『劇場版 ルパンの娘』の初日舞台挨拶が10月15日、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演の深田恭子をはじめ、共演の瀬戸康史、小沢真珠、栗原類、どんぐり、大貫勇輔、市村正親、観月ありさ、渡部篤郎と、武内英樹監督が登壇。この日の模様は全国318館の映画館にてライブビューイング配信された。
代々泥棒一家である “Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の禁断の恋を描いた「ルパンの娘」。ロングセラーの人気を誇る同名小説を原中毒者が続出するなど話題に事欠かなかった「ルパンの娘」の待望の続編にして最終章となる『劇場版 ルパンの娘』が完成した。
劇場版には、主演の深田恭子はじめ、TVシリーズから引き続き瀬戸康史、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、橋本環奈、大貫勇輔、麿赤兒ほかが出演。さらに劇場版ゲストとして観月ありさが出演。Lの一族の最後のお仕事は予想不能な展開となっていく。
ドラマから開始し約2年間に渡るシリーズの撮影を振り返った深田は「パート1の時には、こんなドラマがあるのか!と驚いたのに、パート2、そして映画と続いてとても居心地のいい現場でした」と笑顔を見せる。
瀬戸も「初めは監督から『ロミジュリ感で』と言われてもよくわからなかったのに、ドラマのパート2からは“ロミジュリ感”と言われるだけでスイッチが入っていましたね」と懐かしそうに語った。
どんぐりは「三雲家は絆と愛がいっぱい。(スタッフ、キャスト含め)みんな家族のようでした。本当に素晴らしい家族! 本当に素晴らしい映画です」と途中声を詰まらせ、感無量の様子。
市村との共演が夢だったという大貫は「1つ夢が叶いました」と目を輝かせると「僕が演じる円城寺は、だんだん妖精のようになっていますが、(劇場版では)いろんなことが起きるので注目していただきたいです」とアピールした。
渡部は「終わってしまって凄く寂しい・・・」とポツリ。「こんな気持ちは初めて。市村さんや観月さんにも出ていただいたので、私はまだまだ(この作品を)やっていきたいです」力を込めると、会場から大きな拍手が送られた。
ミュージカルシーンの見せ場では市村も苦労があったそうで、「サラッとやっているようですが、セットがリアルで苦労しました。でも、ミュージカルを始めて50年。ミスは見せらない。内心はドキドキでした」と苦笑いした。みんなでミュージカルを踊るシーンもあるが、瀬戸は「僕は警察官なので、泥棒ダンスに参加できてめちゃくちゃ嬉しかったです」と満面の笑みを浮かべる。
イベントでは、SNSで集められた一般の方からの質問にも答えた登壇者たち。「自分以外のキャラクターで演じてみたい人は?」との質問に、深田は「三雲玲の役をやってみたいです」と答え、「美しく恐ろしい役。観月さんが本当にステキでした」と微笑んだ。
そんな観月は「(小沢)真珠さんの振り切っぷりが凄い。やってみたいです」と回答。どんぐりも「(小沢演じる)悦子さん!」と。その人気ぶりに小沢は「振り切りとテンションさえ上げれば誰でもできますよ」と笑顔。瀬戸は「僕だけ泥棒スーツを着てないので、ハロウィンで自作で着るしかないですね。僕もLの一族になりたい」とちょっぴり寂し気だ。
海外が舞台となる本作。「今、一番行ってみたい外国は?」と聞かれた渡部は「当初はジョージアでやりましょうか?と言っていたんです」と明かし、コロナ禍のため中止となった海外ロケを残念がると「(映画の)パート2で行ってみたいですね」と、まだまだ未練いっぱいに希望を語った。
最後に、深田が「愛着もありますし、私にとって宝物のような作品になりました」とあらためて「ルパンの娘」の存在を語り、「自分の手から離れてしまうのは寂しいけれど、また呼ばれたらみんなで仮面をつけて集まりましょう!」と述べ、早くも次回作を期待させて、「悔い改めな!」の決めセリフをバッチリと決めていた。
『劇場版 ルパンの娘』
【出演】 深田恭子 瀬戸康史 橋本環奈 小沢真珠 栗原 類 どんぐり(竹原芳子)
観月ありさ / 岡田義徳 太田莉菜 / 藤岡 弘、(特別出演)
市村正親 大貫勇輔 小畑乃々 マルシア 信太昌之 我修院達也 麿 赤兒 渡部篤郎
【原作】 原作:横関 大『ルパンの娘』シリーズ全5作(講談社文庫ほか)
【スタッフ】 監督:武内英樹 脚本:徳永友一 音楽:Face 2 fAKE 主題歌:サカナクション「ショック!」
【コピーライト】©横関大/講談社 ©2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会
【公式HP】 https://lupin-no-musume-movie.com/
【公式Twitter】@lupin_no_musume
【公式Instagram】 lupin_no_musume
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