「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にてグランプリに輝いた藤本洸大が、現在公開中の映画『恋わずらいのエリー』でスクリーンデビュー! 主演の宮世琉弥演じるオミくんの中学時代の同級生・青葉洸として出演し、オミくんをライバル視する役どころを見事に演じ切った。
撮影時はリアルに高校生だったという藤本さん。今春高校を卒業し、4月から新たな生活がスタートする。俳優人生も始まったばかりで不安や緊張も多いと言うが「今は、挑戦!」と目を輝かす。そんな彼が、初めての映画現場を振り返りながら、俳優としての夢や意気込みを語ってくれた。
― 映画スクリーンデビューおめでとうございます。まず映画出演が決まったときのお気持ちと、原作や台本を読んだときの感想をお聞かせいただけますか?
出演が決まったときは純粋に嬉しかったです。事務所に入ってまだ日も浅いのでドラマから少しずつ始めていくのかなと思っていたら、いきなり映画だったので驚きも大きかったです。少女漫画のキラキラ系の作品に憧れがあって、まさか出演できるとは思ってもいなかったので本当に嬉しかったです。
以前から少女漫画を読むことはありましたが、『恋わずらいのエリー』はまだ読んでいなかったので、出演が決まってから全巻買って読みました。SNSは現代ぽいし、妄想や人間のリアルな感情を描いていて、今まで読んだ少女漫画とは少し違った感じがしました。そんな中でキュンキュンする部分もいっぱいあったので、新鮮だなと感じました。
― 藤本さんが演じる青葉は主人公のライバルとなる役ですが、キャラクターをどのように捉えて演じましたか?
表と裏の部分があるオミくん。彼の表の部分を、実は取り入れていました。なので、キラキラというほどではありませんが、(自分も)ちょっと笑顔を振りまく感じを意識しました。青葉くん自身も苦労したことがあって、それを隠して笑顔の姿をオミくんに見せていたんです。そして、オミくんと再会してライバルとして戦えることに興奮する部分もあります。演じるうえではオミくんを意識するというより、テニス一筋でやってきた青葉くんなので、(青葉くんになりきるために)撮影前には走り込みをしてウォーミングアップをして、試合の観客の雰囲気を感じながら臨みました。
― 実際にテニスの試合はやらなかったのですか?
すごくやりたかったんですけど、そのシーンはありませんでした。僕はずっとサッカーをやってきたので、今度はテニスができるのかなと思っていたんですけど(笑)。とは言っても、体育の授業でやった程度ですから、上手にはできなかったかもしれませんが(笑)。ちょっとやってみたかったです。
― 今後、チャンスはたくさんあると思いますが、普段から体力作りなどはされていますか?
最近ジムに通いはじめました。やっぱり体を動かすのっていいですね。ランニングマシンに初めて挑戦したら楽しくなっちゃって。毎回10キロ走ってるんです。膝が痛くなっちゃうんですけど。今、ちょっとだけハマってます(笑)。
― 若い世代の俳優さんが揃っていると思いますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
オミくんたちとは学校が違うので、そちらの雰囲気は実際わからないのですが、テニスの試合のシーンでは、エキストラの方々がたくさんいて、その中で2人で芝居をするので凄く緊張しました。でも、監督さんや宮世さん、スタッフの方たちも楽しい雰囲気作りで現場にいてくださったので、色々とお話もできて居心地よく過ごすことができました。
― ジュノンボーイコンテストでグランプリを獲得されて、事務所に入られて・・・これまでの経過を振り返って、今のお気持ちはいかがですか?
去年事務所に入ってわからないことだらけで不安もありましたが、オーディションや撮影の現場はとても新鮮で楽しいです。お芝居に関してはまだまだ課題がたくさんあるので、レッスンやオーディションでは悩むことも多く、自分の未熟さを痛感していますが、今はとにかく挑戦!と言う気持ちで頑張っています。
― 藤本さんが俳優になりたいと思われたきっかけは?
テレビに映る俳優さんを見てカッコいいなと思っていました。小さい頃はずっとサッカー選手になりたかったんです。本当に日本代表に入るんだ!という勢いのモチベーションでやっていたんですが、年齢が上がるごとに現実的なことを考えるようになってきて。将来何をやろうか考えている中で芸能界にも興味があったので、そのことを父に伝えたら“ジュノンボーイ”のオーディションに応募してくれたんです。そこでグランプリをいただいて、芸能事務所の方々から話をお聞きする機会がありました。俳優というのは様々な人を演じることができますし、当時の僕はいろんな経験をしたいと思っていて。チャンスがあるなら後悔したくないなと。自分の人生を豊かにしていく、その切符を今もらったんだから、俳優でやれるところまでやってみようと思いました。
コンテストのときはそこまで考えていませんでしたけど(笑)。
― 今、階段を駆け上がっていく途中だとは思いますが、あらためて俳優の魅力は何だと思いますか?
やはりいろんな経験ができて、それを形として残せることが凄く魅力的だと思っています。あと、人と関わることも多いし、凄く繊細で難しいことがたくさんある職業だと思います。俳優のレッスンを受けなかったらできなかった発言や行動、思考もあるし、お芝居から日常生活に影響を受けることもたくさんあって、人間的に非常に成長することができる。たくさんの人と関わることで、作品以外の面で得られることが大きいことも魅力だと思います。
― 具体的にどんな俳優さんに憧れていましたか?
最初に好きになった映画が佐藤健さん主演の『世界から猫が消えたなら』(2016年/永井聡監督)でした。その映画を観て、初めて作品について考えるようになったんです。事務所にもたくさん素敵な先輩もいますし、最近では父や母もドラマや映画に興味が出てきて、一緒に考察したり意見を言い合ったりしています。
― 目標にしている俳優さんはいらっしゃいますか?
あまり目標を作りたくないという気持ちもあるのですが、阿部寛さんのように50代になっても、俳優として活躍している姿を見ていると凄く楽しそうだなと感じていて。有名になりたいとかではなく、大人になってもお芝居やその環境を楽しめるような人間になりたいなと思っています。
― ところで、オミとエリーのキュンキュンする恋愛映画ですが、藤本さんご自身がキュンとする女の子のタイプは?
難しいですよね・・・(と、悩みつつ)、大人しい子も、活発な子も魅力的だと思います。僕ってけっこうひねくれているので、わがままですけど僕を理解してくれる方がいいんですが、ちゃんと意見も言ってほしいし。しっかり自分を持っていて笑顔が素敵な女性が魅力的です。髪はロングでもショートでもOKです!(笑)。
― そんな彼女とデートするとしたら?
「猫カフェ」がいいですね。僕、めっちゃ猫が好きなんですよ。
― 猫、飼ってるんですか?
飼ってます。ハチワレになってないんですけどね。けっこう太ってます(笑)。猫と遊ぶのがめちゃくちゃ好きなんです。
― では、今ハマっているのは猫ちゃんですね。 他にハマっているものはありますか?
行動経済学です。以前、心理学を勉強していたんですが、ちょっと心理学にも似ていて、心理学をより実践的にしたものだと思います。あとはサウナと猫です。
― それでは最後に、俳優としての意気込みと、映画『恋わずらいのエリー』をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
どんな作品に出てみたいというより、まずは自分の演技の基礎を固めて、土台作りを徹底的にやって、レベルアップさせていきたいです。正直、まだどこかに高校生気分の自分がいて、もしかしたら俳優としての自覚が足りないのかなと。東京に出たときには、しっかりとその自覚を持ち、目の前の課題に集中して、いま自分がやるべきことを着実にやっていきたいと思います。
『恋わずらいのエリー』は、原菜乃華さんが本当にまっすぐで、飛びぬけて面白いお芝居をされていて、対照的に宮世琉弥さん演じるオミくんのそのクールさにもキュンキュンできると思います。原作を読んでいなくても楽しめる映画になっています。ぜひ映画館で何度でもキュンキュンしてもらえたら嬉しいです。
【藤本洸大(Kodai Fujimoto)】
2005年10月6日生まれ。兵庫県出身。第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにてグランプリ受賞。3月15日公開の映画「恋わずらいのエリー」で俳優デビュー。
今春、高校を卒業後上京して、本格的に芸能活動をスタート!
撮影:ナカムラヨシノーブ
映画『恋わずらいのエリー』
♡STORY
学校イチのさわやか王子・オミくん(宮世琉弥)を眺めつつ、彼との妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー(原 菜乃華)。ところが、パーフェクトだと思っていたオミくんは、実は口の悪いウラオモテ男子だった!
しかも、超恥ずかしい妄想が彼にバレてしまい、絶体絶命の大ピンチ・・・のはずが、「その妄想、叶えてあげてもいーよ?」と、オミくんはエリーを面白がり、まさかの急接近!
最初こそオミくんの裏の顔にショックを受けたエリーだったが、彼の飾らない素の部分を知っていくうちに恋心も妄想も、さらに膨らんでいく。
さらに、オミくんをきっかけに、美少女だが現実の男子には興味がない同級生・紗羅(白宮みずほ)や、見た目はヤンキーだけど、一途に紗羅に想いを寄せる先輩・礼雄(綱 啓永)など、初めての友達ができてエリーは現実も妄想も絶好調!
そんなある日、ちょっと変わったクラスメイト・要くん(西村拓哉)にも“恋わずらいのエリー”であることがバレてしまう。
エリーに興味を持った要くんまで急に距離を詰めてきて、まさかの三角関係?!
果たして、オミくんとエリーの恋の行方は…?
♡原作:藤もも「恋わずらいのエリー」(講談社「デザートKC」刊)
♡出演:宮世琉弥 原 菜乃華 (W主演)
西村拓哉 白宮みずほ 藤本洸大 ・ 綱 啓永
小関裕太
♡監督:三木康一郎
♡脚本:おかざきさとこ
♡製作:「恋わずらいのエリー」製作委員会
♡配給:松竹株式会社
♡公開:2024年3月15日(金)
♡クレジット:©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社
♡公式HP: http://movies.shochiku.co.jp/lovesickellie
♡公式X/公式Instagram/公式TikTok :@_lovesickellie_
♡近江章(オミくん)LINE:@akira.ohmi
絶賛公開中!