Open Close

松重豊「韓国では僕の方が大谷翔平より有名らしい! 天狗になってます」 ユ・ジェミョンもサプライズで登場し感激!『劇映画 孤独のグルメ』初日舞台挨拶

DSC_9143

『劇映画 孤独のグルメ』の公開初日舞台挨拶が、1月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、監督・脚本・主演を務めた松重豊をはじめ、共演の内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、オダギリジョーが登壇した。

原作:久住之、作画:谷口ジローのハードボイルド・グルメ漫画を原作に、国内のみならず海外でも絶大な支持を得て、”グルメドキュメンタリードラマの金字塔”として大人気長寿ドラマシリーズとなった「孤独のグルメ」が、テレビ東京開局60周年特別企画として『劇映画 孤独のグルメ」として映画化。

本作は、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしらごろう)が、営業先で訪れた土地で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいものを独り自由に食す様子を淡々と描く。
作中で登場する店は街に溶け込むように年月を重ねた大衆食堂や個人店がほとんど。五郎が独りで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれる。

映画では、松重の他に内田有紀、磯村勇斗、塩見三省、村田雄浩、杏、オダギリジョー、そして韓国の名優ユ・ジェミョンが集結。第29回釜山国際映画祭【オープンシネマ部門】、第37回東京国際映画祭【ガラ・セレクション部門】と名だたる国際映画祭にも正式出品された。主題歌は、監督と兼ねてより親交のあった甲本ヒロト率いるザ・クロマニヨンズが、本作のために書き下ろした「空腹と俺」。映画と共にガツンと観客の腹を空かせる。

DSC_9073

上映後の満席の会場に「お腹空いたでしょ?」と声をかける松重。会場には松重が監修した“濃厚豚骨スープ味のポップコーンを手にしている観客も。「スーパーではスープも売ってますので(笑)」とさりげなくアピールし、笑いを誘った。

DSC_9092

この日は、これまで明かされてこなかった遠藤憲一の出演も解禁され、松重は「よく『ドラマ、観てますよ』と声をかけてくださるんですが、たまに『孤高のグルメ』・・・と言われることもあって」と苦笑い。「だったら『孤高のグルメ』を出してやれ!と思って(自分と)被っているキャラクターとして“善福寺六郎”を遠藤さんに演じてもらったんです」と説明。背格好も似ている二人だが、「遠藤さんが着ている衣装は僕が昔来ていた衣装なんですよ」と裏話も。

DSC_9106

DSC_9081

劇中で『孤高のグルメ』の助監督役を務めた磯村は「なかなかカチンコを持つことなんてないので、家でも練習しました。さすがに遠藤さんに向かってのカチンコは緊張して震えましたね」と述懐した。磯村の役にはモデルがいたそうで、松重は「助監督がロケハンしてお店を見つけてきてくれるんです。彼らが一番嬉しいのは僕らが実際に食べて『美味しかったよ』『プライベートでも行くね』という言葉なんですよ。それを中川と言う役を通じえて演じてもらったんです」と、スタッフへの思いものぞかせていた。

DSC_9068

DSC_9069

また、夫婦役を演じた内田とオダギリは今作が初共演。内田が「幸せな時間でした」と言うと、オダギリは「同い年なんですが、学生のころから(内田を)拝見していて、友達にもファンがいっぱいいるんです。今回その友達に嫉妬されました(笑)」と共演を喜んでいた。

DSC_9097

村田はドラマ版でも準レギュラーとして約13年前からシリーズに参加しているが、「あんまり出ているという実感がないなと思ったら3回くらいしか出ていないんですよ(笑)。でも、ドラマから配信、そして映画です!もう死んでもいい!」と映画出演に大興奮。村田の出演について、松重は「ラーメンを食べるシーンとかは、映画『タンポポ』をオマージュしているんです。村田さんは唯一『タンポポ』を感じさせてくれる人」と語っていた。

DSC_9116

DSC_9124

さらに、この日は韓国からユ・ジェミョンが本作の公開を祝って会場に駆けつけ、松重に花束を贈呈。日本では韓国ドラマ「梨泰院クラス」のチャン会長役としても知られているユ・ジェミョンの登場に大きな拍手が送られた。

松重は「釜山の入国管理局の方に親切にしていただいたことがあり、この(役の)人を映画に出したいと思って。それでユ・ジェミョンさんにラブコールを送ったんです」と経緯を説明。これまでも日本の映画や舞台にも出演経験があるというユ・ジェミョンだが、「あらためて出演できたことを大変光栄に思います」と挨拶。

DSC_9100

2人のやり取りは観ていて何度も笑ってしまう・・・と満足気の松重。内田も「間が・・・(笑)。本当に素晴らしいんですよね」と絶賛。シーンについてはほぼアドリブだそうで、松重は「言葉が通じなくてもお芝居は気持ちで通じるんだなと思った」と感慨。

現地ではユ・ジェミョンが日本のキャスト・スタッフをもてなしてくれたそうで、松重は「こちらはコンパクトな人数で、コンパクトな食事を取っていたので、かわいそうだと思ってご馳走してくださったんです。ウォンも高かったのでラッキー!って(笑)」とジョークを飛ばしながら、ユ・ジェミョンの心遣いにも感謝していた。

DSC_9137

今後、韓国でも公開が予定されている本作。松重は「韓国では、大谷翔平より僕の方が有名だと言われて、天狗になっています(笑)。なので、ブイブイ言わせてこようかと思います(笑)」と意気揚々と語り、本作のヒットを確信していた。

<ストーリー>
井之頭五郎は、かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼の連絡があり
飛行機の機内で腹を減らしながらフランス・パリへ向かう。
パリに到着し、空腹をいつものように満たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。
そこで、千秋の祖父である一郎から、
「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を集めて探して欲しい。」とお願いされる。
わずかな地名をヒントに、五郎も行って食材を探してみることにしたのだが…。
フランス、韓国、長崎、東京。究極のスープを求めて、五郎は世界へ漕ぎだす!
しかし… スープ探しのはずが、行く先々で様々な人や事件に遭遇。
次第に大きな何かに巻き込まれていく…。

大海原 ▶ サバイバル ▶▶ 謎の集団 ▶▶▶ 命の危機!?

「孤独のグルメ」史上最長のサバイバルロードムービー。

どうした…五郎!!

旅路の中で彼は気付く。
「腹が…減った!」

『劇映画 孤独のグルメ』
公開日:2025年1月10日(金)全国公開
監督:松重 豊
脚本:松重 豊  田口佳宏(「孤独のグルメ」シリーズ)
出演:松重 豊
内田有紀 磯村勇斗 村田雄浩 ユ・ジェミョン(特別出演) 塩見三省 / 杏 オダギリジョー
制作:共同テレビジョン FILM
主題歌:ザ・クロマニヨンズ「空腹と俺」
【公式サイト】https://gekieiga-kodokunogurume.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kodokugurume
【公式 X】https://x.com/tx_kodokugurume
【公式 Instagram】https://www.instagram.com/tx.kodokugurume/
【公式TikTok】https://www.tiktok.com/@tx_kodokugurume
撮影スケジュール:2023年9月~10月、2024年1月
コピーライト:©2025「劇映画 孤独のグルメ」製作委員会

2025年1月10日(金)、衝撃の劇映画化に「え?そこまでやるんだ。」