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松坂桃李、11億円のヴァイオリンを手に緊張! 映画『マエストロ!』完成披露試写会イベント!

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謎の指揮者と負け組楽団員が巻き起こす笑いと涙の本格的音楽エンターテインメント、『マエストロ!』の完成披露試写会が、12月2日、東京・丸の内ピカデリーにて行われ、舞台挨拶に、松坂桃李、西田敏行、miwa、小林聖太郎監督が登壇した。

さそうあきら原作のクラッシック漫画を小林聖太郎監督メガホンと取り映画化された本作。歴代最年少で交響楽団のコンサートマスターに抜擢され、同じコンマスだった亡き父の影を追い続ける香坂を演じるのは若手実力派・松坂桃李。経歴も素性も不明で破天荒な指揮者・天童を名優・西田敏行。初の共演に加え、ヒロイン・天才フルート奏者あまね役にはシンガーソングライターのmiwaというフレッシュな顔ぶれが揃った。

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ヴァイオリン奏者役のため、撮影前から1年間猛特訓をしたという松坂。「オフォーを受けたときはヴァイオリンの難しさも全く分からなかったので、『耳をすませば』の聖司さんみたいでカッコいいなと思っていたんですが・・・。練習が始まっていくと段々口数が減っていって、地獄の日々を過ごしました」と告白し、会場の笑いを誘った。

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一方の西田は、「一度はやってみたかった役。汗をかきながら陶酔している指揮者が、何を見て、何を感じているんだろうというのを俳優として知りたいと思っていました。役を演じ、その世界を少し垣間見ることができました」と満足げにコメント。演奏の基礎からしっかり学んだという松坂に対し、「桃李君の集中力はすごいです。感動しました」と絶賛。「ありきたりな音楽の映画じゃないですよ、それを観てもらいたい」と自信満々。

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本作で女優デビューを果たしたmiwaは、「フルートも演技も初めて。食べながらセリフを言うのが大変でした。たくわんもご飯もたくさん食べました。もう当分たくわんは食べなくてもいいかな」と笑い、年末のNHK紅白歌合戦出演も明かされ、「紅白も見ていだだいて、そして劇場にも足を運んで『マエストロ!』も見て下さい!」とアピールした。

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この日、11億円相当と言われるヴァイオリンの王様“ストラディヴァリウス”が壇上に登場し、松坂がその音色を披露することに。弓だけでも2,000万円するというと伝えられると、「最近、無茶ぶりが多いなぁ~」と、先日ほかの映画イベントで“瓦10枚割り”にチャレンジしたことを引き合いに出し苦笑。しかし、一定の速さで長く音をキープするロングトーンという難しい技術をしっかりと披露し、会場にその音色を響かせた。緊張のなか演奏を終えると「ヴァイオリンから出る振動が身体に伝わってきました。弓を乗せただけで自然と吸い寄せられるような感じ」と興奮を隠せない。プロのヴァイオリニストによる、一般的なヴァイオリンとストラディヴァリウスの音色の聴き比べも行われ、その音色の違いに改めて感動していた。

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「プロの演奏者に失礼のないように、最低限のマナーを意識しました。音楽の楽しさを表現できたらいいなと思いました。撮影の半年前から細かい絵コンテも準備して」と渾身の力をこめた作品への思い入れを伝えた小林監督。松坂も「全員が血の滲むような努力をして、愛のある作品に仕上がりました」と目を輝かせた。

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映画『マエストロ!』
<ストーリー>
若きヴァイオリニスト香坂のもとに舞い込んだ、解散した名門オーケストラ再結成の報。だが、練習場は廃工場、集まったのは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちとアマチュアフルート奏者のあまね。合わせた音はとてもプロとは言えず、不安が募る。
そこに現れた謎の指揮者、天道。再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。自分勝手な進め方に楽団員たちは猛反発するが、次第に、天道が導く音の深さに皆引き込まれていく。だが、香坂だけは天道の隠された過去を知り、反発を強めてしまう。そして迎えた復活コンサート当日、楽団員たち全員が知らなかった、天道が仕掛けた本当の秘密が明らかになる――。

監督:小林聖太郎(『毎日かあさん』)
脚本:奥寺佐渡子(『八日目の蝉』)
原作:さそうあきら「マエストロ」(双葉社刊)漫画アクション
出演:松坂桃李、miwa/西田敏行ほか
エンディングテーマ:辻井伸行「マエストロ!」(エイベックス・クラシックス)
配給:松竹/アスミック・エース
(c)2015『マエストロ!』製作委員会
公式サイト: http://maestro-movie.com/

2015年1月31日(土)全国ロードショー!