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鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖、声優初挑戦も充実感! それぞれの魅力をアピール! 映画『きみの色』ジャパンプレミア

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映画『きみの色』のジャパンプレミアが、7月3日、東京・イイノホールにて行われ、主人公3人の声を担当する鈴川紗由、髙石あかり、木戸大聖をはじめ、共演のやす子、寿美菜子と、山田尚子監督が舞台挨拶に登壇した。

『映画けいおん!』(11年)、『映画 聲の形』(16年)など、異例の大ヒット作品の監督を務め、些細な日常を瑞々しく鮮やかに描く稀有な映像センスと、小さな心の揺れ動きさえ表現していく繊細な演出で、世界から脚光を浴びるアニメーション監督の一人山田尚子の待望の最新作となる完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』は、人が「色」で見える高校生のトツ子(鈴川紗由)と、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみ(髙石あかり)、母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ(木戸大聖)がバンドを組むことになり、音楽で心を通わせていく様を描く。

3人のほかにも、3人を導くシスター・日吉子役を新垣結衣が務め、トツ子の寮のルームメイトのさく(やす子)・しほ(悠木碧)・スミカ(寿美菜子)や、きみと2人で暮らす祖母・作永紫乃(戸田恵子)など、個性豊かなキャラクターが登場!脚本は「けいおん!」シリーズ以降、山田と幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽・音楽監督は『映画 聲の形』(16)や『リズと青い鳥』(18)などの山田作品のほか、アニメ「チェンソーマン」のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔が担当する。

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先日行われたアヌシー国際アニメーション映画祭2024では長編コンペティション部門のノミネート。そして、第26回上海国際映画祭 金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞し、日本作品が受賞するのは5年ぶりの快挙となった本作。この日のイベントでは、それぞれキャラクターの色にあわせた浴衣姿で登場。

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アヌシー国際アニメーション映画祭に参加した監督は「観客の皆さんにたくさん笑っていただいたり、手拍子を打っていただいたり、凄く楽しんでいただけたのがわかって素敵な時間でした」と振り返り、笑顔を見せた。

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また、上海ではチケットが即日完売になるほどの人気ぶり。鈴川は「もう驚きで! 素直に凄いということと、さすが山田監督!と思いました。そんな作品にトツ子として携わらせていただけて幸せ。日本だけでなく世界にこの作品が届けられたことが本当に素敵だと思いました」と、海外の反響を喜んだ。

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髙石も「改めて、こんなに凄い作品の一部になれたことが嬉しかったですし、世界に届くというワクワクもありました。また、この日本の皆さんにも観てほしいという気持ちが高まりました」とコメント。

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木戸は「僕もニュースで監督が金爵賞の受賞が発表された瞬間の映像を見たんですが、その時の山田監督の表情が本当に凄くびっくりされていて(笑)。あらためて、本当に海外の方にも刺さって観てもらえたということを僕も実感できました」と興奮ぎみに語り、「本当に監督、おめでとうございます」と監督を祝福。監督は「いや、(この賞は)皆さんのもの。おめでとうございますです」とキャストたちに返し、「トロフィーは本当に重かったです。みんなの思いもあるのでグッと重かったです」としみじみ。

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やす子は「自分がXで唯一通知オンにしているのはこの『きみの色』とゆっぴーさんだけなんです。常に世界で評価を受けていること、その作品に関われていることも嬉しかったですし、この喜びを一緒に皆さんと味わうことができたのが凄く感動。いま、“とにかく明るい安村さん”が先を走っているので、打倒安村で。安村さんを超えよう!」と観客にも声をかけ拍手が送られた。

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寿も「世界に羽ばたく、そういう作品なんだなと。今回で再認識しました」と納得顔。山田監督とは長い付き合いとなるが、「監督はいつもキャラクターを愛してるんです。今作も期待の斜め上、その上をいく作品になっています」と称えていた。

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今作で声優初挑戦した鈴川、髙石、木戸の3人。自身のキャラクターを通して注目ポイントを聞かれると、鈴川は「トツ子は明るく周りを巻き込んでいくキャラクターですが、凄くポップで誰もが可愛いと思っていただけると思います。3人でバンドを組んでその集大成となるライブシーンがあるのですが、牛尾さんの音楽と山田監督の美しい色がグッと詰まっていて、観るだけで感情が溢れ出てしまう魅力があります。ぜひ楽しみにしていてください」とアピール。

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髙石も同じくライブシーンについて触れ、「3人の気持ちが凄く高ぶっていて、魅力が詰まっているシーンです。きみちゃんは自分の内面をあまり上手に表現できない女の子ですが、トツ子やルイの前では少し(内面が)見え隠れする瞬間があって。キュンとしたり恥ずかしいと思った瞬間を絵に描くとこんなにきれいなんだと思うくらい素敵なものになっています」と目を輝かせる。

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木戸は「初号試写で観たときに、会場ごと包み込むような世界観を感じました。最後まで音楽と色を楽しんでいただきたいです。ルイは物静かで優しい男の子ですが、2人と出会って、そういう仲間と出会って音楽をやっているときのルイくんが少年のように無邪気になる可愛さをぜひ注目して観てください」と力を込めた。

やす子は「思春期に観たらぶっ刺さりそうですし、大人になっても“ああ、こういう時期があったな”と共感できて、観終わったときに笑顔で普段素直に言えない感謝とかを誰かに伝えたくなったりするんです」と伝えると、「だから、私も素直になろうと思って、マネージャーさんに『お休みください!』って言いました」と言い、会場を沸かしていた。

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そして、イベントでは七夕が近いということで、短冊に似たフリップに願い事を書いて発表。鈴川は「バンドを組みたい」、髙石は「お芝居で自分の色を見つけられますように」、木戸は「大きな花火を打ち上げたい(仕事でもプライベートでも)」、寿は「やまだかんとくとごはんにいきたい」と書き、山田監督は「ひとやまあてたい」とい会場もビックリのお願いを。やすこは「(この世から)ドッキリの仕事が無くなりますように!」と切実な願いを書いていた。

『きみの色』
【ストーリー】
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。
高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。
学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。
バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。
周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり―やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。
会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

監督:山田尚子  「映画 聲の形」「リズと青い鳥」「けいおん!」「平家物語」
声の出演:鈴川紗由 髙石あかり 木戸大聖 やす子 悠木碧 寿美菜子 戸田恵子 新垣結衣
脚本:吉田玲子 「猫の恩返し」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「若おかみは小学生!」
音楽・音楽監督:牛尾憲輔 「映画 聲の形」「チェンソーマン」
キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史
キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード
製作:「きみの色」製作委員会
企画・プロデュース:STORY inc. 「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」
制作・プロデュース:サイエンスSARU 「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」「平家物語」
配給:東宝
公開日:2024年8月30日(金) 全国東宝系公開
クレジット:©2024「きみの色」製作委員会

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◆予告映像

8月30日(金) 全国東宝系公開