映画『前田建設ファンタジー営業部』の公開記念追加舞台挨拶が、2月22日、東京・Tジョイ PRINCE 品川プリンスシネマにて行われ、主演の高杉真宙と、共演の町田啓太(劇団EXILE)が登壇した。
本作は、ダム、トンネルなど数々の大プロジェクトに携わってきた実存する建設会社、前田建設工業株式会社の“ファンタジー営業部”の社員たちと、彼らを支えた技術者たちが、実際に試行錯誤と七転八倒を繰り返しながら取り組んだ 実話を実写映画化。到底理解できない設定に翻弄されながらも、無謀なプロジェクトに立ち向かう姿を映し出す。冷静な若手社員・ドイ役を高杉が演じる。
この日、初めて高杉と町田のツーショット舞台挨拶を行うこととなったが、実は二人が誕生日が一緒だったことが判明。高杉が「ずっとその話をしたかったんですが、撮影中にはできなかったんです」と言えば、町田も「7月4日なんですが、なかなか周りにいないんですよ」と嬉しそう。「何を話していたかと振り返ってみると、真宙くんは丸を描くのが苦手だということ(笑)」と町田。それを受けて高杉は「そうなんです。丸を描くのも直線を描くのも下手なんです。え?そんなくだらないこと話していたんですか?すみません・・・」と恐縮する。
掘削オタクの土質担当・ヤマダ役を演じた町田。二人に「内に秘めたオタク魂はあるか?」と聞かれると、すかさず町田が「あるよね~!」と高杉を見やる。高杉は「その質問、若干イヤなんですよ。恥ずかしくて・・・。これまでも取材でもそればかり言ってたし。もういいよって感じですよ(笑)」と苦笑い。それでも町田に「1ついいのがあるじゃない!ステキなことですよ」と促され、「僕は、ゲームと漫画とアニメが大好きです!」とキッパリ。その姿に町田は「なんか、小学生の自己紹介みたいだね・・・(笑)」とニッコリ。町田も漫画とアニメが好きとのことで、「撮影中に真宙くんからお勧めの漫画を紹介してもらったんですよ」と明かした。
また、劇中で展開されるヤマダと岸井ゆき演じるエモトの微笑ましいラブ(?)も気になるところ。「オフィスラブに憧れはあるか?」と問われ、自分たちの環境との違いに少々戸惑いながらも、高杉は「毎日スーツ(を着る)なんて羨ましいですよ」と答える。町田が客席に「オフィスラブしたことあります?」と声をかけると何人も手をあげ、「いいですね!」「羨ましいですね」と興味深々の様子の二人。
続けて「ヤマダはエモトをどう思っていたと思うか」と聞かれると、「土みたいに可愛い人だなと思っていたんじゃないかな」と答え、「掘削について質問してくれてから、ずっと話を聞いてくれて好意が広がっていったと思う。ヤマダくんもだんだん掘削されている感じがあったと思う。これが土ラブ?」と言って会場の笑いを誘う。そんな二人の様子について、高杉が「ドイくんは何も考えず、気づいていないと思います」と分析。町田が「自分自身がそれどころじゃなかったもんね、巻き込まれていて」とフォローを入れると「クセの強い大人たちに!」と声を揃え、トーク中の息もピッタリ。
実際に前田建設ファンタジー部に触れてみて、高杉は「凄いことだと思います」と一言。「実際にトンネルやダムにも行かせていただきましたが、皆さんキラキラして楽しそうに仕事してらした。そういう皆さんが(ファンタジー)営業部を見守ってくれている」とコメント。「僕らがいる映画の撮影現場にも近いものを感じました」と続けると、町田も「モノ作りに共通しているものがあって、やりたいことを思いっきりやって追いかける姿はめちゃくちゃカッコいいと思う。そういうところを前田建設さんが作ることに大きな意味があると思います」と共感し、「こういうモノ作りに携われて嬉しかったです」と充実感を滲ませていた。
映画『前田建設ファンタジー営業部』
「うちの技術で、マジンガーZの格納庫を作っちゃおう!」
上司のアサガワにムチャ振りされた広報グループのドイたち。
ミッションは、“実際には作らない”が、設計図を出し、工期を立て、見積書を完成させ、実物を作るのと全く同じように取り組むこと。そう、これは日本の技術の底力を駆使したプロジェクトだった!現実世界の常識では到底理解できないアニメ世界の途方も無い設定や、あいまいで辻褄の合わない設定に翻弄されながらも、彼らは、無謀なプロジェクトに立ち向かう!
出演:高杉真宙 上地雄輔 岸井ゆきの 本多力 町田啓太 六角精児 小木博明(おぎやはぎ)
監督:英勉
脚本:上田誠(ヨーロッパ企画)
原作:前田建設工業株式会社 『前田建設ファンタジー営業部1 「マジンガーZ」地下格納庫編』(幻冬舎文庫) 永井豪『マジンガーZ』
配給:バンダイナムコアーツ 東京テアトル
©前田建設/Team F ©ダイナミック企画・東映アニメーション
公式サイト:https://maeda-f-movie.com/
全国公開中!