『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』の初日舞台挨拶が、1月26日、東京・TOHOシネマズ 日比谷にて行われ、主演の竹内涼真をはじめ、共演の高橋文哉、堀田真由、吉柳咲良、菅原伸太郎監督が登壇。さらに中条あやみがサプライズで登場し、会場を沸かせた。
2021年1月に日本テレビとHulu共同製作ドラマとして、日本テレビ系にてSeason1が放送され、4シーズンに渡り人気を博してきた「君と世界が終わる日に」（通称：「きみセカ」）。本作は、ゴーレムウィルスという嚙まれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描く。そしていよいよ、シリーズを通して壮絶な人生を歩んできた主人公・間宮響の最後にして最大の戦いが、遂に劇場版として幕を開ける。
菅原伸太郎監督がメガホンを取り、主人公を4年間演じ、娘を助け出すためにユートピアでの最後の戦いに臨むの間宮響を竹内涼真。劇場版からは元とび職の熱き青年で響のバディとなる柴崎大和役として高橋文哉、大和の幼馴染で元看護婦・羽鳥葵役を堀田真由。そして、響と共にユートピアの地下街から研究タワーの最上階を目指す仲間(通称：地下街組)の板垣李光人・窪塚愛流・橘優輝・黒羽麻璃央、Season3からの続投で視聴者を震撼させた須賀健太、さらに、今回響の前に立ちはだかる最大の敵・西条玄役として吉田鋼太郎という豪華キャストが顔を揃えた。
舞台挨拶冒頭の挨拶のあと、MCから響の恋人で、未来の母親小笠原来美役の中条の登場が告げられると、会場から歓声が上がった。シーズン３までの出演となった中条だが、映画版でも回想シーンで登場。竹内は「シーズ３で衝撃的なお別れをしているので、今回再会させていただいて楽しかったです」と久しぶりの再会に感慨。中条はその後の竹内を観て「響がどんどんワイルドになっていって。ちゃんと服を着ているか心配だったんですが、着ていて凄く安心しました(笑)」と、屈託ない笑顔を見せる。
本作の見どころについて聞かれると、竹内は「サプライズが３つあって。１つは（中条演じる）来美の登場。あと２つは中盤のラストに向けての起爆剤とラストシーンです。やっぱり愛の物語をやりたいと思っていたので、１番の見どころはそれぞれの愛情。自分の命に代えても人を助けたい、自分を捨ててまでも愛せるものとは何かがテーマかなと。そこがまさに究極の選択になると」と力をこめてアピールした。
シーズン３を振り返って、中条は「こんなにも長く続けられるのかと思っていましたが、映画までたどり着いて。１つ１つのシーズンをみんなで繋げてできたんだなと」と振り返る。シーズン３も過酷な撮影だったそうだが、「本当に寒くて過酷で辛かった」とこぼす中条。中でもラストシーンは「響がリハーサルから嗚咽していて」というと、竹内も「撮影前から憂鬱でした」とこぼしつつ、「彼女の笑顔で、女性の強さをもらえました」と中条に感謝。
さらに、「キスシーンのあとに唇が腫れてしまって」と告白する中条。会場に驚きの声が上がり、竹内も「俺のせいみたいじゃん」と慌てると、「いや、実は寒冷蕁麻疹だったんですけどね(笑)」と事情を明かし大笑いする中条。二人で「忘れられないシーンです」と顔を見合わせていた。
今回新キャストとして参加した高橋と堀田。髙橋は「僕を含めて新キャスト全員は、『君と世界が終わる日に』に新しい風を吹かせて、みんなが見たことのない響きを引き出す役、そういうことをこの映画で表現できたらいいなと思った。皆さんにそう受け取ってもらって響のラストを見届けていただけたら嬉しいです」と真摯に語る。
堀田は「（本作は）本当にスケールが大きいなと。国内でこんなにも大きな作品って作れるんだと驚きでした。ゴーレムを作ってくれたスタッフの方々をはじめ、皆さんの想いと情熱が詰まった作品だと思います」としみじみ。
吉柳は内容が明かせない役がらだが、「旅をしている謎の女性を演じました。砂漠とか大変でした」と一言。中条は「旅人を見ると私は涙が出てくるんです」と。竹内も「大きくなったなぁ～」と意味深の一言を。
最初に金髪で登場する高橋だが、「金髪でワクワクしちゃって。ずっとそのままでいたかった」とお茶目に笑うと、竹内が「プロポーズのシーンが可愛いんですよ。文哉くんの告白のシーン、天才だね」と絶賛する場面も。
イベントでは響が人類の命か、娘の命が、究極の選択に迫られることにちなみ、「二択で選択コーナー」と題した質問も。「行きたくない撮影場所は？ ―20℃の北極か、50℃の砂漠か」という問いに、竹内と堀田は暑さを選び、他は寒さを選んだ。すると、髙橋が「本当に悩む。朝砂漠に行って、夜に北極にいけば、サウナみたいに整うんじゃない？」と意見を出し、会場を沸かす。竹内も「勢いが違う」と高橋のコメントに舌を巻いていた。
『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』
≪ストーリー≫
希望の塔ユートピア。しかしそこは、人間の欲望が生み出した絶望の塔だった。
ユートピアではこの世界を救い出す唯一の方法、ゴーレムと呼ばれる化け物に対するワクチンを研究していた。
特殊な抗体を持つ一人の少女を研究材料にして――。
少女の名前はミライ。間宮響の娘。
響はユートピアに集った5人の男たちと共にミライを救い出す決心をする。
男たちは愛する人を助け出すため、家族・友人を助けるため、そして生き延びるための食糧や金を盗むため…
それぞれ譲れないものを抱え反発もあったが、次第に響の信念に共鳴し、共に戦う決心をする。
しかしそこにはタワーの罠と、様々な裏切りが待ち受けていた。
父親として覚悟を決めた響は、自らの命よりも大切な子供への想いを胸に、襲い掛かるゴーレムたち、
そしてワクチン開発のためには手段を選ばない残酷な人間たちと戦い続ける。 響には――最期が迫っていた。
竹内涼真
高橋文哉 堀田真由 板垣李光人 窪塚愛流 橘優輝
吉柳咲良 / 須賀健太 味方良介 黒羽麻璃央 / 吉田鋼太郎
公開日：2024年1月26日（金）公開
監督：菅原伸太郎
脚本：丑尾健太郎
主題歌：菅田将暉「谺する」（Sony Music Labels Inc.）
配給：東宝
撮影期間：2023年3月～4月
製作プロダクション：日テレ アックスオン
コピーライト：ⓒ2024「君と世界が終わる日に」製作委員会
映画公式サイト： https://kimiseka-final.jp
公式X(旧Twitter)：@kimiseka_ntv
公式Instagram： ＠kimiseka_ntv
公式Tiktok：＠kimiseka_hulu
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