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高杉真宙、「キャラクターたちが皆さんの中で生き続けてもらえたら」 劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』初日舞台挨拶

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劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の初日舞台挨拶、9月8日、川崎チネチッタにて行われ、ボイスキャストの高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、牛嶋新一郎監督と、本作のオープニングテーマ・劇中歌・主題歌を手掛けた4人組バンド・sumikaが登壇した。

本作は、累計発行部数260万部を超える住野よるの同名小説を劇場アニメーションとして映像化。2017年に公開された実写映画をきっかけにさらに大ヒットとなった作品。劇場アニメは2人の瑞々しい関係性と、その後おとずれる残酷な現実、そこから前を向いて強く生きていく人々の姿を幻想的な世界観で描き出す。主人公「僕」の声を高杉、ヒロイン・桜良役をLynn、桜良の親友が務めた。・恭子役を藤井が務めた。

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楽曲を提供したsumikaのリーダー・片岡は「ライブのステージには立っていますが、映画はいつも客席側にいるので、今まで経験したことない緊張。ドキドキバクバクしてます」としながらも本作に関わったことに喜んでいた。テーマソング「ファンファーレ」について「『(
画よりも)曲から先に作ってほしい』と言われ、プレッシャーもありましたが、僕らがバンドを始めた頃、高校生の頃、登場人物と同じ年齢の時に自分たちがどうやって音楽を向き合っていたのかなと思い出しながら作っていきました」と明かし、「そして素晴らしい絵を描いていただいて、音がついて劇場で観ることができて、一番最初に泣いてしまいました。子供を嫁にだしたような気持ち」と感慨深げ。

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牛嶋監督は、その楽曲を聴き「もの凄くエネルギッシュな曲」と感じたそうで、「同じエネルギーでぶつかると絵が負けてしまうので、斜に構えて曲に寄り添う形でコントロールしました」と吐露。

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劇中歌「秘密」で登場するシーンについて、高杉は「僕はあのシーンは、“僕”と”桜良“のハッピーエンドだと思いました。台本を読んだときから一番盛り上がる素敵なシーンになるだろうなと思っていました。二人の距離感を近づけていく上で最大のシーンかと。映像を見ていても鳥肌が立ちました」と振り返る。

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Lynnも「全編を通して一番穏やかな心、とても柔らかい声のお芝居になっていたと思います。二人の掛け合いが二人を包み込む優しさがとても心地よかった。歌詞も映像とリンクしとていて『この幸せな状態で終わってほしいな』と思うほど、この瞬間が尊い、とても素敵なシーンになりました」と語った。

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藤井は、『この明日も明後日もいると思っていた桜良がいなくなって、私も恭子の気持ちと同じように割り切れなかった』と、劇中のシーンを思い出し思わず涙ぐむ場面も。

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最後に片岡は「この物語のなかだけではなくて、自分の人生のプラスにしてポジティブな気持ちで歩いていくために創られた作品だと思っています。一緒に楽しい人生を歩いて行きましょう」とコメント。高杉は「今回、この作品に携わることができて本当に幸せだと思っています。自分も“僕”と一緒に色々な方と出会ってご一緒させていただきました。自分の中に“僕”がいる気持ち。皆さんのなかにも映画をご覧になった後にこのキャラクターが生き続けて成長してもらえたら嬉しいです」とメッセージを伝え舞台挨拶を締めくくった。

 

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劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』
【STORY】
他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、偶然『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて……。病気を隠して日常を過ごす桜良と、その秘密を知った「僕」。
――二人の距離には、まだ名前がない。

原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
原作イラスト:loundraw
監督・脚本:牛嶋新一郎
キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
美術監督:小川友佳子
音楽:世武裕子
アニメーション制作:スタジオヴォルン
オープニングテーマ・劇中歌・主題歌:sumika
配給:アニプレックス
出演:高杉真宙 Lynn 藤井ゆきよ 内田雄馬 福島潤 田中敦子 三木眞一郎 和久井映見
(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ
公式サイト:http://kimisui-anime.com/

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