映画『こどもつかい』のスペシャルイベントが、5月17日、東京・イイノホールにて行われ、主演の滝沢秀明をはじめ、共演の有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、門脇麦と、清水崇監督が出席した。
本作は、「呪怨」シリーズで知られる清水崇監督が手がける、完全オリジナルストーリーのホラーエンターテイメント。“こどもの霊”を操る「こどもつかい」によって子どもが連れ去られ、帰ってきた子どもに遭遇した大人の命が奪われる、という怪事件を描く。謎の男・こどもつかい役を滝沢が務め、連続不審死事件の謎に迫る記者・江崎駿也役を有岡、駿也の恋人でふとしたことから子供に怨まれてしまう原田尚美役を門脇が演じている。
イベントの冒頭では、本編の一部映像が公開され、会場は恐怖の悲鳴が響きわたる。そこへ滝沢らが登場すると、さらに黄色い大歓声が会場を包み込んだ。今作で映画初主演を果たした滝沢は「みなさん、いろんな意味のキャーで大変ですね(笑)。でも、うれしいです」と笑顔を見せ、「今回、初めて映画の主演、ホラー映画も初めてで初めてづくし。挑戦の作品になりました」と目を輝かせた。
出演オファーを受けた当時を振り返り、「正直、『ホラー!?』と尋ねましたね。芸能生活でホラー作品に携わるとは想像もしていなかったので、本当に驚きました」としながらも、「清水監督と聞いてぜひやりたいと言ってお受けしました」と出演の決め手を明かす。そんな清水監督は「滝沢くんの映画初主演作がホラー作品でいいのか?と思いました」と躊躇もあったようだが、「(滝沢が)主人公を演じることで、どんなキャラクターになるか私自身わからなかったのですが、滝沢くんから『僕を好きに料理してください』という感じが伝わってきて。素晴らしい俳優さんだなと、キュンとしました(笑)」と称えた。
小学生の頃に清水監督の作品『呪怨』を観たという有岡は「この世の中にこんなに怖い映画を作る人がいるのかと思って・・・」と、本作の出演を喜ぶも、理由を聞かれしどろもどろ・・・。思わず滝沢から「こいつ、嘘ついてます!」とツッコまれ、清水監督も「子供役ですよね?」といじり会場を沸かせる一幕も。
有岡はこの出演をきっかけに滝沢と親しくなりたかったようだが、「撮影期間中にお近付きになれるんじゃないかなって思っていたけど、現場に行ってみると滝沢くんじゃなくて、“こどもつかい”がいたんです。それが不気味で全然近付けなくて、コミュニケーションを全く取れなかった」と告白。すると、滝沢は「ただの人見知りでしょ!? 現場で一言も喋ってないんですよ。僕はずっと待っていたんですけどね」と笑った。
さらに、門脇も恋人同士の役なのに有岡が(人見知りで)話さないので質問攻めにしていたのこと。「“好きな食べ物は何ですか?”“休日は何をしてますか?”聞いても、会話は一言で終わりました」と滝沢の言葉に同調。滝沢からも「冷たーい!」と責められ、タジタジの有岡だった。
それでも「見た目が大人っぽくなるようにしたり、新聞記者役のため自分がインタビューを受ける時、ボイスレコーダーやメモの取り方をチマチマチェックしていました」と役作りに努力をしていたと語っていた。
フォトセッションでは、ホラーメイクをした子供たちと一緒に撮影を。パネルを下ろしてしまう子供に滝沢が優しくフォローする姿も見られ、観客も嬉しそうに見守っていた。最後に滝沢が「暑い夏に撮影を頑張りました。この映画をどうぞよろしくお願いします」とPRし、イベントを締めくくった。
映画『こどもつかい』
【STORY】
新人記者の駿也は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”の噂。これは、事件なのか?呪いなのか?そして、駿也の恋人・尚美がふとしたことでこどもに怨まれ、“こどもの呪い”が現実に迫りくる。尚美を守るため呪いの核心に近づこうとする駿也だが、2人の前に現れたのは、謎の男“こどもつかい”。男の笛の音と共に、物影から、廊下の奥から、そして背後から、次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる・・・! “こどもつかい”とは何者なのか? 果たして2人は、この“呪い”と“怨み”から逃れることができるのか―。
滝沢秀明
有岡大貴(Hey! Say! JUMP) 門脇⻨
尾上寛之 河井⻘葉 田辺桃子 中野遥斗 玄理 山中崇 吉澤健 ⻄田尚美
監督:清水崇
脚本:フラシリィー・アン・山田、清水崇
音楽:羽深由理
製作:「こどもつかい」製作委員会
企画・配給:松竹
制作プロダクション:松竹撮影所 東京スタジオ
©2017「こどもつかい」製作委員会
公式サイト:http://kodomo-tsukai.jp/
6月17日(土)全国ロードショー