興奮の登壇者たちだった。
(感想コメントは以下にて)

●新海誠監督 感想コメント
映画『きみの色』、試写でひとあし先に拝見しました!
とても優しくて可愛らしく柔らかい映画だけれど、とても強い覚悟に満ちた作品
でもありました。今、この作品を作り上げるなんて凄、、、!企画を含め制作はきっ
と戦いだったのではないかと、勝手に想像してしまいます。とても勇気づけられる
し、憧れます。
それぞれの映画に「色」があるとして、『きみの色』は世界に存在する色そのもの
を押し広げるような、目に映る色数を増やしてくれるような、そんな無二の映画で
した。

●松岡茉優 感想コメント
あなたの焦りも、ときめきも、あなただけのもので それを侵すことは誰にも出来
やしない。 山田尚子さんの描く若者はこの上なく優しく眩しい。 誰しもこうであ
ったのかな。誰しもこんなに明るい光が差しているのかな。
「山田尚子監督×ギターを持った女の子」は高校生のころに『けいおん!』を見て
ギブソンを買った私には刺さりすぎるものがありました。 クライマックス、全て
を許されて踊ることができます。 あの空間をぜひ、劇場で体感してください。

『きみの色』
【ストーリー】
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。
学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。
バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。
周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり―やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。
会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

監督:山田尚子  「映画 聲の形」「リズと青い鳥」「けいおん!」「平家物語」
声の出演:鈴川紗由 髙石あかり 木戸大聖 やす子 悠木碧 寿美菜子 戸田恵子 新垣結衣
脚本:吉田玲子 「猫の恩返し」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「若おかみは小学生!」
音楽・音楽監督:牛尾憲輔 「映画 聲の形」「チェンソーマン」
キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史
キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード
製作:「きみの色」製作委員会
企画・プロデュース:STORY inc. 「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」
制作・プロデュース:サイエンスSARU 「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」「平家物語」
配給:東宝
公開日:2024年8月30日(金) 全国東宝系公開
クレジット:©2024「きみの色」製作委員会

公式HP:https://kiminoiro.jp/
公式X:https://twitter.com/kiminoiro_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/kiminoiro_movie/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kiminoiromovie

◆特報

全国にて絶賛公開中!