「山本くん。遺書を書きなさい。」
圧倒的世界観で魅せる、究極の感涙映像完成
主題歌「Soranji」スペシャルMV映像解禁
第二次世界大戦終了後、約60万人の日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下においても、生きることへの希望を捨てず、ダモイ(帰国)を信じ仲間たちを励まし続けた実在の人物・山本幡男<やまもと はたお>。ラーゲリで一筋の希望の光であった山本の壮絶な半生を、高い演技力と豊かな表現力で俳優・アーティストとして、多くの人々に希望を与え続けてきた二宮和也が演じ、この冬ついに映画化。妻のモジミを北川景子、山本と同じく抑留者となった男たちを松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕と豪華俳優陣が熱演する。
先日行われた完成披露試写会では豪華キャスト陣が一堂に会し、雪景色を思わせるホワイトカーペット&スモークバブルの降りしきる中を登場し話題となりました。SNS上では試写をご鑑賞頂いたお客様から「圧巻の2時間14分。ずっとずっと涙が止まらなかった。」「人を信じることが人を動かし、愛し愛されること。これを学んだ映画だった気がする。世界観に引き込まれ号泣してしまった。」など絶賛の声が数多く寄せられている。
そしてこの度、Mrs. GREEN APPLEが手がけた主題歌「Soranji」と本作の映像がコラボレーションした
スペシャルMV映像が解禁となった!!
10月に解禁された<予告映像>では生きる希望を唱え続けた山本の身体が病魔に蝕まれてしまっていたことが発覚。衰弱する山本を何とか支えようと突き動かされる仲間たちの姿、帰国(ダモイ)を信じ奔走する妻・モジミの姿が映しだされ、号泣必至の映像として話題となりました。今回解禁となったのは、主題歌「Soranji」と共に、初解禁を含む本編の映像が使用された3分を超える映像。イベントの際に主演の二宮が「目を背けたくなる残酷なシーンもあるが、その中でも生きる希望を見出した人々の姿から何かを感じ取ってほしい」と述べた渾身の本編映像を凝縮。
映像の中盤では身体を病魔に蝕まれ衰弱する山本に、ついに原が「山本くん。遺書を書きなさい。」とノートを手渡す場面が。帰国(ダモイ)を諦めずとも、その言葉を受け止め家族への想いを記した山本の遺書を仲間たちは帰国(ダモイ)まで大切に保管しようとするが、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、ロシア兵に没収されてしまう。それでも何とか山本の想いを届けようと仲間たちは驚きの行動に出る。果たして山本の想いを繋ぐことはできるのか…。過酷な状況下でも信念と愛情を胸に懸命に生きた人々の姿は見るもの全ての心を震わせる。
Mrs. GREEN APPLE ・大森元貴は「「Soranji」は生きる事への探究、深淵に触れるようなただならぬ感覚でなんとか制作することが出来た」とありったけの想いを込めて制作した主題歌であることを語っており、「まだ消えちゃいないよ ちっちゃな希望を 何とか信じて、 信じて欲しい。 裏切りが続こうが 「大切」が壊れようと 何とか生きて、 生きて欲しい」と山本幡男を思わせる歌詞の数々は、「歌詞だけで泣ける」と話題に。生きることへの希望、信じることの尊さを繊細かつ力強く表現した楽曲のタイトルである「Soranji」に込められた意味とは…?大森の伸びやかで表情豊かな歌声と切なくも壮大なメロディーに心を鷲掴みにされる映像の数々が合わさり圧倒的な世界観で魅せるスペシャルMV、さらに大きな感動の結末を秘めている本編にご注目ください。
生活様式や価値観が大きく変わり混沌とする現代にこそ贈りたい、鬱屈したこの時代に光をともす<愛の実話>。珠玉の人間讃歌であり、観る者全ての心震わす感動巨編にご期待ください。
◆『ラーゲリより愛を込めて』スペシャルMV映像(3分21秒)
<あらすじ>
第二次大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する捕虜たちに、彼は訴え続けた――
身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミや4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、耐えた。劣悪な環境下では、誰もが心を閉ざしていた。戦争で心に傷を負い傍観者と決め込む松田。旧日本軍の階級を振りかざす軍曹の相沢。クロという子犬をかわいがる純朴な青年・新谷。過酷な状況で変わり果ててしまった同郷の先輩・原。山本は分け隔てなく皆を励まし続けた。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた抑留者たちの心を次第に溶かしていく。
終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されていた…。
松田は、危険を顧みず山本を病院に連れて行って欲しいと決死の覚悟でストライキを始める。その輪はラーゲリ全体に広がり、ついに山本は病院で診断を受けることになった。しかし、そこで告げられたのは、余命3ヶ月― 山本により生きる希望を取り戻した仲間たちに反して、山本の症状は重くなるばかりだった。それでも妻との再会を決してあきらめない山本だったが、彼を慕うラーゲリの仲間たちは、苦心の末、遺書を書くように進言する。
山本はその言葉を真摯に受け止め、震える手で家族への想いを込めた遺書を書き上げる。仲間に託されたその遺書は、帰国の時まで大切に保管されるはずだった…。ところが、ラーゲリ内では、文字を残すことはスパイ行為とみなされ、山本の遺書は無残にも没収されてしまう。山本の想いはこのままシベリアに閉ざされてしまうのか!?死が迫る山本の願いをかなえようと、仲間たちは驚くべき行動に出る――
戦後のラーゲリで人々が起こした奇跡―― これは感動の実話である。
<原作>
原作は『男たちの大和』で新田次郎文学賞を受賞した女性作家・辺見じゅん(1939-2011)のノンフィクション
『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文春文庫/1992年刊)。私小説・童話・詩歌など幅広い作品を生み出す中でも、関係者への丹念な聞き取りを元に構成されているノンフィクション作品で高い評価を受けており、その中でも発行部数25万部を超え、ベストセラーと謳われている作品である。当時の過酷な収容所生活を鮮烈に、虐げられ続けた日本人捕虜の心情の機微を繊細かつ詳らかに表現し、読者の心を揺さぶる珠玉の作品となっています。
『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文春文庫刊)
著者:辺見じゅん
発行部数:250,000部
作品概要
■タイトル:『ラーゲリより愛を込めて』
■原作:『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん著/文春文庫刊)
■監督:瀬々敬久
■脚本:林民夫
■企画プロデュース:平野隆
■出演:二宮和也 北川景子 松坂桃李 中島健人 寺尾聰 桐谷健太 安田顕 ほか
■制作プロダクション:ツインズジャパン
■配給:東宝
■公開日:2022年12月9日(金)全国東宝系にて公開
■撮影期間:2021年10月下旬~2021年12月
■コピーライト:ⓒ2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ⓒ1989清水香子
■公式サイト:http://lageri-movie.jp/
2022年12月9日(金)全国東宝系にて公開