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山田耕筰ご令嬢からのメッセージにAKIRA感激! ハリウッド級・特殊メイクの裏側を明かす! 映画『この道』大ヒット御礼舞台挨拶

『この道』0120オフィシャルスチール

童謡の誕生から100年、稀代の天才詩人・北原白秋の波乱に満ちた半生と、秀才音楽家・山田耕筰との友情を描いた映画『この道』が、1月11日(金)より全国公開した。
トンデモナイ甘ったれで女たらしでありながら、どこか憎めない北原白秋を演じるのは今や日本映画界に欠かせない存在となっている大森南朋。石川啄木、室生犀星ら明治の文豪たちが口を揃えて褒め称えるほどの才能を持ちながら、「かわいそうな女の人がいたら、放っておくわけにはいかないでしょう?」と隣家の人妻との恋に夢中になるダメ男を、コミカルに、しなやかに演じる。そして、日本初のオーケストラを創設し西洋音楽の普及に貢献した作曲家・山田耕筰役に、マーティン・スコセッシ監督『沈黙―サイレンス―』でハリウッドデビューも果たしたAKIRAが熱演。今回、バイオリンやピアノの演奏、更には合唱団の指揮に初挑戦している。

他、鈴木三重吉役は柳沢慎吾、与謝野鉄幹・晶子夫妻は、松重豊と羽田美智子、白秋の最初の妻・俊子は松本若菜、三度目の妻・菊子は貫地谷しほりが演じ、作品を一層華やかに彩ります。「この道」、「からたちの花」、「ペチカ」、「赤い鳥小鳥」…誰もが口ずさむことができる童謡の数々。それまで、ドイツ民謡に日本語の歌詞を乗せた童謡しかなかった時代に、日本人による日本人のための新しい「歌」を誕生させた二人の天才を、佐々部清監督が丹念に描く。

1月20日(日)に映画の大ヒットを記念し、TOHOシネマズ日比谷 スクリーン9にて、秀才作曲家・山田耕筰を演じたAKIRA、北原白秋の最初の妻を演じた松本若菜が登壇し、大ヒット御礼舞台挨拶を行った。また、本作で、山田耕筰の30歳代後半〜60歳までの半生を熱演し、ハリウッド級という特殊メイクにも挑戦したAKIRAの、約5時間にも及ぶ特殊メイクの裏側を特別映像にて大公開。その撮影の裏側をたっぷりと語った。

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<イベントレポート>
上映後、お客様の感動も冷めやらぬ中、盛大な拍手で迎えられた山田耕筰役のAKIRAさんと松下俊子役の松本若菜さん。「こんにちは。山田耕筰を演じましたAKIRAです。今日はよろしくお願いいたします。」とAKIRAさん、「みなさんこんにちは。松本若菜です。今日は皆さんといろんなお話できたらと思います。よろしくお願いいたします。」と松本さんが挨拶。

11日(金)より全国公開している本作について「ブログやSNSで周りの人からもコメントいただいています。幅広い年齢層の方に届いていて、感動してくれて、童謡を知っていろんな日本の良さを発見をしてくださっているようで、色んな反響があって嬉しいです。舞台挨拶の現場でも気づくと周りのスタッフさんが『この道』を口ずさんでくれたりしているのも嬉しいですね。」とAKIRAさん、「私も観てくださった方からSNS等でメッセージいただくんですが、家族で観に行ったという方がたくさんいらっしゃって嬉しかったです。幅広い年齢に愛される作品なんだなと思いました。若い方にも日本の良さを感じて頂けて良かったです。」と松本さんがまわりでの映画の反響を明かしました。

北原白秋を演じた大森さんとの共演について聞かれると、「やっぱり大森さんは独特な空気感のある素敵な方で、僕も現場ですんなり山田耕筰を演じることができました。バディものだったので、撮影後もプラベートでも親交を深めていただいて良い出会いだったなと思いました。気さくな方で楽屋でも大森さんがいらっしゃるとホッとしました。」とAKIRAさん。さらに松本さんも「そうですよね、親しげに話してくれました。私は以前「コウノドリ」というドラマで大森さんと共演していたんですが、その時は挨拶程度しかできてなく、撮影入る前は大丈夫かなと思っていたところもあったんですけど、本当に自然に「どこで飲んだりするの?」とか仕事の話じゃなくて普段の話をフランクにしてくださって、白秋さんのようにぴっちぴち♩とか言いそうじゃないとはとても思わせない茶目っ気のある方でした。」と、大森さんの意外な一面を明かしました。
劇中では北原白秋は奔放な男性、山田耕筰は堅実な男性として描かれています。北原白秋の妻である俊子を演じた松本さんは「白秋さんは本当に可愛らしくて母性をくすぐる愛らしい男性。秀才タイプな山田耕筰さん・・う〜ん、一周して柳沢さんの三重吉さんかな(笑)。」と笑顔で語りました。

さらに、苦労されたシーンの思い出を聞かれ「色んな年代の山田耕筰さんを2週間くらいで撮影しました。50、60代の耕筰さんの所作や、特殊メイクで表情を作るのが難しかったです。」と撮影を振り返るAKIRAさん。松本さんも「私は赤ちゃんを抱くシーンですかね。実際のお母さんではないので、泣いて泣いて・・実際の奥様もいらっしゃったんのでなんとか撮りきった時は安堵しましたが、苦労しました。」と当時のエピソードを語りました。

今回老年の山田耕筰を演じたAKIRAさんはハリウッド級の特殊メイクに挑戦しました。その特殊メイクの裏側をメイキング映像・写真とともにたっぷり公開!石膏で顔面の型を取っている様子を写した写真は、身体全体がビニールに覆われ、さらに上から石膏を重ねているので一見AKIRAさんとは全くわからず、「この型取りだけでも2時間かかりました。普段時間を潰すのにスマートフォンとか使えますけど、この時はひたすら瞑想して過ごしていましたね。」と語るAKIRAさん。特殊メイクシーンを施しての撮影については「 4〜5時間かけてメイクをしていただきまして、顔を全てメイクで覆っているので顔の動きを表現するのに苦労しました。」と当時を振り返りました。そして、メイク完成までの裏側を目の当たりにした松本さんも「『犬神家の一族』のスケキヨを思い出しちゃいます。私はAKIRAさんの指揮が大好きで、腕が長くて手のひらも大きいから、力強くて、この曲を心底愛しているんだなと感じて素晴らしいです。」と特殊メイクにコメントしつつAKIRAさんの指揮を絶賛。
そしてなんと、山田耕筰さんのご令嬢である山田浩子さんからAKIRAさんへメッセージが到着。「よく演じておられること、お顔や佇まいが資料から受ける山田の雰囲気と似ていることをとても感心しておりました。AKIRAさんが演じておられる山田耕筰は、実の山田より体格がご立派です。しかし、山田耕筰はオーラのせいでとても大きく見えましたので、私は全く違和感を感じませんでした。実像に近い山田耕筰になったことは、ひとえにAKIRAさんを起用されたことと、AKIRAさんのご努力だと思っています。映画公開のご成功をお祈りしています。」とAKIRAさんへ激励が送られ「歴史を築き上げた山田耕筰さんを演じるにあたり、親族の方やファンの方にどう思われるのかとてもプレッシャーに感じていました。なので今日、親族の方にあたたかいお言葉を頂けて良かったです。」と感激しているAKIRAさん。

最後に「本当にお越しいただきありがとうございました。今後も必ず歌い継がれていく童謡を忘れてはいけないと思います。ぜひ周りの人と童謡を紹介しているこんな映画があるんだよと伝えて繋がって頂けたら嬉しいです。」と松本さん、さらにAKIRAさんからも「ありがとうございました。先ほど見た僕の老年の山田耕筰さんのメイク完成までん様子は今回初めて公開しました。まだ各地で舞台挨拶続いていくので、いろんな企画をお届けできたら嬉しいです。二度三度観ていただき、100年歌い継がれる歌に入っている日本の魂を感じて、童謡から日本を感じて頂けたら、周りの人も届けてください。映画『この道』をよろしくお願いいたします。」と観客へメッセージがおくられイベントは大盛況のうちに幕を閉じました。

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映画『この道』
<ストーリー>
九州柳川から文学を志し上京した北原白秋。隣家の美人妻・俊子に気もそぞろ。逢瀬を俊子の夫に見つかり姦通罪で入獄。白秋の才能を眠らすまいと与謝野夫妻が奔走し釈放されるが、恩も顧みずのうのうと俊子と結婚。その刹那、俊子は家出、白秋は入水自殺を図るが蟹に足を噛まれ断念。そんなおバカな白秋と洋行帰りの音楽家・山田耕作に鈴木三重吉は童謡創作の白羽の矢を立てる。才能がぶつかり反目する二人だが、関東大震災の惨状を前に打ちひしがれた子供たちを元気づけるため、手を取り合い数々の童謡を世に出す。しかし、戦争の暗雲が垂れ込める中、子供たちを戦場に送り出す軍歌を創るよう命ぜられた二人は苦悩の淵に・・・。

出演:大森南朋、 AKIRA・
貫地谷しほり、 松本若菜、 小島藤⼦
由紀さおり 安田祥子・津田寛治、 升毅、 稲葉友、 伊嵜充則、 佐々木一平
羽田美智子、 柳沢慎吾、 松重豊
監督:佐々部清
脚本:坂口理子
主題歌:「この道」 EXILE ATSUSHI (rhythm zone) 編曲:武部 聡志
音楽:和田 薫
配給:HIGH BROW CINEMA ©2019映画「この道」製作委員会
公式サイト:http://konomichi-movie.jp

全国公開中