園子温監督待望のオリジナル作品×長谷川博己×麻生久美子
怪獣、現る ! なのに、大きな愛に温かな涙が流れる、感動エンタテイメント!
しょこたん、「愛」とはズバリ「エナジー」!
「『ラブ&ピース』は『トイストーリー』やティム・バートンの世界のよう」
女性限定【LOVE】試写会イベント
園子温監督が愛をテーマに描いた待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショー。本作の公開を記念し、フランス人形の“マリア”として声の出演をしている中川翔子さんのトークショー付き女性限定【LOVE】試写会を6月13日(土)に行った。本作のテーマである「愛=LOVE」について、愛を求めるフランス人形マリア役の中川翔子さんが大いに語り、女性客のみなさんとともに“愛”に関する質問に答え、格言も発表した。
女性限定の試写会ということで、本作を観終えて女性客であたたかな感動に包まれた会場に、地下世界で暮らすフランス人形・マリア役の声優を務めた中川翔子がマリアを意識した水色のドレスに身を包み登場。実際に撮影で使用したマリアの人形と対面した。また、『TOKYO TRIBE』以来の園子温作品に出演した感想を聞かれると「大好きな園子温作品に、声をかけてもらってすごくうれしい。『冷たい熱帯魚』を撮った監督と同一人物ですよね?っていうくらい感動できるしハートフル。まさか園子温作品について女子だけで語れるなんて最高ですね!」と興奮気味にコメントした。
監督との仕事については「劇中の地上世界では麻生久美子さんがヒロインで、マリアは地下世界でのヒロイン的な役。マリアの歌声から合唱になるシーンは監督がアドリブで任せてくれて、信頼されている感というのがあった」と語り、現場では「すごく怒鳴られたり怒られたりするのかなって、ドキドキしつつ楽しみにしていたらすごく優しくて。『ベイブ』が好きという話をしてくれて、イメージと全然違ってそれもステキだったし、『こういうのが本当に撮りたかったんだよね』と話してくれたのがすごく印象的でした」とエピソードを披露した。
中川演じるフランス人形のマリアも、持ち主の「愛」を求める役ということから、「子どもの頃、実家にマリアに似たフランス人形があって、怖いと思って捨てたのにおばあちゃんが見つけて持ってきちゃったことがあって、すごく怖くて」と当時を振り返りつつ、「ものにも魂が、心があるなと思うと、大人になった今すごく申し訳ないなという気持ちがあって。今こうしてご縁があって出演させていただきました。マリアが一生懸命走るシーンでは、どんどんボロボロになっていくのが演じていてすごく切なかった」とマリア役についてコメント。また、主人公のペットで亀のラブちゃんについて「主人公のために見返りを求めず一生懸命になってくれるところがすごくステキ。私も帰って(愛猫の)マミタスをなめまわしたい」と語った。
本作のテーマはずばり「愛」。「ラブ&ピース」チェックと題して、会場に集まった女性客と一緒に愛にちなんだ質問が出題され、「長谷川博己さん演じる鈴木良一のような、夢を追いかける男性が好きだ」という質問には、「夢がないとさみしいですね。自分にないものを持っているというのは興奮しちゃいますね。でも良一みたいに途中で変わってしまって、調子に乗り出したらしかってあげるのが女子の仕事じゃないですか?」と女性ならではのコメント。
また「私の人生に足りないピースは愛だ」という質問には「まだまだ経験値が足りないなって思います。今レベル30だけど、これからの大きな目標として、園子温作品に参加するという夢は叶った。祖母の遺言で愛の讃歌を歌う人になってねと言われて、もっと経験値を積んで、愛を一杯知って孫の代まで継ぐくらいまで行けたら愛の讃歌もちゃんと歌えるんじゃないかなと思います」とコメント。
愛に関するトークに会場が盛り上がった後は、中川が愛について「エナジー」と書いた掛け軸を披露。「嬉しいことや楽しいこと辛いこと、幸せなこととか何をするにも愛があればエナジーになる。愛を持って生きれたらいいな」と中川節を披露し「愛というものは深くて濃くて、人類の謎ですね。でも迷って見つけてまた無くして、深いです」と続けた。
終了間際には「ここからが女子会、っていうところなのに時間が全然足りないですね!」と惜しみつつ「すごくピュアでストレートで、人間だから傷ついたり失敗したりといういろんな気持ちがギュッとつまっている。日本版『トイストーリー』のようでもあるし、ティム・バートンの世界のようでも。さらに日本だからできる特撮も見られるしラブストーリーもあって見るたびにジワっときますこの味わい深さ、先が読めなさすぎるので一度園子温世界にハマっちゃうとなかなか抜け出せないですね」と『ラブ&ピース』への愛に溢れたコメントで見どころをアピールし、イベントは終了した。
【STORY】
2015年夏、東京。平凡なサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)は、ある日デパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。あきらめたロックミュージシャンへの道、まともに話せないが恋心を抱く寺島裕子(麻生久美子)への想い・・・彼の人生を奪いかえすために必要な最後の欠片【ピース】、それが・・・そのミドリガメだった!――半年後、大人気ロックスターとなり日本中を席巻した良一と裕子の前に、愛を背負った巨大な怪獣“LOVE(ラブ)”が姿を現す。豪華キャストで贈る涙と感動のラブストーリー。
監督・脚本 園子温
主題歌:RCサクセション「スローバラード」
特技監督:田口清隆
出演:長谷川博己 麻生久美子 渋川清彦 奥野瑛太 マキタスポーツ 深水元基 手塚とおる / 松田美由紀 西田敏行
<声の出演> 星野源 中川翔子 犬山イヌコ 大谷育江
(C)「ラブ&ピース」製作委員会
公式サイト: http://love-peace.asmik-ace.co.jp/
6月27日(土)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー