映画『キングダム2 遥かなる大地へ』の大ヒット御礼舞台挨拶が7月25日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、共演の清野菜名、真壁刀義と、佐藤信介監督が登壇した。
2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在も連載中の大人気漫画を原作に、実写映画化。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く。本作は2019年4月19日に公開し大ヒットした映画『キングダム』の待望の続編では“蛇甘平原の戦い”を描く。
前作に続き、信を山﨑賢人、信・嬴政の盟友である河了貂(かりょうてん)を橋本環奈、秦の六大将軍王騎(おうき)を大沢たかおという超豪華キャストに加え、今作のキーパーソンであり、華麗な剣技を披露する羌瘣(きょうかい)を清野菜名、信と羌瘣とともに戦う運命共同体“伍”のメンバー、尾平役の岡山天音、尾到役の三浦貴大、澤圭役の濱津隆之、そして今作で総大将・麃公(ひょうこう)将軍を豊川悦司が演じ、監督は佐藤信介が続投。
7月15日に公開し、24日までの10日間で、動員155万人、22.7億を突破!!大ヒットを記録し、まさに “キングダム旋風”が映画界を席巻中だ。
この日は、事前に公式サイトSNSで応募した質問に登壇者が答えることに。
信は漂との約束を原動力に生きていることにちなみ、「自身が撮影を頑張れる原動力は何か?」と問われた山﨑は、「もともと原作が好きで、これを映像化出来たら嬉しいと思っていたので、作品自体からパワーをもらっている」とし、「自分1人だけじゃなく、監督含め、キャスト、スタッフのみんなで夢を追いかけているんだと思うと頑張れる。それが原動力になっていると思います」と答えた。
同じ質問に、清野は「賢人くんですね。賢人く演じる信でした」と即答。「羌瘣はかなり体力が必要な役で大変だったんですが、毎日毎日大きな声で皆さんを引っ張ってくれて、いつも明るくて笑顔でいる賢人くんの姿を見ていると、(自分も)もっと頑張ろうという気持ちにさせてもらえた。賢人くん、本当にありがとう」と感謝の気持ちを口にする。
その言葉に、山﨑は「1人だけ女性だったのに気を遣わず、男だらけの現場でも楽しく撮影できたのは菜名ちゃんの人柄だと思います」と笑顔で清野を称える。
信たちとは異なる最強の「伍」の伍長となる屈強な男・沛浪(はいろう)を演じた真壁は、「オレは一応プロレスラーなんですよ」と前置きをしながら、「この作品で、プロレスラーはダメじゃないと思わせたかった。でも、(出演者たちが)錚々たるメンバーで飲まれそうになったが、ここで引いちゃいけねぇなと思ってどんどん自分を出していきましたね。演技は100%だよね」と胸を張ると会場からも大きな拍手が送られた。
監督は「外食は一切できず、ホテルと撮影現場の往復でした。でも、ホテルの大浴場があって、みんなで入っていました。ある夜、浴場に行ったら1人で山﨑くんが入っていたこともあった。ほぼ毎日入っていて、明日も頑張ろうという原動力でしたね」と束の間の癒しの時間を明かしていた。
撮影に向けての努力を問われると、山﨑は「成長した信でいるために、早めの段階からアクションの練習を始めて、乗馬の練習もたくさんしました」とし、「漂を亡くした悲しみを乗り越えて、みんなを引っ張っていける信。強く優しく、たくましい信を演じようと思いました」と役への意気込みを語り、「(アクションでは)全身筋肉通でしたけど、それを吹っ飛ばすのが信!」と笑顔を見せる。
アクションに苦労したという清野は「今までやったことのないアクションで、家で電子レンジを回しているときも、腰を八の字に回したりして体に染みこませていました」と振り返る。そんな清野を監督は「女優というより、アクションチームの一員になっていましたね」と清野のアクションに太鼓判を押す。
そんな二人を真壁は「俺はプロレスラーなんだから、運動神経がいいに決まっているんだよ。それでも羌瘣は坂道を駆けても俺を抜いていくし、俺のほうが息が切れていて。本当にびっくりした。本当にスゲーかんな!」と絶賛。
突撃の号令のあと、信が1人で駆け出すシーンについても話が及び、真壁は「いい加減にしろよ信お前!(と言う感じで)。信が本当にスゲー! 生き切れてないな!とみんなで見てたんだよ!」と息巻くと、清野も「速すぎて、『ちょっと待って!』と叫びたくなりました」と。
当の山﨑は「俺はこの世で一番足が速いんだぞと思って走っていた。みんなから『マジでやめてくれよ』と言われているなか、山﨑としては『申し訳ないな』と思いつつ、信としては『関係ねぇ!』という気持ちでとにかく真っ直ぐ進んでいきました。本能で走っていました」と吐露。「信は結構本気で走っているんですが、本気で走ったと思ったあとから加速できた。限界突破はマインド、心次第なんだなと思いました」と、新たな発見に満足気な表情を浮かべた。
最後に山﨑が「本当にたくさんの人に観ていただけて、本当に嬉しく思っています。自分も信を演じて強何か近いものを感じて頑張ることができました。皆さんも絶対誰かに自分に近いものを感じて、明日から頑張ろうと強く思える作品です。とにかく楽しんでこの夏を熱く『キングダム』で乗り切ってもらえたら嬉しいです」とメッセージを送り、鏡開きで大ヒットを祝い舞台挨拶を終了した。
『キングダム2 遥かなる大地へ』
<ストーリー>
これが天下の大将軍への第一歩だ―― 信は、漂の想いを胸に初陣に挑む!
時は紀元前。春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児として育った信(しん)(山﨑賢人)は、王弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・嬴政(えいせい)(吉沢亮)に出会う。天下の大将軍になると一緒に誓いながらも死別した幼馴染の漂(ひょう)とうり二つの国王に力を貸し、河了貂(かりょうてん)(橋本環奈)や山の王・楊端和(ようたんわ)(長澤まさみ)と共に王宮内部に侵入する。信は立ちはだかる強敵を打ち破り、みごと内乱を鎮圧。玉座を奪還することに成功した。しかし、これは途方もなき戦いの始まりに過ぎなかったー
半年後、王宮に突如知らせが届く。隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始した。秦国は国王嬴政の号令の下、魏討伐のため決戦の地・蛇甘平原(だかんへいげん)に軍を起こす。歩兵として戦に向かうことになった信は、その道中、同郷の尾平(びへい)(岡山天音)と尾到(びとう)(三浦貴大)と再会。戦績もない信は、尾兄弟に加え、残り者の頼りない伍長・澤圭(濱津隆之)と、子どものような風貌に哀しい目をした羌瘣(きょうかい)(清野菜名)と名乗る人物と最弱の伍(ご)(五人組)を組むことになってしまう。魏の総大将は、かつての秦の六大将軍に並ぶと噂される軍略に優れた戦の天才・呉慶(ごけい)将軍(小澤征悦)。かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進の豪将・藨公(ひょうこう)将軍(豊川悦司)。信たちが戦場に着く頃には、有利とされる丘を魏軍に占拠され、すでに半数以上の歩兵が戦死している隊もあるなど戦況は最悪。完全に後れを取った秦軍だったが、信が配属された隊を指揮する縛虎申(ばくこしん)(渋川清彦)は、無謀ともいえる突撃命令を下すー
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉 原泰久
音楽:やまだ豊
出演:山﨑賢人
吉沢 亮 橋本環奈 清野菜名
満島真之介 岡山天音 三浦貴大 濱津隆之 真壁刀義 山本千尋
豊川悦司
髙嶋政宏 要 潤 加藤雅也 高橋 努 渋川清彦 平山祐介
玉木 宏 小澤征悦 佐藤浩市
大沢たかお
主題歌:Mr.Children 「生きろ」(TOY’S FACTORY)
原作:「キングダム」原泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
クレジット表記:©原泰久/集英社 ©2022 映画「キングダム」製作委員会
公開:2022年7月15日(金)
☆公式サイト
http://kingdom-the-movie.jp
☆公式Instagram
https://www.instagram.com/kingdom_movie/
☆公式Twitter
https://twitter.com/kingdomthemovie
2022年7月15日(金)夢の続きが始まる!!