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『LION/ライオン ~25年目のただいま~』寺田心が原作者をお出迎え オフィシャルレポート

第89回アカデミー賞作品賞ほか6部門ノミネート!!
25年間迷子だった男が、Google Earthで起こした奇跡とは――?

タイトル2

25年間迷子だった男の奇跡の実話!
主人公のモデルとなったサルー・ブライアリー初来日!
名子役・寺田心君の大人顔負けのコメントにブライアリー氏もほっこり笑顔
ハリウッド目指して頑張ります!と意気込みを語る

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5歳から25年間迷子だった男が、Google Earthを駆使して生まれ故郷を探した――。この現代のおとぎ話のような驚愕の実話を、『英国王のスピーチ』の製作陣と、デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華俳優陣で描く、ギャガ配給作品 『LION/ライオン ~25年目のただいま~』。本作は第89回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞(デヴ・パテル)、助演女優賞(ニコール・キッドマン)、撮影賞、脚色賞、作曲賞の計6部門にてノミネートされ、その驚くべき実話とラストに待ち受ける圧倒的な感動が話題を呼んでいる。
この度、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』の主人公のモデルでもある、原作者のサルー・ブライアリー氏が来日!この類をみない奇跡的な体験をしたブライアリー氏に、実際に体験した驚愕の奇跡的経験や、現在ブライアリー氏が尽力されている養子縁組の支援、後援会、そして現代社会情勢についてなど貴重なお話を伺った!
そしてブライアリー氏の来日を歓迎する花束ゲストに、数々のドラマやバラエティで大活躍し、その可愛さと大人顔負けの発言力に舌を巻く天才子役、寺田心君(8歳)を招いてトークショーも実施。今回のイベントは今年1月にスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムでユニセフが本作の特別上映を行ったことを背景に、日本ユニセフ協会主催の最速試写会も兼ねてのイベントとなった。

◆日時3月13日(月)
◆会場:ユニセフハウス1Fホール

笑顔で舞台に登壇したサルー・ブライアリー氏は埋め尽くされた会場を見渡すと「今日はご来場いただきありがとうございます。この映画を初めて観てくださる皆さん、この旅路(映画)は強烈で厳しい旅になります。しっかり椅子に座ってシートベルトをしめてご覧ください!笑 これは私自身が経験した物語です。それが本になり映画になりました。映画化されるにあたっては監督や俳優の皆さんがすばらしい仕事をしてくださったと思っています。是非映画を楽しんでください!」と一言。

オーストリア、タスマニア島より初来日のブライアリー氏は「タスマニア島のホバートという所からきました、いまタスマニアは夏です。本当に綺麗な所です。海はトルコ色ですし、是非一度いらしてください。」と地元をアピール。自ら体験した壮絶な人生が映画され、出来上がった映画を見てどう感じたかという問いに関して「自分の話なので、はじめは感動しないんじゃないかと思っていましたが、映画が始まり5分経つと映画の世界に引き込まれてドキドキしながら椅子にかじりついて観ていました。この映画をみて自分の身に起きたことを客観視することができたし、当時の自分に引き戻されました。そして、自分はなんて幸運な人生を歩んだんだろうと再確認できた気がします」と明かした。

また本作を通して伝えたいメッセージはと聞かれると「本当に沢山あります。ただ一番言いたいことは養子縁組にもっと門をひらいてほしいという事です。人々が家族を作る選択肢の一つになったらと願います。また貧困に悩む子供たちの支援をするISSA(幼児里親養子縁組協会)のスードという女性に会い僕は助けられました。ISSAだけでなく沢山の養子縁組の財団は寄付を求めています。僕の願いが多くの人に届くよう願っています」と答えた。少年サルーを演じた主役のサニー・パワールくんの熱演について「本当にすばらしい役者、彼の表情は豊かで彼を観ているとワクワクして映画の世界に引き込まれる」と語った。

そんなサニー・パワールくんに負けない、日本が誇る名子役、寺田心くんが花束ゲストとして舞台上に登場。会場から歓声が沸く!「こんばんは。寺田心です、今日は素敵なイベントに呼んでいただきありがとうございます。日本ユニセフ協会さんでの試写会という事ですが、実は僕は小さい頃にユニセフさんから頂いたぬいぐるみのコロちゃんを、ずっと大切にしているんです」と堂々とした挨拶を披露。
映画の感想を聞かれると「僕だったらどうするだろうと思って観ていました、あんなに小さい子が迷子になってしまうなんて、それを観ているだけで胸が苦しくなりました。」と一言。サニー・パワール君がこれが初めての演技とは思えない名演技でハリウッドからも注目されているとの事を受け、ハリウッドデビューについても聞かれると「僕の大好きな芦田愛菜お姉ちゃんは、ハリウッド映画に出ていてすごいなって思うのですけれども僕はもっと勉強しないと難しいかなって思います。ひとつひとつのお仕事を頑張ります!」と元気いっぱいにこれからの意気込みを明かした。

心君に「25年迷子だった時の気持ちは?」と聞かれたブライアリー氏は「僕が迷子になった時、君くらいの背だったんだ。ひとり本当に孤独で地面に叩きつけられたような気持ちになったよ。でも人は子供でも強いんだ。すぐに自分を取り戻して、子供ながらに勘を働かせて様々な危機を乗り越えていったんだ。」またお母さんに再会した時ひと目で分かったかを聞かれると「25年経っていたけど顔つきを観て分かったんだ、数秒かかったけどね。再会の瞬間の気持ちは言葉に表せてないほどうれしかったよ、いま思いだしてもあの時の再会の瞬間は大切な時間だよ」と当時の思いを語った。将来の夢を聞かれた心君は「サルーさんのように、どんな時も諦めず、前を向いて頑張って、立派な大人の人になりたいです。俳優さんも続けていきたいです」とご挨拶。

最後にブライアリー氏は「僕の半生はものすごい旅路でした。でもこんな滅多にない経験をした方でなくても、それぞれの形で共感してただける映画です。色々な人生の形があることを知ってもらえたら嬉しいです。リラックスして映画を楽しんでください」と語り、心君も「世界には悲しくて、辛いお友達がいることは少ししか知らなかった。僕がいまできる事はなんだろうと考えました。それは知ることなんだと思いました。沢山の方にこの映画を観てもらいたいです。」と最後に語った。

サルー・ブライアリー(35歳)略歴:今回の映画のモデルになったサルー・ブライアリー氏は、現在も養父母とオーストラリアタスマニア州ホバートに住んでおり、実家の家業を手伝うかたわら、海外で養子縁組についての公演を行うなど、実業家としても成功を収めている。インドで暮らしていたサルーは、5歳のころ、行き先を間違えて電車に乗ってしまい見知らぬ土地で迷子になってしまう。必死に戻ろうとしたが、結局孤児院に預けられ、そこでブライアリー夫妻に養子として引き取られることになりオーストラリアに移住した。ブライアリー夫妻のもとで沢山の愛情をかけられ幸せな生活を送っていたが、望郷の念は消えず、彼はどうにか故郷を探し出そうとGoogle Earthでインド各地を調べ、ついに生まれ故郷を見つける。距離にして1万キロ、25年の月日を経て生まれ故郷にたどり着き、実の母親と再会を果たしたのだ──。
この奇跡的な家族との再会は、ニュースや新聞で報じられ大きな話題となった。書籍“25年目の「ただいま」”(原題A Long Way Home)は日本だけでなくドイツ語、フランス語、イタリア語などに翻訳され、各国で出版されている。

LIONs

<STORY>
5歳で迷子になり、25年後、Google Earthで帰り道を探した男の数奇な人生とは―。
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ――。成人し、幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。サルーが抱えた心の大きな穴は、彼を飲みこまんとするほど増大し、遂に彼は決意する。人生を取り戻し未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、「家を探し出す――」と。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。湧き上がる圧倒的な感動に、笑顔と涙が溢れ出す、驚愕の実話。

製作:イアン・カニング『英国王のスピーチ』
監督:ガース・デイヴィス
出演:デヴ・パテル『スラムドッグ$ミリオネア』/ルーニー・マーラ『キャロル』/ニコール・キッドマン『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』/
提供:ギャガ、テレビ東京
配給:ギャガ
©2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
公式サイト:http://gaga.ne.jp/lion/

4月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー