「第76回毎日映画コンクール」の表彰式が、2月15日、めぐろパーシモンホールにて開催され、TSUTAYA映画ファン賞の日本映画部門に『るろうに剣心 最終章 The Final』が選ばれ、大友啓史監督と主演を務めた佐藤健が登壇した。
TSUTAYA映画ファン賞は昨年上映された日本映画・外国映画の中から一般の映画ファンによるインターネット投票で最も票集めた作品に贈られる賞。日本映画部門で受賞した『るろうに剣心 最終章 The Final』では作品を代表して、まずは大友啓史監督が登壇。
大友監督は、コロナ感染緊急事態宣言のため、公開が延期した苦労と思いを語り、「そういう中で映画を作るという事の喜びを感じて、こういう時代のリスクを抱えながらどうとらえて作品を作っていくのかを考えました。そんな中でも劇場に来てくださった観客のみなさんに支えていただいた。今回の賞を受けファンの皆さんに感謝するとともに今後もいい作品を作っていきたいと思います」と感謝の気持ちを語った。
ここで、佐藤が登場し、会場から大きな拍手が送られる。大友監督と熱い握手を交わした佐藤は「スタッフ・共演者の皆さんもみんな喜んでいると思います。投票していただいたファンの皆さま、本当にありがとうございます。皆さまの愛を感じました。その気持ちをしっかり受け取りましたので、それを力に替えて今後も精進していきたいと思います。本当にありがとうございました」としみじみと挨拶。
久しぶりの再会を喜ぶ二人だったが、『るろうに剣心』シリーズ10年を振り返り、大友監督は佐藤について「皆さんもご存知のとおりです。本当21、22歳の頃からやっていただいていますが、日本を代表するどこに出しても恥ずかしくない俳優になったと思います。ぜひぜひ、今後とも佐藤健をよろしくお願いします」と笑顔で称える。
監督の言葉に照れ笑いを浮かべながらも、今作のアクションについて、佐藤は「間違いなく僕は世界で一番優秀なチームだと思っています。みんなとアイディアを出し合いながら一緒に作っていく過程がとても面白かったです」と充実感を滲ませていた。
その他、「ドライブ・マイ・カー」が日本映画大賞を受賞。「すばらしき世界」が日本映画優秀賞他、最多４冠達成。男優主演賞に佐藤健「護られなかった者たちへ」、女優主演賞には尾野真千子「茜色に焼かれる」が受賞。
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