映画『キングダム2 遥かなる大地へ』のワールドプレミアが、6月30日、TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、共演の吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、玉木宏、小澤征悦、佐藤浩市の豪華キャストと、佐藤信介監督が登壇した。
2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在も連載中の大人気漫画を原作に、実写映画化。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く。本作は2019年4月19日に公開し大ヒットした映画『キングダム』の待望の続編。
前作に続き、信を山﨑賢人、信・嬴政の盟友である河了貂(かりょうてん)を橋本環奈、秦の六大将軍王騎(おうき)を大沢たかおという超豪華キャストに加え、今作のキーパーソンであり、華麗な剣技を披露する羌瘣(きょうかい)を清野菜名、信と羌瘣とともに戦う運命共同体“伍”のメンバー、尾平役の岡山天音、尾到役の三浦貴大、澤圭役の濱津隆之、そして今作で総大将・麃公(ひょうこう)将軍を豊川悦司が演じ、監督は佐藤信介が続投した。
会場が暗転すると、登壇者15人が登場し真赤な階段を降りてくると会場は大きな拍手で包まれた。
満席の会場を見渡し、吉沢は「前作よりスケールやアクションがパワーアップした『キングダム』を皆さまにお見せできるということで凄くワクワクしています。観終わったあと、どんな顔をしてかえるのか想像してにやけるくらい素晴らしい作品になっています」と自信たっぷりに挨拶。
ここだけは注目してほしいシーンを問われると、山﨑は「見どころはいっぱいあるんですが、1つだけなら・・・」と言い、「原作の原泰久先生が今回も映画のオリジナルとして携わってくださったんですが、羌瘣(きょうかい)と信がまた違った関わり方をしてくるんです。そこで言う信のセリフが僕は凄く好きで、あれだけの熱量と真っ直ぐさで出会ったばかりの羌瘣にああいう言葉を掛けられるのは凄いなと思って。その言葉が観ている皆さんにも伝わったらいいなと思って臨みました」と熱く語る。「見どころはいっぱいあるんですが、1つだけなら・・・」と伝えた。
清野も「自分的には心情をどう整理しようかと悩んだシーンではありますが、信が本当に素敵な言葉を掛けてくれて羌瘣の内面が変化するところでもあるので、ぜひ見ていただきたいです」と同調。
他にも羌瘣と尾平のシーンを挙げた清野。「予告にも出てきますが、羌瘣が尾平に『無理じゃない、だってお前はまだ生きてるじゃないか!』と叫ぶシーンがあるんですが、羌瘣の人間的部分の変化もあり、アクションもたくさん詰まっている志位―ンになっているので、ぜひ楽しみに観ていただければ」とアピールした。
吉沢は「色々ありすぎて、なかなか絞れない・・・」としながらも、「新キャストの皆さんが原作のキャラクターの再現度が本当に凄くて。実写ということで生身の人間として、漫画のキャラクターを見事に再現している。僕の役は基本的に王座にずっといるので、戦場の様子は知らなかったんですが、完成作品を観たら本当に凄かった。全開の戦いとはレベルが違うので、是非チェックしてほしいです」と興奮ぎみに語った。
また、山﨑の戦闘シーンについて感想を聞かれると、吉沢は「凄い!」と一言。「やっぱり凄い! もちろん、漫画原作なのでありえないような動きもするんです。でも賢人が信になり切って体の全細胞を使っていることによって、本当にそういう動きを実際にしているんじゃないかなと思ってしまうし、見える。その説得力が凄かった」と大絶賛。
吉沢の言葉に、山﨑は「本当に嬉しいですね。ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべた。
一方の橋本は「今回、私は戦場に行っていないので、皆さんが体を鍛えたり、アクションの練習をされているのを見守っていただけですが、スタジオの緊張感が凄くて。アクションはカッコいいけど、アクションだけじゃなき、そのストーリーに深見があるので、そこにも注目してほしいですね」とニッコリ。
中でも緊張が大きかったという吉沢。橋本が「皆が見つめる中のあの長台詞。私だったらイヤですね(笑)」と言うと、吉沢は「ハンパじゃなかったですよ。大先輩の(俳優の)皆さんが(王様の)僕にひざまずいているんでですよ。声が震えました」と振り返っていた。
豊川は「やっぱり(見どころは)俺かな?」と自信満々に答え、会場の笑いを誘い、「付けヒゲ、付けまつ毛、そしてもう一つ何を付けていたでしょうか?」と声をかけ、期待をあおった。
最後に佐藤監督は「日本の時代劇とは違う、破格なものが眠っている作品。この公開が1つのターニングポイントになれば」と目を輝かせ、山﨑は「『こんな日本映画観たことない』 とよく言いますが、(それは)これだったんだ!と思いました。本当に凄いものができました。仲間たちの絆だったり、原作にある『戦は数じゃねぇ、人だ』というセリフがあるんですが、素敵な方々みんなと一緒に熱量込めて作ったことが本当に嬉しくて、自分もパワーをもらっている作品。観ていただいた方々にも元気になってもらえると思います。この暑い夏を体は水分補給をして、心は『キングダム』で燃やして熱く盛り上がっていただきたいです」と心を込めてメッセージを送りイベントを締めくくった。
『キングダム2 遥かなる大地へ』
<ストーリー>
これが天下の大将軍への第一歩だ―― 信は、漂の想いを胸に初陣に挑む!
時は紀元前。春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児として育った信(しん)(山﨑賢人)は、王弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・嬴政(えいせい)(吉沢亮)に出会う。天下の大将軍になると一緒に誓いながらも死別した幼馴染の漂(ひょう)とうり二つの国王に力を貸し、河了貂(かりょうてん)(橋本環奈)や山の王・楊端和(ようたんわ)(長澤まさみ)と共に王宮内部に侵入する。信は立ちはだかる強敵を打ち破り、みごと内乱を鎮圧。玉座を奪還することに成功した。しかし、これは途方もなき戦いの始まりに過ぎなかったー
半年後、王宮に突如知らせが届く。隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始した。秦国は国王嬴政の号令の下、魏討伐のため決戦の地・蛇甘平原(だかんへいげん)に軍を起こす。歩兵として戦に向かうことになった信は、その道中、同郷の尾平(びへい)(岡山天音)と尾到(びとう)(三浦貴大)と再会。戦績もない信は、尾兄弟に加え、残り者の頼りない伍長・澤圭(濱津隆之)と、子どものような風貌に哀しい目をした羌瘣(きょうかい)(清野菜名)と名乗る人物と最弱の伍(ご)(五人組)を組むことになってしまう。魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される軍略に優れた戦の天才・呉慶(ごけい)将軍(小澤征悦)。かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・藨公(ひょうこう)将軍(豊川悦司)。信たちが戦場に着く頃には、有利とされる丘を魏軍に占拠され、すでに半数以上の歩兵が戦死している隊もあるなど戦況は最悪。完全に後れを取った秦軍だったが、信が配属された隊を指揮する縛虎申(ばくこしん)(渋川清彦)は、無謀ともいえる突撃命令を下すー
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉 原泰久
音楽:やまだ豊
出演:山﨑賢人
吉沢 亮 橋本環奈 清野菜名
満島真之介 岡山天音 三浦貴大 濱津隆之 真壁刀義 山本千尋
豊川悦司
髙嶋政宏 要 潤 加藤雅也 高橋 努 渋川清彦 平山祐介
玉木 宏 小澤征悦 佐藤浩市
大沢たかお
主題歌:Mr.Children 「生きろ」(TOY’S FACTORY)
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
クレジット表記:©原泰久/集英社 ©2022 映画「キングダム」製作委員会
公開:2022年7月15日(金)
☆公式サイト
http://kingdom-the-movie.jp
☆公式Instagram
https://www.instagram.com/kingdom_movie/
☆公式Twitter
https://twitter.com/kingdomthemovie
2022年7月15日(金)夢の続きが始まる!!