映画『キングダム』の大ヒット御礼舞台挨拶イベントが、4月28日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の山﨑賢人と、共演の吉沢亮、坂口拓が登壇した。
紀元前、中国・春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、後の秦の始皇帝となる中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原秦久/集英社)。この大ヒット漫画を佐藤信介監督の手で実写映画化。主人公の信(しん)役を山﨑、漂(ひょう)・嬴政(えいせい)役の二役を吉沢、楊端和(ようたんわ)役に長澤、河了貂(かりょうてん)役に橋本、政の異母弟で反乱を起こす・成きょう役を本郷、将軍・王騎(おうき)役に大沢たかお、他豪華キャストが集結した。
4月19日より公開し、昨日27日までの観客動員が100万人、興行収入が14億円を突破するという超大ヒットスタートを切った本作。原作ファンからも好評価を受け、原作を見ていない観客からは95.5%の満足度という数字が出たことに、山﨑と吉沢は「スゲー!スゲー!」と目を丸くし驚きを隠せない。吉沢は「俳優仲間から『心が震えた』と嬉しい言葉をもらいました」と喜びを表した。
本作について、山﨑は「僕の代表作になると思うくらい熱いものがある」と語ると、吉沢も「役者としてのターニングポイントになればいい」と目を輝かせる。そんな本作の魅力を「熱い!」「熱量!」と言う山﨑。「ずっと全力でやってきた。人間たちの物語も熱いです。それぞれの持っているものの熱さがぶつかりあっています」と続けると、吉沢も「死ぬか生きるか極限にある熱量。登場人物がみんな魅力的なんです」と、力強くアピールした。
そんな本作の魅力の一つでもあるアクション。特にクライマックスに見せる信と左慈との戦いは息のむほど。ここで、王弟側の剣豪・左慈を演じた坂口が登場。吉沢と山﨑と硬いハグを交わすと、「現代の忍者です」と言って会場を沸かす。
10分間の長回しで撮影した戦いのシーンは、アクションではなく“本気”と語る山﨑と坂口。型を決めずに本気でぶつかりあったそうだが、山﨑は「(自分は)主人公だけど、死んじゃうんじゃないかな・・・と思うくらいだった」と語ると、アクション指導も務める“本職”の坂口に「こんなに本気になったのは初めてだった」と言わしめた。
舞台上でナイフをかわす動作を実際に披露したり、劇中の左慈の表情とは違い終始温和な雰囲気で話す坂口に、山﨑も吉沢も頬がゆるみっぱなし。二人が「修行のシーンがお気に入り」と話すと「あれは凄くいいね!型なんか外したほうがいい。自由でいいんだよ!」と太鼓判を押す。山﨑の殺陣についても「(山﨑は)信と似ていて真っ直ぐなんです。だから剣にも迷いがない。ブレのない思いが剣に乗っているんです」と絶賛。
そして、山﨑から坂口へ「アベンジャーズと戦ったら勝てるか?」とお茶目な質問が。坂口は「まずはアイアンマンからいこうか。中の人を倒せばいいんだからね。でもハルクはちょっとイヤかな(笑)。とにかくスーツに着替える前、変身する前に倒しますね」と自信満々に答えていた。
映画『キングダム』本編映像
映画『キングダム』
公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp/
全国東宝系にて大ヒット公開中!