2月28日より公開される映画『くちびるに歌を』の特別授業イベントが、19日、東京・国分寺の国分寺第三中学校で行われ、主演の新垣結衣と、共演の木村文乃、桐谷健太と、三木孝浩監督が出席した。
この日は、合唱部キャスト12名と同校合唱部員20名の混声チームによる合唱イベントを実施。監督の呼び声で新垣ら3人がサプライズ登場すると、何も知らされてなかった生徒たちから驚きの歓声があがり、生徒たちは大興奮となった。
全国学校音楽コンクールの課題曲となった『手紙~拝啓 十五の君へ~』の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとにした中田永一によるベストセラー小説『くちびるに歌を』を映画化した本作。新垣結衣が初の教師役に挑戦。長崎県・五島を舞台に、ピアノを弾けなくなり音楽の臨時教師として赴任してきたピアニスト(新垣)が、合唱コンクールを目指す中学生たちと出会い、交流していく中で前向きに進んでいく様を描いている。
新垣らが撮影中にも訪れた国分寺第三中学校は2014年「NHK全国学校音楽コンクール」東京大会で銀賞に輝いた合唱の名門校。合唱部キャストとの夢の混声チームで、まずは『手紙~拝啓 十五の君へ』を合唱。側で聴いていた新垣は、「表情が豊かで、ひとつのお話を読んだかのような充実感がありました。今日も素敵でした」と感動の面持ち。「鳥肌がたって感動しました」と木村。桐谷も「何回聴いてもいい。迫力が増して最高でした。ホンマありがとう!」と拍手を送った。
特別授業では、生徒からの悩み相談が寄せられた。「将来やりたいことが見つからないのが悩み」という女子生徒からの相談に新垣は、「私も将来、決まっていません」と言って生徒たちを笑わせるも、「無理矢理決めなくてもいいと思う。本当に好きな事が見つかった時に目指せばいい。それを見つけるために何か行動してみることが大事。どんなことでも行動したことはプラスになると思います」と真剣にアドバイス。
「人見知りで高校に進学した時に心配」という悩みには、木村が「私も人見知りなんです。でも入学した時は皆同じ気持ち。同じ気持ちということだけで距離は縮まると思います。あとは桐谷さんのような人のところに人が集まると思うので、その中に入っていけばいい」と答えた。
さらに、生徒から花束を送られた新垣は、「逆に私たちが贈らなくてはいけないのに・・・」と恐縮しながらも、「撮影中はみなさんの歌声に励まされました。歌ってくれてありがとう。この出会いに感謝して明日も元気に頑張れます」と感謝の気持ちを伝えた。
『くちびるに歌を』
<STORY>
舞台は、長崎県・五島列島の中学校。ある日、天才ピアニストだったと噂される臨時教員の柏木先生が、東京からやってくる。合唱部の顧問となった柏木先生は、コンクール出場を目指す部員に、“15年後の自分”へ手紙を書く課題を出す。そこには、15歳の彼らが抱える、誰にも言えない悩みと秘密が綴られていて・・・
出演:新垣結衣、 木村文乃、桐谷健太、恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗、室井響、渡辺大知、眞島秀和 石田ひかり(特別出演)、 木村多江 /小木茂光 /角替和枝 井川比佐志
監督:三木孝浩 【脚本】持地佑季子、登米裕一
原作:中田永一(「くちびるに歌を」小学館刊)
主題歌:アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」(EPICレコードジャパン)
製作:『くちびるに歌を』製作委員会
配給:アスミック・エース
(c) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会 (c)2011 中田永一/小学館
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2月28日(土)全国ロードショー♪