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松坂桃李、西田敏行ら映画『マエストロ!』 公開直前イベント。辻井伸行の生演奏に感動!

写真左より、小林聖太郎監督、西田敏行、松坂桃李、miwa、辻井伸行

写真左より、小林聖太郎監督、西田敏行、松坂桃李、miwa、辻井伸行

1月20日、東京・よみうり大手町ホールにて、映画『マエストロ!』の公開直前イベントが行われ、主演の松坂桃李と共演の西田敏行、miwa、そして小林聖太郎監督が出席。さらにスペシャルゲストとして、本作のエンディングテーマ曲「マエストロ!」を手がけた盲目のピアニスト・辻井伸行がサプライズ登場し、同曲を生演奏。会場を感動で包みこんだ。

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辻井の演奏をステージ横で聞いていた西田が、「感動して涙が出ちゃった。素晴らしい」と涙を拭うと、松坂は、「感情がグワッと上がってきて鳥肌が立ちました。勇気をもらいました。辻井さんとは同い年ですが、同じ生まれの方がこんなに素晴らしいものを生み出しているんだなと思うと元気をもらえます。今回、音楽という一つのものに引き寄せられたんだなと実感しています」と興奮を隠せない。本作で女優デビューを飾ったmiwaは「撮影や初めての映画でいろいろ経験したことを思い出しました。これからも、この曲を聞くたびに鮮明に思い出すのかも」としみじみ。

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辻井は「いつか音楽に関わる映画のお仕事がしたいと思っていたので、本当に光栄に思っております」と笑顔でコメント。「みなさんがこんなに演奏できるとは思っていなかったので、びっくりしました(笑)。ここまで熱心に練習されて感動しました」とキャスト陣を絶賛すると、「音楽家の方と関わる機会はなかなかないので貴重な体験でした」と松坂。miwaは「練習を聴かれていたのかと思うと恥ずかしいです」と照れていた。

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本作では、世界的指揮者・佐渡裕が指揮指導&指揮演技監修を務めている。その熱い指導を受け「情熱を人間にすると、ああいう形になるんじゃないかな?」と西田。松坂は、「大木のような人ですね。佐渡さんがそこに立つと一瞬にして“森”になるんですよね。オーラがあって佐渡さんの熱意を直に受けることができて貴重な体験でした」と振り返った。

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そこで、謎の指揮者“天道”を演じた西田が、劇中で演奏されるベートーヴェン「運命」の指揮を会場で生披露することとなり・・・。「プレッシャーですが」と言いつつ、やる気満々。松坂から指揮棒を受け取ると、緊張した空気が張り詰める中、弦楽四重奏(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)を前に、見事に指揮をとりマエストロぶりを見せつけ拍手喝采を浴びた。

最後に、松坂が「音楽の力は偉大なものだと実感しています。この映画には大勢の人たちで何かを作るという素晴らしさが詰まっています。コンサートシーンを、ぜひ身体で目で、耳で実感してください」と自身を持ってアピールした。

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映画『マエストロ!』
<ストーリー>
若きヴァイオリニスト香坂のもとに舞い込んだ、解散した名門オーケストラ再結成の報。だが、練習場は廃工場、集まったのは再就職先も決まらない「負け組」楽団員たちとアマチュアフルート奏者のあまね。合わせた音はとてもプロとは言えず、不安が募る。
そこに現れた謎の指揮者、天道。再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す。自分勝手な進め方に楽団員たちは猛反発するが、次第に、天道が導く音の深さに皆引き込まれていく。だが、香坂だけは天道の隠された過去を知り、反発を強めてしまう。そして迎えた復活コンサート当日、楽団員たち全員が知らなかった、天道が仕掛けた本当の秘密が明らかになる――。

監督:小林聖太郎(『毎日かあさん』)
脚本:奥寺佐渡子(『八日目の蝉』)
原作:さそうあきら「マエストロ」(双葉社刊)漫画アクション
出演:松坂桃李、miwa/西田敏行ほか
配給:松竹/アスミック・エース
(c)2015『マエストロ!』製作委員会
公式サイト: http://maestro-movie.com/

1月31日(土)全国ロードショー!