映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の完成報告会が6月14日、東京・帝国ホテルにて行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、共演の橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、大沢たかお、佐藤信介監督が登壇した。
2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在も連載中の大人気漫画を原作に、実写映画化。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く。本作は2019年4月19日に公開し大ヒットした映画『キングダム』の待望の続編。
前作に続き、信を山﨑賢人、信・嬴政の盟友である河了貂(かりょうてん)を橋本環奈、秦の六大将軍王騎(おうき)を大沢たかおという超豪華キャストに加え、今作のキーパーソンであり、華麗な剣技を披露する羌瘣(きょうかい)を清野菜名、信と羌瘣とともに戦う運命共同体“伍”のメンバー、尾平役の岡山天音、尾到役の三浦貴大、澤圭役の濱津隆之、そして今作で総大将・麃公(ひょうこう)将軍を豊川悦司が演じ、監督は佐藤信介が続投した。
山﨑は「前作の『キングダム』という作品をたくさんの人に観ていただき、皆さんに愛されたからこそ、続編を作ることができたと思っています。本当に感謝しています。今回はさらにパワーアップして新たなキャストの方々も加わりました。決して簡単ではなかったのですが、みんなで楽しみながら前作を乗り越えて撮影しました。成長した姿を見せられるように、みんなを引っ張っていくような気持ちでやらせていただきました」と、続編の制作ができたことに感謝し、充実感を滲ませた。
橋本は「賢人くんが言ったように、1作目をたくさんの方に観ていただいて、皆さんに面白いと言っていただいたからこそ、2作目を制作することができた。完成作品をお届けできることが凄く嬉しいです」と笑顔。「私は体作りとか何もすることはなく、皆さんがアクションで頑張られている中、私はマスコット的な立ち位置で(笑)。観客の皆さんと同じ気持ちで、(今作も)凄いキャラクターが揃っているけど、誰が演じるんだろう・・・と楽しみしかなかったです。さらにスケールアップした凄くカッコいい作品になっているので多くの方に観ていただきたいです」と共演者たちを称える。
また、今作で新しく参加した清野は「原作でもとても人気があるキャラクターなので、自分に役が来た時はもう驚きとプレッシャーでした。現場に入るときは緊張して不安でいっぱいでしたが、前作から参加されている皆さんのチームワークが凄く良かった。その仲間に入れてもらい羌瘣を演じ、撮影も頑張ることができました。本当に熱い映画ができたと思いますので、たくさんの人にこの『キングダム』の良さを伝えていきたいです」と熱く語った。
さらに“伍”のメンバーの岡山は「前作は自分の周りの方々も『もの凄く熱い作品だ』と凄い熱量で語られていました。個人的に座長の賢人とは親交があったので、どういう気持ちでこの作品と向き合っていたのかを身近で見ていました。それを光栄に思うと同時に、賢人と皆さんが築き上げた船に乗って(自分も)仲間として認めてもらえるように気合いを入れて参加し撮影の日々を過ごしました」と並々ならぬ思いで参加したことを吐露。
もともと漫画の大ファンだったという三浦は「まさか自分が『キングダム』の世界に生きられるとは思っていなかったので、非常に嬉しかったです。(完成作品を)自分が出ているのに観客として楽しみました。必ず楽しめる作品になっています」とコメント。
濱津は「自分はこれまで『キングダム』を全く読んでいなかったのですが、凄い作品だということは知っていました。その作品に参加できると聞いたときは何回もマネージャーさんに『本当ですか?』と聞いてしまいました。想定外すぎて・・・」と出演できたことを喜ぶ。
豊川は「大ヒットした素晴らしい映画の続編に自分が呼ばれるとは思っていなかった。大沢さんが完璧なキャラクターを作られていたので、それにどこまで迫ることができるかをテーマにして臨みました」と決意を持って参加。そして「ちょっと『キングダム』とは関係ないんですが、先日『千と千尋の神隠し』の舞台を観に行きまして。隣にヒロインがいるのでちょっとびっくりしています」と言って橋本を照れさせ、場を和ませる場面も。
大沢は、「前作の公開で一度体を作ったのですが、続編をやるときまって、さらにパワーアップして体重を増量して臨ませていただきました」と、さらに迫力ある王騎に期待を持たせた。
前作の制作中には続編の話は決まってなかったそうで、監督は「勇気と元気を与える作品にしたいと思って作りました。前作の時は『続編ができたらいいね・・・』という程度の夢でしかなかった。今だったらできる!と夢が叶った。パート1を超える作品になっています」と自信満々。
ここで、この日参加できなかった原作者の原泰久氏とキャストの吉沢亮からメッセージが届いた。完成作品を観た原氏は「スケール感に圧倒された。臨場感が凄い!信と羌瘣とのオリジナルシーンも見どころ!前作以上に劇場で観たい作品です」と太鼓判を押し、吉沢は「とてつもないスケールであっという間に観終わってしまった。アクションが凄い! パワーが宿ってその世界観に説得力がある。やっぱり山﨑賢人スゲー!」と興奮を隠せない様子。「“伍”のメンバーの皆さんも本当に素敵で、どこを切り取っても半端なかった。公開をぜひお楽しみに!」とアピール。
山﨑も「2時間14分ずっと面白くて、何度も泣きそうになった。映像も音響もスケールアップして。自分が出ているのを忘れてしまうくらい没頭しました」と感激しきり。
映画でもテーマとなっている“チームワーク”。撮影現場でもそのチームワークが発揮されていたようで、三浦が「山﨑賢人が“信”すぎる!まんまなんです。現場でも彼がいると和みますし、信が頑張っているから俺らも頑張ろうと思えて、引っ張ってもらった」と山﨑に感謝。清野も「本当に信らしくて。毎日笑顔でいられました」と同調していた。
「前作よりパワーアップしている、熱い作品!」と声を揃える登壇者たちの思いこもった作品の公開を期待し報告会を終了した。
『キングダム2 遥かなる大地へ』
<ストーリー>
これが天下の大将軍への第一歩だ―― 信は、漂の想いを胸に初陣に挑む!
時は紀元前。春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児として育った信(しん)(山﨑賢人)は、王弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・嬴政(えいせい)(吉沢亮)に出会う。天下の大将軍になると一緒に誓いながらも死別した幼馴染の漂(ひょう)とうり二つの国王に力を貸し、河了貂(かりょうてん)(橋本環奈)や山の王・楊端和(ようたんわ)(長澤まさみ)と共に王宮内部に侵入する。信は立ちはだかる強敵を打ち破り、みごと内乱を鎮圧。玉座を奪還することに成功した。しかし、これは途方もなき戦いの始まりに過ぎなかったー
半年後、王宮に突如知らせが届く。隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始した。秦国は国王嬴政の号令の下、魏討伐のため決戦の地・蛇甘平原(だかんへいげん)に軍を起こす。歩兵として戦に向かうことになった信は、その道中、同郷の尾平(びへい)(岡山天音)と尾到(びとう)(三浦貴大)と再会。戦績もない信は、尾兄弟に加え、残り者の頼りない伍長・澤圭(濱津隆之)と、子どものような風貌に哀しい目をした羌瘣(きょうかい)(清野菜名)と名乗る人物と最弱の伍(ご)(五人組)を組むことになってしまう。魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される軍略に優れた戦の天才・呉慶(ごけい)将軍(小澤征悦)。かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・藨公(ひょうこう)将軍(豊川悦司)。信たちが戦場に着く頃には、有利とされる丘を魏軍に占拠され、すでに半数以上の歩兵が戦死している隊もあるなど戦況は最悪。完全に後れを取った秦軍だったが、信が配属された隊を指揮する縛虎申(ばくこしん)(渋川清彦)は、無謀ともいえる突撃命令を下すー
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉 原泰久
音楽:やまだ豊
出演:山﨑賢人
吉沢 亮 橋本環奈 清野菜名
満島真之介 岡山天音 三浦貴大 濱津隆之 真壁刀義 山本千尋
豊川悦司
髙嶋政宏 要 潤 加藤雅也 高橋 努 渋川清彦 平山祐介
玉木 宏 小澤征悦 佐藤浩市
大沢たかお
主題歌:Mr.Children 「生きろ」(TOY’S FACTORY)
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
クレジット表記:©原泰久/集英社 ©2022 映画「キングダム」製作委員会
公開:2022年7月15日(金)
☆公式サイト
http://kingdom-the-movie.jp
☆公式Instagram
https://www.instagram.com/kingdom_movie/
☆公式Twitter
https://twitter.com/kingdomthemovie
2022年7月15日(金)夢の続きが始まる!!