Open Close

小芝風花、初挑戦のタップダンスに苦労も達成感! 森崎ウィンの演技に笑いをこらえる苦労も!? 映画『レディ加賀』公開記念舞台挨拶

DSC_7057

映画『レディ加賀』の公開記念舞台挨拶が、2月10日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、主演の小芝風花をはじめ、共演の森崎ウィン、主題歌を担当した眉村ちあき、監督の雑賀俊朗が登壇した。

本作は風情が漂う加賀温泉郷を舞台に、歴史ある温泉街を盛り上げるためにタップダンスチームを結成した旅館の新米女将たちが、挫折やトラブルを乗り越え、仲間と奮闘しながら前進していく姿を描く、涙と笑いの“おもてなし”エンターテインメント。
雑賀期監督がメガホンを取り、タップダンサーを挫折して旅館の女将になろうとする樋口由香を小芝風花が演じ、由香とともにタップダンスチームを結成する女将たちに、松田るか、中村静香、八木アリサ、奈月セナ、小野木里奈、水島麻理奈。さらに、加賀温泉のPRに尽力する加賀市職員を青木瞭、天才観光プランナーを森崎ウィン、佐藤藍子、檀れいが脇を固めた。

DSC_6978

DSC_6990

全国公開を迎えて、小芝は「撮影は約1年半前でしたが1週間前に石川で先行公開し、こうして全国の皆さまにお届けできて嬉しいです」と感慨。これからたくさん届いていくことに「ドキドキです。嬉しいコメントだったらいいな!」とキュートな笑顔を見せた。

旅館の女将さんたちがタップを踊るという斬新なアイディアは、監督が石川県に他の作品撮影で訪れたことがきっかけだと話す。「10年前に偶然リアルな“レディ加賀”のポスターと動画を見たんです。撮影の合間に見ると、ちょっと疲れていた私を楽しませてくれて。これを映画にすると面白そうだなと思いました」と明かし、「石川県でも2011年の東日本大震災の影響も多少なりともあったようで、観光地を盛り上げようというチームができたそうです」とリアル“レディ加賀”結成秘話を話す。

また、劇中で披露されるタップダンスも注目が集まるが、初めてタップダンスに挑戦した小芝は「もう本当に難しくて・・・。9か月くらい練習をしたのですが、レッスンに通えないときもあったので、家にべニア板を敷いて毎日練習していました」と、苦労を語る。そして、「最後にソロで踊るシーンがあるんですが、その振りを見たときは本当に泣きそうになりました。これまで頑張ってきたけど、もう無理だと・・・。でもなんとか頑張ったので、皆さんにぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!」と持ち前のガッツと努力で克服。

DSC_7071

女将修行は普段ではなかなか経験できないことだが、小芝は「実は、人前で大きな声を出すシーンが凄くイヤだったんです。由香は何か困難が会った時に壁を超えていくタイプではなく、楽なほうに逃げちゃうタイプ。なので、由香も余計にイヤだろうなと思いました。私も今でこそ人前に立ってお話させていただく仕事に就いていますが、小学生の頃は人前に出ることが凄く苦手でした」と告白。それを克服していく由香だが、監督も「実際に女将さんに取材をすると、やっぱり人間力を鍛えるのが一番だと言っていました。おもてなしはすなわち人間力。この作品にもそのことを入れたいと思いました」と続けた。

DSC_7037

DSC_7016

ちょっとクセのあるプランナーを演じた森崎は、「雑賀監督とは3作目になりますが、『ウィンちゃん、今度は暴れてほしいんだ』と言われて(笑)。天才プランナーって、ちょっと違う目線で物事を見ていると思うので、(しぐさや表現の仕方が独特なだけだと捉えていただけたらいいなと思います(笑)」と役と向き合っていた様子。

DSC_7004

監督が「衣装もイタリアチックにね。小芝さんに近づくときはイタリア人みたいにとお願いしました。最初はびっくりするかもしれませんが、だんだん慣れていきますよ」と笑うと、森崎も「思う存分やらせてもらったので、楽しかったです!」と充実感を滲ませる。

森崎との共演に、小芝は「凄く楽しそうでした(笑)。いろんなアイディアを出してくださるんです」と笑いつつ、「頼むから笑わせないで~と思っていました。笑いをこらえるのに必死でした」と振り返っていた。

DSC_7017

DSC_7075

一方、森崎は「僕は常々、瞬間に生まれるものを大事にしたいと思っていて、新しいことをあえて入れていこうと考えるんです。小芝さんにもいっぱい投げましたが、彼女は全部しっかり受け取って投げ返してくれた。その集中力の高さに凄い人だなと思いました」と、小芝を絶賛。監督も「いい漫才コンビだった笑い」と満足気。森崎は「主演の小芝さんにみんながついていこうとしていました。(日を追うごとに)どんどん密になっていってましたね」と現場の様子を話し、チーム力の強さを近くで感じていたと言う。

DSC_6989

DSC_6995

主題歌「バケモノ」を担当した眉村は、「映画を観たあとに作った曲ですが、小芝さんのタップがとても印象的でした。そのときの小芝さんの目つきが、“これは人ではないな”と感じて。そこから着想を得て、人が殻を破って成長する、アドレナリンが出て進化していく姿という意味で『バケモノ』というタイトルをつけました」と、小芝の演技からタイトルを決定。さらに「この映画を観て、明日から頑張ってみようかなと思えて、『バケモノ』という曲を聞いたときにちょっとアドレナリンが出ると思います。この曲を作ることによって、私も殻を破れたと思います」と、目を輝かせた。

DSC_7061

DSC_7057

最後に、監督は「この映画は石川県で撮影しまして、石川県の皆さんに大変お世話になりました。この作品の配給収入から利益金の一部を恩返しとして石川県にお送りしたいと思っています。そしてぜひ全国の方にこの映画で元気をお届けしたいです」と挨拶し、小芝が「石川は本当に素敵なところが多いんです。石川の魅力がたくさん詰まっています。地元の方もエキストラとして協力してくださり、炎天下の大変な撮影もずっと笑顔で参加してくださいました。そのお人柄にも救われたので、この作品を通して少しでも恩返しができればと思っています。ぜひ周りの方にもお勧めしていただけたら嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。

「レディ加賀」本ビジュアル(解禁済)

新米女将たちがタップダンスチームを結成⁉
前代未聞の町おこしプロジェクトの結末は――

<ストーリー>
樋口由香(小芝風花)は、加賀温泉にある老舗旅館「ひぐち」の一人娘。小学校の時に見たタップダンスに魅了され、上京してタップダンサーを目指したものの現実はうまくはいかず、夢を諦めて実家に戻って女将修行を始めることに。何をやっても不器用な由香は女将修行に苦戦するものの、持ち前の明るさとガッツで奮闘する。そんななか、加賀温泉を盛り上げるためのプロジェクトが発足し、由香は新米女将たちを集めてタップダンスのイベントを開催することになるが……。

<作品クレジット>
監督:雑賀俊朗/脚本:渡辺典子 雑賀俊朗
プロデュ-サー:村田徹 藤田修
出演:小芝風花 松田るか 青木瞭 中村静香 八木アリサ 奈月セナ 小野木里奈  水島麻里奈 / 佐藤藍子 篠井英介 森崎ウィン / 檀れい
主題歌:眉村ちあき「バケモン」(トイズファクトリー)
製作委員会:サーフ・エンターテイメント フェローズ ポニーキャニオン basil ミライ・ピクチャーズ・ジャパン JR西日本コミュニケーションズ ポリゴンマジック アークエンタテインメント ねこじゃらし SDP トイズファクトリー ウィルウェイ レアル おさかな
特別協賛:加賀市 特別協力:北國新聞社 後援:石川県・金沢市
配給:アークエンタテインメント
【コピーライト】©映画「レディ加賀」製作委員会
公式H.P.:ladykaga-movie.com
公式X(旧Twitter):@ladykaga_movie
公式Instagram:ladykaga_movie

2024年2月2日(金)石川県先行公開
2024年2月9日(金)新宿ピカデリー他全国公開中!