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山田洋次監督「映画も夢も終わらない、諦めなければ何度でも“奇跡”は起きる」菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、北川景子ら豪華キャストが再集結!『キネマの神様』完成披露試写会舞台挨拶

松竹映画100 周年記念作品 / 山田洋次監督 最新作
映画も夢も終わらない、諦めなければ何度でも“奇跡”は起きる。

タイトル

★『キネマの神様』0628舞台挨拶集合

松竹キネマ合名社の設立、そして数々の名作を創り出した蒲田撮影所の開所を迎えた1920 年から、日本映画史を飾る傑作、ヒット作の製作、配給、興行を続け、2020 年松竹映画は100 周年を迎えた。本作は、そんな松竹映画100 周年を記念した作品となる。日本映画界を代表する巨匠・山田洋次を監督に迎え、これまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハ原作の『キネマの神様』だが、幾度の公開延期を経て、ついに8 月6 日(金)より劇場公開を迎える。

6月28日(月)、公開に先駆けて豪華キャスト陣が集結した<完成披露試写会舞台挨拶>が実施された。登壇者は、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、北川景子、寺島しのぶ、宮本信子、前田旺志郎の豪華キャスト陣と、山田洋次監督。幾度もの困難を乗り越えて、クランクインから約1年半経った今、ついに観客へお披露目となったことへの熱い想いが明かされ、映画への強い愛に満ちた舞台挨拶となった。

本作は1950 年代ごろの日本映画の黄金期と現代を舞台に、夢を追いかけ、夢に挫折しながらも“映画の神様”を信じ続けた主人公・ゴウが時代を超えて織り成す“夢”と“愛”と“奇跡”に満ちた感動の物語が描かれる。

『キネマの神様』0628舞台挨拶_山田監督

様々な困難に直面した完成までの日々を振り返りながら山田監督は「一時はどうしようかと思い呆然としていましたが、沢田研二さんがピンチヒッターとして志村さんとは全く違うゴウを演じてくれました。大変な出来事を経て完成した作品となりますので、亡き志村さんを思い出しながら観ていただきたいです。」と強い思いと絆によって完成された本作を観客のもとへ届けられることの喜びを語り、菅田は「山田監督が新しく書き直した脚本を読んだ時、新しいパワーを感じました。沢田研二さんの演技はどこか志村さんを連想させましたし、確実にいろんなものが残っていてほかの作品にはない映画になっていると思います。」と、自身にとっても特別な作品となったことを明かした。

『キネマの神様』0628舞台挨拶_菅田将暉

数々の困難を乗り越えて人の絆が繋がれて完成された本作の撮影は北川にとっても特別に心に刻まれたものになったといい、北川は「実は本作の撮影中に子供を授かっていまして、一番に監督にご報告をさせていただいた時に『いいお母さんになってくださいね』と声をかけてくださって、嬉しくて涙が出てしまいました。」と、撮影での忘れがたいエピソードを明かした。寺島も同じく監督との絆に背中押されたと言い「役作りで悩んでいた時に山田監督が『僕は歩があなたでよかった』と背中を押してくれて、涙が止まらなくなってしまいました。この出来事はこれからの女優人生で大切な宝物になりました。」と撮影でのエピソードを明かすと、続けて前田も「山田監督が自分のためにアドバイスをしてくださって、時間を割いてくれたことが奇跡」とキャスト陣から続々と山田監督とのエピソードが語られた。永野は山田監督からの意外な挨拶があったといい、「撮影の日の朝に『How are you?』と聞いてくださったことです(笑)。山田監督の英語を聞けた!という嬉しさと驚きがありました。」と、本作で描かれる映画撮影所のように家族のような温かさで撮影が行われていたことを明かした。

『キネマの神様』0628舞台挨拶_北川景子

『キネマの神様』0628舞台挨拶_永野芽郁

映画監督になる夢を追いかけたゴウの青春の日々を描く過去パートでは、菅田、野田、永野、北川によって展開されるシーンも見どころの一つだが、野田は「(4 人のドライブシーンを撮影中に)4 人でいたときに、外でスタッフが話しているのを見て『これリテイクの可能性があるな…』とか話していました(笑)」と撮影中の裏話を披露。北川も「『ダメだったのかもしれないね…』とか(笑)」と話していたことを明かすと、この微笑ましいやり取りに劇場は笑いに包まれた。

山田監督はそんな4 人を前に「今回のキャスト陣はほとんどの方と初めてで、新しい人と巡り合える喜び、楽しみが僕にとって大きな刺激となり楽しかったです。」とこの松竹100 周年を記念する作品での新たな出会いへの喜びを語った。そうして作り上げられた映画を愛し“映画の神様”を信じ続けたゴウの物語がついにこの8 月公開される。

『キネマの神様』0628舞台挨拶_野田洋次郎

宮本は「手を叩いて観たり、映画の中の世界に乗りうつったかのように楽しい状況で観ていました。」と子供の頃の映画館での思い出を語り、映画館で映画を見ることの素晴らしさを語ると、山田監督は最後に「映画館と言うのは大勢の観客が笑いあって観るものだと思いますので、満員の映画館でこの作品を観ていただけるような状態であることを願っております。」と映画界への想いを語り、菅田は「俳優としての財産となった映画がもう少しで公開されることが嬉しいです。期待に応えられる作品となっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」とメッセージを送ると、映画館のスクリーンは大きな拍手で埋め尽くされ、キャスト陣と山田監督の熱い想いに満たされた舞台挨拶は幕を閉じた。

【登壇者コメント】
▼山田洋次監督
Q. 撮影開始から1年半が経ち、様々な困難を乗り越えてお披露目の日を迎えた今の気持ちをお聞かせください。
A. 新型コロナウイルスが流行り、志村けんさんの訃報、一時はどうしようかと思い呆然としていましたが、沢田研二さんがピンチピッターとして志村けんさんとは
全く違うゴウを演じてくれました。大変な出来事を経て完成した作品となりますので、亡き志村けんさんを思い出しながら観ていただきたいです。

Q. 過去パートの出演者である菅田さん、永野さん、野田さん、北川さんとは初めてのお仕事ですが、いかがでしたか?
A. 今回のキャスト陣はほとんどの方と初めてで、もちろん親しい方と一緒に仕事をすることも楽しいですが、新しい人と巡り合える喜び、楽しみが僕にとって大
きな刺激となり、楽しかったです。

Q. 公開を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします。
A.8 月6 日に無事、公開を迎えること、映画館というのは大勢の観客が笑い合って観るものだと思いますので、満員の映画館でこの作品を観ていただける
ような状態であることを願っております。皆さんにとって楽しいものでありますように。

▼菅田将暉
Q. 撮影開始から1年半が経ち、様々な困難を乗り越えてお披露目の日を迎えた今の気持ちをお聞かせください。
A. 志村さんとの本読みを見学してから撮影に入り順調に進んでいたなかで撮影が中止となったのでどうなるかと思いましたが、山田監督が新しく書き直した
脚本を読んだときに、新しいパワーを感じました。沢田研二さんの演技はどこか志村けんさんを連想させましたし、確実に色んなものが残っていて他の作品に
はない映画になっていると思います。

Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A. 山田組に参戦ができたことですね。リテイクがあるとは聞いていたのですが、何度も求めてもらえること、僕ら以上に僕らのことを考えてくれているのが嬉しか
ったですし、現場にいるだけで幸せでした。

Q.本作を楽しみに待っている方へのメッセージをお願いいたします。
A. 山田監督は撮影の合間に楽しいお話しをして下さり、俳優としての財産となった映画がもう少しで公開を迎えることが嬉しいです。まだ100%は安心で
きないですが、期待に応えられる作品となっておりますので、どうか『キネマの神様』をよろしくお願いいたします。

▼永野芽郁
Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A.山田監督が、撮影の日の朝に「How are you?」と聞いてくださったことです(笑)山田監督の英語を聞けた!っていう嬉しさと驚きと、印象深い出来
事がありました。私は、英語の敬語が分からなく…「I‘m Fine です」と返しました(笑)

▼宮本信子
Q. “映画館で映画を観る”ことの素晴らしさが詰まった本作ですが、初めての映画館での思い出はありますか?
A. 小さい頃は映画が盛んな時代でしたので、手を叩いて観たり、映画の中の世界に乗りうつったかのように楽しい状況で観ていましたので、思い出に残って
います。

▼野田洋次郎
Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A. 山田監督から撮影中に「ギターを弾いたらどうか?」と提案して下さって、さらに撮影の準備中に弾いていた即興の音楽も「使おう!」と言ってくださって、そ
の場で柔軟に面白いと思ったことを実践する監督なので、僕もその一部になれたことが嬉しいです。

▼北川景子
Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A.実は本作の撮影中に子供を授かっていまして、一番に監督にご報告をさせていただいた時に「いいお母さんになってくださいね」と声を掛けてくださって、嬉
しくて涙が出てしまいました。私は銀幕女優の桂園子を演じていますが、本作のように当時の監督と役者は人として絆があったり、女優人生を気にかけてくだ
さる監督が多かったのだと、タイムスリップした気持ちになりました。

▼寺島しのぶ
Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A. 山田組に参加できること自体が嬉しかったのですが、役作りで悩んでいた時に山田監督が「僕は歩があなたでよかった」と背中を押してくれて、涙が止まら
なくなってしまいました。この出来事はこれからの女優人生で大切な宝物になりました。

▼前田旺志郎
Q. 数々の奇跡が重なって完成した本作の撮影で印象に残っている出来事はありますか?
A. 本読みをした際、右も左も分からず緊張していたんですが 山田監督から他のキャストの方々もいる中で自分のためにアドバイスをして下さって、時間を
割いてくれたことが奇跡であり、かけがえのない時間でした。

『キネマの神様』キャラクタービジュアル 2S

【STORY】
ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」———。
若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシン(野田洋次郎)とともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。
半世紀後の2020 年。あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
これは“映画の神様”を信じ続けたゴウとその家族に起きる奇跡の物語。

■監督:山田洋次
■脚本:山田洋次 朝原雄三
■原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)
■出演:沢田研二 菅田将暉
永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
■主題歌 :「うたかた歌」RADWIMPS feat.菅田将暉(Muzinto Records/EMI)
■配給:松竹
■コピーライト:(C)2021「キネマの神様」製作委員会
■公式サイト :https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama
■公式Twitter:https://twitter.com/kinema_kamisama
■公式Instagram:https://www.instagram.com/kinema_kamisama

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