残酷な思春期の少年をセンセーショナルに描くダークファンタジー
鬼才・古屋兎丸ロングセラーコミック待望の映画化!
原作者・古屋兎丸「完成した映画に満足してます」
間宮&池田とともに“ライチ愛”語り尽くす
独創的な世界観と圧倒的な画力で支持される鬼才漫画家・古屋兎丸氏のロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』が、2月13日より関東、新潟にて先行公開してる。
2月27日より全国拡大公開を控えるなか、本作の原作者・古屋兎丸氏、「ライチ☆光クラブ」を代表して、ジャイボ役の間宮祥太朗、ニコ役の池田純矢が、ティーチイン形式で大ヒット御礼トークイベントを行った。
上映後の熱気冷めやらぬ中、登場した3人。拍手と歓声を受けながら、間宮が「朝からすごい映画を観ましたね。今日は何でもご質問に答えるので、お手柔らかにお願いいたします」と挨拶すると、続く池田は「おはよう、廃墟の恋人たちへ。ゼラ役を演じた古川雄輝です。」(池田)と挨拶し、会場はいきなり爆笑が!さらに、「朝からショッキングな作品を見ていいただいてありがとうございます。」と古屋が挨拶中、子供の笑い声が聞こえると、「今日、実は息子も来ているんです」と照れ笑いを浮かべ、冒頭から和やかムードに。
観客との質疑応答では、大勢の観客が挙手する中、「撮影は大変でしたか?また、そんな撮影現場と出来上がった映像を見て、ギャップのあったシーンはありますか?」との質問に、「僕はあまり撮影大変じゃなかったです。皆寒い中血のりをつけて撮影していたのですが、僕の死に方はちょっとみんなと違ったので…(笑)。割とあっさりした撮影でしたが、映像で見ると本当に衝撃的に仕上がっていて、感動しました」と回答。池田は「ギャップではないですが、ニコが目玉をくりぬくシーンを1カットで撮影した際、一発本番で撮らなきゃとプレッシャーをかけられながらも、成功できて、嬉しかったです。映像もすごくインパクトがあったので、良かった」とコメント。「これで答えになってますかね?」と終始、観客を気遣う二人だったが、「間宮くんに会いたくて来た」と率直な歓声が飛ぶと、「僕に会いに来たわけではないんですね?」と池田が苦笑いのままツッコミ。一方の間宮は「なんかすみませんね(笑)」と自慢げに喜びの表情を見せた。
続いて、「ジャイボとの共通点はありますか?」との質問に間宮は、「男同士のスキンシップが好きなところ。まあ池田君はタイプじゃないので、触った記憶もないのですが(笑)。ただ、僕自身は独占欲が強くないので、ジャイボみたいに愛するがゆえに壊れていくほどの純粋さはちょっと憧れる部分もありましたね。でも、どちらかというとニコの方が共感というか、好きなキャラでした。本当に純粋なところとかが」と返答。
一方、原作の熱烈なファンという方から、「原作に近いものを感じたのですが、何点か原作に登場するシーンがカットされた理由は?」と質問が飛ぶと、古屋は、「カットの明確な理由は内藤監督やプロデューサーに任せていたので分からないのですが、映画を作るにはリアリティが大切で、漫画を作るのとは違うと思います。例えば、原作で描いた、パチコン玉で頭を撃ち抜くシーンは、実際にはできないし、トイレの便器で体を撃ち抜くシーンなんて、恐らく新幹線くらいのスピードじゃないと不可能ですからね(笑)」と丁寧に説明。その上で、「内藤監督は恐らく映画を作るうえでの苦心を感じながら、作品をまとめてくれたんだと思います。映画の出来は大変満足してます。漫画・映画・演劇すべて違いますが、全部良いと感じてます。」と、映画の出来を再アピールしつつ、改めて“ライチ愛”を語った。
また、「ライチ☆光クラブ」の支配的立場にあるゼラ役を演じた古川雄輝とのエピソードについて質問が飛ぶと、「僕が一番古川君を好きなポイントが声なのですが、それを耳元でささやいてもらえる喜びはたまらなかったですね。しかも「お前は少女のように美しい」といったセリフだったので、余計にゾクゾクしました」(間宮)、「ゼラに妄信していくニコを演じるうえで重要だったのは、ゼラに必要とされたい、ゼラのものになるためにはどのように生きていくべきかってことをニコ視点で常に考えていました。」とコメント。古屋は、オーディションの経緯についても触れ、「オーディション時、彼(古川)がほとんど言葉を発さずに演技をしていて、とても印象に残って、ゼラ役に二重丸をつけました。あとで理由を聞いたら、「他の方が積極的なアピールをしていたので、あえて抑えてみた」と語っていて。その発想が素晴らしいなあと。しかも、撮影現場でチェスが得意なことも発覚し、インテリ男子としても、やっぱりゼラにぴったりでした」と明かした。
途中、「古屋さんが好きな、映画のシーンをここで再現してほしい」とのリクエストには、池田がジャイボ役を、間宮がニコ役を特別披露!<上目遣いでゼラを見るジャイボ>を意気揚々と池田が熱演するも、「なんか妖怪に見える」(間宮)、「もしこのままだったら、キャスティングミスだった」(古屋)と総ツッコミを受ける場面も。
最後、マスコミ向けのフォトセッションの際、観客の写真撮影も許可されると、場内からは溢れんばかりのシャッター音が!これにはキャスト二人も「連射してる人がいる!」と大興奮の様子。笑いに包まれたまま、イベントは終了した。
古屋兎丸による、熱狂的人気を誇るロングセラーコミックを映画化した『ライチ☆光クラブ』。
物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地”光クラブ”。大人のいない世界をつくろうとした9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つ機械(ロボット)“ライチ”と、少女カノンの恋が、圧倒的に美しくダークな世界観で描かれる。出演は、野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音ら、才能に満ち溢れる最旬の若手俳優らを迎え、個性的なキャラクターを心身ともにリアルに体現し、華麗な競演を披露している。
出演:野村周平 古川雄輝 中条あやみ 間宮祥太朗 池田純矢 松田 凌 戸塚純貴 柾木玲弥 藤原季節 岡山天音/杉田智和
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)
監督:内藤瑛亮
脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
配給・宣伝:日活
制作:マーブルフィルム
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会
公式HP:www.litchi-movie.com
大ヒット公開中!2月27日(土)より全国拡大公開!