恋する女性が光って視える男と3人の女子大生が
「恋の定義」を巡って大論争を繰り広げる、文科系哲学恋愛映画
観客からの熱い声に応えてロングラン決定!
一度観ただけではわからないこだわりのポイントを語る!
「もっとたくさんの人に劇場で観て欲しい」
秋★枝氏による同名人気コミックを、神尾楓珠主演、西野七瀬ヒロインで映画化した『恋は光』が全国公開中!
原作は、“恋する女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、“恋って何だろう?”と「恋」の定義について考察する主人公たちに、ウルトラジャンプ連載時から共感の声が多く寄せられ話題となった、「恋は光」。“恋の光”が視える西条はある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で”恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に……。数千年もの間、人類誰しもが悩んできた「恋」を、果たして彼らは解くことができるのか―?そして、それぞれの恋の行方はー? “恋の光”が視える大学生・西条を演じるのは、いま最も注目を集めている俳優・神尾楓珠。西条にずっと片想いをしながらも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代を、西野七瀬が演じ、共演には、平祐奈、馬場ふみかが顔を揃える。脚本・監督は、『ももいろそらを』(13)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)と、美しい画作りが国内外から高く評価されている小林啓一。風光明媚な、情緒に溢れたロケーションは、原作の空気感を捉えている。
<イベントレポート>
【恋する女性が光って視える男】と【3人の女子大生】が【恋の定義】を巡って大論争を繰り広げる文科系哲学恋愛映画『恋は光』が6月17日の公開から1か月以上を経て、観客の熱い声に応える形でロングラン上映が決定!それを記念し、7月23日(土)、都内劇場にて「感謝御礼舞台挨拶」が開催され、主演の神尾楓珠と共演の西野七瀬、小林啓一監督が登壇し、映画を観た観客からの質問に答えた。
神尾さんは、本作で演じた西条と同じようにメガネ着用で登場し「毎回ですよね、この作品の舞台挨拶では」とニッコリ。劇中で地味な衣装が多かっただけに小林監督から「髪も伸びて、服もオシャレになって…(笑)」といじられていた。
神尾さん、西野さんの周囲でも本作を観た人たちからの反響は大きいようで、神尾さんは「地元の普段連絡を取らない友達も『観に行った』と教えてくれて『ありがとう』と返したら、七瀬ちゃん目当てだと言われました(笑)。僕らは世代なんでね」と笑いを誘いつつ「観てくれた人たちからは、いままでと全然違う役柄だけど、違和感がなくて『振り幅がある』と言ってもらえることもあって、嬉しかったです。『神尾楓珠ってこういう役もできるんだな』という声をSNSで見かけたりもしました」と嬉しそうに語る。
西野さんも「私も『観たよ』という連絡をもらってます。映画を観た直後に電話をかけてくれた子もいました。『良すぎた!』ってバーッとしゃべってくれて、メチャクチャ嬉しかったです」と語る。映画を観た人からは、西野さんが演じた、西条の幼なじみの北代を支持する声が数多く上がっているそうだが、西野さんは「私も北代のキャラは好きです。『ずっと見ていたい』と言っていただけたりして、嬉しいです」と喜びを口にした。
西条と北代の関係性、ビミョーな距離感も好評を集めているが、小林監督によると「2人ともはじめはしっくりきていない感じがあった」とのことで、神尾さんも「掴み切れていなかったですね」とうなずく。西野さんにいたっては、監督と自身の間の北代に対するイメージのギャップの大きさに「クランクインする前の時点では絶望的でした。(撮影開始の前日に)『明日からどうしよう!?』って思っていました(苦笑)」と明かす。
そんな2人だが、小林監督は、神尾さんと西野さんが撮影現場で積極的にコミュニケーションをとることで、良い関係性が出来上がっていったと称賛する。神尾さんは「どちらかというと、自然体で現場にいました」とふり返り、西野さんも「(神尾さんとの会話が)楽しかったのでずっとしゃべってましたね」と述懐。監督は、2人が本番ギリギリまでおしゃべりをし、お芝居が終わりカットがかかると、再び同じテンションで会話の続きをしていたと指摘し、西野さんは「そうやってしゃべっているのを監督が見て『その感じで』と言われました」と明かした。
この日の観客は、半分以上が本作を2回以上鑑賞しており、中には5回以上、10回以上も観ているというツワモノも! そんな熱烈なリピーター向けに、本作をより楽しむことができる見どころや撮影の裏話を尋ねると、小林監督は「マニアックなポイントですが、初めての女子会という感じで北代と宿木(馬場ふみか)、東雲(平祐奈)がワインバーに行くシーンで、東雲が恋の定義を否定されるところがありますが、その時の東雲の顔に注目してほしいです。『何言ってるの、この人?』という感じの良い表情をしてます。その後の、北代がひとりおいしく肉を食べているところもポイントです」とアピールする。
西野さんはこのシーンについて「楽しかったです。北代は、東雲と宿木のやりとりを俯瞰で見ていることが多くて、やりとりが噛み合ってなくて『おもろいなぁ』という感じで見ているのが面白かったです(笑)。そこに参戦していかないところに北代っぽさが出ているのかなと思います」と語る。
神尾さんは、自身の大変だった撮影として「ひたすら想いをノートにしたためるところですね。長かったです!」と述懐。自分で鉛筆を削って、せっせと書き続けていたそうだが「実はカメラの外に監督がいて、ずっと監督と話をしながら書いてました。胡坐(あぐら)で足がしびれるのがしんどかったです(笑)。交換日記が出てきますけど、祐奈ちゃんの字がめっちゃキレイでした。僕もキレイなんですけど(笑)、祐奈ちゃんの字はすごくキレイでビックリしました」と細かい見どころを明かしてくれた。
西野さんは、アユ釣りのシーンに触れ「釣った後、食べてるんですけど、養殖と天然のどっちも食べました(笑)。本当にいっぱい食べてます。メチャクチャおいしかったです!」とニッコリ。神尾さんから「天然と養殖、どっちが好き?」と尋ねられると「養殖(笑)」と答え、神尾さんからは「養殖かい(笑)!」とツッコミが飛び、会場は笑いに包まれる。小林監督からは「頬っぺたにアユをくっつけながら、良いお芝居をしてました」とお褒めの言葉も飛び出したが、西野さんは「ついてました?」とキョトン。「メッチャついてたよ(笑)!」との監督の言葉に「そこも注目してください(笑)!」と呼びかけていた。
この日は、観客からの質問にも回答。西条の部屋のビデオデッキにホコリが被っているなど、細かい部分まで作りこまれていることに感銘を受けたという観客からは、登場人物ごとの部屋のこだわりについて、また、北代の部屋は映画に登場しないが、もしも描かれるとしたら、どんな部屋だと思うか?という質問が。
神尾さんは、「西条の部屋はすごかったです。本当に隅までちゃんと作りこまれていました。生活感があってメッチャいいですよね!」と深くうなずく。小林監督は「トラック一台分くらいの荷物を運んでセッティングしました」と語り、机まわりについてゴチャゴチャしているが、汚く散らかっていないというところや、祖父と同居していた名残が見られる点など、こだわりのポイントを明かした。北代の部屋が登場するなら?という問いに西野は「キレイでもないし、散らかってもなさそう」と語り、監督が「意外とファンシーなぬいぐるみとか…?」と語ると、神尾さんも西野さんも「ありそう!」と同意した。
北代の服や髪形などのファッションについて、西野さんのお気に入りを尋ねる質問には、西野は「かわいかったですね。ちょっとボーイッシュでサンダルが多くて」と嬉しそうに語り「釣りの時の格好は結構好きです。ガッツリと釣りの装備って初めてだったので(笑)。白いオーバーオールも好きです。ひとつ結びにしていて印象的です」と明かしていた。
最後に神尾さんは「この映画がとにかくもっともっとたくさんの人に劇場で見ていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。
【ストーリー】
“恋の光が視える”
その特異体質ゆえに恋を遠ざけていた男が、ついに恋を知る―!?
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で”恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に…。
神尾楓珠
西野七瀬
平祐奈 馬場ふみか
伊東蒼 宮下咲 花岡咲 森日菜美 山田愛奈 田中壮太郎
脚本・監督:小林啓一
原作:秋★枝「恋は光」(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊)
音楽:野村卓史
劇中歌:She & Him 「Sentimental Heart」(Merge Records/Bank Robber Music)
制作プロダクション:グラスホッパー/NeedyGreedy
製作:映画「恋は光」製作委員会
製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/koihahikari/
Twitter・Instagram:@koihahikarimv #恋は光 #こいひか
全国公開中!