12月6日丸の内TOEI①にて、映画『キセキ ―あの日のソビト―』の完成披露舞台あいさつが行われた。
登壇したのは、W主演の松坂桃李と菅田将暉、忽那汐里、横浜流星、成田陵、杉野遥亮の豪華俳優陣に加え、メガホンをとった兼重淳監督。
今作は、日本の音楽シーンに欠かすことのできないヒットメーカーGReeeeNのデビューまでの実際に起こった物語を映画化したもので、注目を集めている。
後方扉から客席の間を通って登壇!会場は割れんばかりの歓声!!
まずは、バンドグリーンボーイズのプロデューサーでヒデの兄でもあるジンを演じた松坂よりあいさつ「皆さん本当に集まっていただきありがとうございます。嬉しいです。いよいよ皆さんに初のお披露目ということで緊張もしているのですが、これを機に皆さんの感想をSNSで拡散していただけたらなと思います。皆さんの力を借りたいです。よろしくお願いします。」とほほ笑んだ。
グリーンボーイズのリーダーでジンの弟ヒデを演じた菅田からは「はじめまして、菅田将暉です。ここに立っていることが嬉しいです。短い時間ですがよろしくお願いします!」と嬉しそう。
ヒデの運命の恋人理香を演じた忽那は「今日はこの映画を楽しんでくれたらなと思います。ありがとうございます。」と清々しい表情だった。
グリーンボーイズのメンバーで、ヒデとは予備校時代からの付き合いのナビを演じた横浜 は「ナビ役を務めました、横浜流星です。短い時間ですが、楽しんでいってください。」
グリーンボーイズのメンバークニを演じた成田は「人生初の舞台あいさつで、テレビで向こう側の景色しか見たことがなかったんですけど、こんな感じなのかと思って楽しい気持ちでいます。今日は短い時間ですがよろしくお願います。」と緊張しながらも嬉しい気持ちを語った。
映画初出演の杉野からは「初めまして杉野遥亮です。時間が少ないんですけど、できるだけ映画の話ができたらいいなと思っています。よろしくお願いします。」と初々しくあいさつ。
最後に兼重監督より「こんばんは、ご来場いただきましてありがとうございます。兼重です。よろしくお願いします。」と引き締まった表情だ。
実在する人物を演じるにあたって、GReeeenのプロデューサージンさんとリーダーヒデさんと主演の二人と食事会をしたという。菅田は「なんか似てるんですよね、ヒデさんと桃李くんが。ネイチャー感とうか・・・山(松坂「山」)川(松坂「川」)風(松坂「風」)松坂(松坂「松坂」)自然物感(松坂「自然物感、うん」)そして、動物的嗅覚的なところが似ているなーっと思いました」と二人の掛け合いに会場から笑いが起きた。また、「あまり言ってはいけないんだけれども・・・」と前置きをして「クニさんはね、成田に似てる。一番似ているかもしれない!」という言葉を受けて、成田が「ご本人たちが見た感想を聞いてみたいですね。」と目を輝かせた。
劇中の写真を見ながらのトークでは、兄弟げんかのシーンを紹介。過去4回共演している松坂と菅田だが、兄弟役を演じるにあたって、何か話し合いなどをしたのか?という質問に対して、松坂は、「兄弟役って空気感が難しいと思うんですけど、そういう相談とか不安とか、兄弟役だからコミュニケーション取らなきゃとか全くなかったんですね、これは菅田だったからだと思います。初めて共演したのは『王様と僕』という作品の時にあった何気ないシーンで感じたザワっとした感覚を思い出すシーンで印象的なシーンですね。」という言葉を受け、菅田は「このとき僕は捕まれるんですけど、あざになりまして、一週間くらい治らなかったんですけど、そんなに強かったんだってことを気づかなかったんですよ。それって結構いい傾向だなって思いましたけどね。なんか痛いなって。3日後ぐらいに、あ、あれか・・って。」と語ると、松坂が「ごめん」と一言。「謝られても痛みは消えない」と菅田の言葉に会場からは笑いが漏れた。また、監督からも「手を抜かないので衣装が開いたりした」と暴露されると、「それは言い過ぎじゃないですか?」という松坂に向かって「暴走機関車でしたよ。」と菅田にくぎを刺される松坂に会場は笑いに包まれた。
劇中で結成されているグリーンボーイズは、劇中のメンバーそのままでGReeeenの楽曲をカバーしてCDデビューすることになっており、さいたまスーパーアリーナでの公演も決定している。
映画の題名「キセキ」にかけて、2016年に起こった「奇跡」は?という質問に全員でフリップに書いて紹介した。
松坂は「結婚」と書かれたフリップを出すと、会場から「え?え??」と不安の声が沸く中、菅田が「有田さんのパターン?」と前日にTV番組で有田哲平が結婚報告をしたことに例えると、松坂が「この度!!とかいうのではなくて、僕が共演した相手役の女優さんがことごとく電撃結婚するっていう。最初は『梅ちゃん先生』の堀北真希さんに始まり、今年でいうと木村文乃さんが電撃結婚しました。」というと、菅田がすかさず「縁結びの神。松坂桃李は縁結びの神」とつっこむと、会場は笑いが起き、ファンも安堵した。
菅田は、「今ここにいること」について「16歳のころライダーのオーディションが東映さんであるって聞いて、ここのビルに受けに来て合格したんです。で、始めたこの世界で桃李くんが戦隊やっていて、その二人の主演した映画がここで公開って激アツだなって。」と感激を現した。
忽那の奇跡は、「財布が見つかった」ということで、「人生ではじめて財布を落としちゃって、京都で落としちゃったんですけど、どこで落としても同じなんでしょうけど、パニックを起こしてしいたら、交番に届いていたんです。そのあと拾ってくださった方に後日お礼しに行きました。」と驚きの話を披露。
横浜は「この作品に出演できたこと。僕本当にGReeeenさんのファンで、初めて買ったCDも『塩コショウ』っていうアルバムで、『ルーキーズ』っていうドラマで『キセキ』を知って、GReeeenさんを知って好きになって、その時のことを考えると、今こうしているのが奇跡だと思います。」と素敵な話を聞かせてくれた。
成田の奇跡は「耳の裏」で、「耳の裏をピッカピカしたらお金が貯まる聞いて、その日にお風呂でゴッシゴシ洗って、翌日タクシーで10円拾った!(会場笑)その次の日に1円拾った」と自慢げに胸をはって話したところ、菅田から「耳の裏を綺麗にすると11円になるんだ」とつっこみに会場が爆笑。しかし、そのお金は運転手さんに返したとも。
杉野の奇跡は「横浜くんとかぶってしまうんですけど、もともと僕もGReeeenさんのファンで、この映画に出演できたこともそうなんですけど、カバーしてデビューさせていただけるというのも2016年最大の奇跡だったなって思いました。」と素敵な話が聞けた。
監督の奇跡は「今日この時」として、「まるかぶりです。」と一言。「この作品をやらせていただいて素敵な俳優さんたちとご一緒できて、それがCDデビューとか大きな話に発展していったのが奇跡だと思っています」という言葉で締めた。
最後に主演二人から挨拶。菅田から「今日は本当に来てくださりありがとうございました。僕らGReeeenさんに敬意を表して一生懸命作りました。“二兎追うものは二兎を得た”この実話が本当にあったということが僕ら演じながら勇気をもらえました。楽しんでいただけるとありがたいです。今日はありがとうございました。」と感謝の言葉を述べた。
続いて松坂より「みなさん今日は本当にありがとうございました。とても心が温かくなるハートフルな作品です。菅田もいいましたが、勇気をもらえる作品だと思います。僕は完成した作品を見て、本当に今自分がやっていること、これからやろうとしていること、自分で選択したからこそそれが正解なんだと後押しされたような気持になりました。皆さんも何か受け取ってもらえたら幸いです。今日はありがとうございました。」と熱い言葉でこの会を締めた。
『キセキ ―あの日のソビト―』
<ストーリー>
歯医者も歌も、どっちも本気!前代未聞の覆面ボーカルグループ!誰もが知る名曲の誕生にまつわる“軌跡”と“奇跡”を描いた“輝石”の物語。
厳しい父の反対を押し切り家を飛び出したミュージシャンの兄ジン。父の想いを受け、歯医者を目指す弟ヒデも、仲間とともに音楽の魅力に引き寄せられていた。音楽に挫折し、弟たちの才能を知ったジンは、そんな彼らに自らの夢を託すことを決意する。
歯医者はやりたい、歌もやりたい。でも恐ろしい父には絶対に言えない――。彼らがとったありえない秘策。それは前代未聞の顔出しなしのCDデビューだった・・・。
出演:松坂桃李/菅田将暉/忽那汐里/平祐奈/横浜流星/成田凌/杉野遥亮/
早織/奥野瑛太/野間口徹/麻生祐未/小林薫
監督:兼重淳
脚本:斉藤ひろし
音楽:GReeeeN
主題歌:GReeeeN「ソビト」(ユニバーサル ミュージック)
プロデューサー:小池賢太郎
音楽プロデューサー:JIN
製作:「キセキ -あの日のソビト-」製作委員会
製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ
配給:東映
公式HP:http://kiseki-movie.com/
公式Twitter/Instagram:kiseki_movie
公式facebook:facebook.com/kiseki.sobito
2017年1月28日(土)全国公開!!