Open Close

E-girls石井杏奈「震災の現実と向き合うことが出来た」 映画『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』初日舞台挨拶!

DSC_5692

1月23日、東京渋谷のシアター ・イメージフォーラムにて、映画『LIVE! LOVE! SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』の初日舞台挨拶が行われ、主演を務める石井杏奈(E-girls)をはじめ、渡辺大知(黒猫チェルシー)、柾木玲弥、前田航基と、井上剛監督が登壇した。

本作は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』を手がけた井上剛監督の最新作。神戸で女子高に通う朝海のもとに届いたメールにより、震災の影響でバラバラになった同級生たちが4年ぶりに再会し、福島の立ち入り制限区域内の母校に埋めたタイムカプセルを掘り起こしに行くロードムービー。昨年3月にNHKにて全国放送された特集ドラマ『LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと』に26分を追加、再編集し映画化。

DSC_5675

DSC_5712

主役の朝海を演じる石井は、「ドラマとは違った映画版を見て欲しいです」と公開を喜んで挨拶。「この作品の中には心に沁みる言葉がたくさん出てくるので、そこに注目してほしい」と見どころを明かし、「私自身知らなかった神戸や福島の現実に、ちゃんと面と向き合えた作品。多くの人に観てもらってこういう思いになってほしいです」と目を輝かせた。

DSC_5679

教師・岡里役の渡辺は、「絶対劇場公開したいと思っていた作品。ドラマ版では入りきらなかったいいところがたくさん入っていますので楽しんでください」と語り、「神戸と福島で育った二人。すれ違う二人がどうやって寄り添っていくのかを見てほしい。人は、100%理解しえなくても、お互いのことを考えたり思ったりすることで寄り添っていけるということが伝わる映画になっていると思う。キャスト、スタッフ全員が、どんなものになるか分からない、得体の知れないものに向かって、もがきながら作ったパワーのある作品です。そんな姿や景色を見てほしいです」と力を込めてコメントし、作品への思いを伝えた。

DSC_5695

朝海の同級生・勝を演じる柾木は、「景色を見て素直に出た言葉、リアルな言葉がたくさん出ています!」と撮影時の感情を伝えようと力をこめるが、「でも、僕は無口な役だったんですけど・・・」と苦笑いし、会場を沸かす一幕も。

DSC_5685

渡辺本気(マジ)役の前田も、「内容も凄く深くなっています」と自信を見せる。そして、「最初は僕たち学生が明るく映ると思います。現地の方々が生きる力を持って前を向いていて明るく接してくれました。でも、その笑顔に隠された涙や、抱えていることを、物語が進んでいく中で理解していただけると思います」と真摯に語った。

最後に監督が「2年前に撮影したスクリーンです。難しい役を、みんな一人ひとり乗り越えて自分なりに表現を獲得していきました。若い才能があふれた作品です」と目を細め、「彼らが生き生きと、もがいている姿を一緒になって体感してくれたら嬉しい。色々感じてもらえたらいいなと思います」と語り舞台挨拶を締めくくった。

『LIVE!LOVE!SING!』main

『LIVE!LOVE!SING!』キービジュアル

『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』
それは、いちばん大切なことに気づく旅
神戸で女子高に通う朝海のもとに、故郷福島に留まる同級生・本気(マジ)から一通のメールが届く。「立入制限区域になっている母校の校庭に埋めた、タイムカプセルを掘りに行かないか?」。同じ誘いを受けた小学校時代のクラスメイト二人、神戸で暮らす勝と横浜の夜の街で働く香雅里、そしてひょんなことから朝海たちに同行することになった教師・岡里は、一路福島を目指す。長い旅路の果てにたどり着いた地で、彼らは何を見て、何を感じるのか…。

監督:井上剛
脚本:一色伸幸
音楽:大友良英、Sachiko M
出演:石井杏奈、渡辺大知、木下百花、柾木玲弥、前田航基
津田寛治、二階堂和美、皆川猿時、ともさかりえ、南果歩、中村獅童
制作・著作:NHK
協力:NHKエンタープライズ
配給:トランスフォーマー
(C)2015 NHK
公式サイト:http://livelovesing-movie.com/

シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開中!