『映画 マイホームヒーロー』の公開直前イベントが、2月26日、東京・秋葉原 UDX シアターにて行われ、主演の佐々木蔵之介をはじめ、共演の齋藤飛鳥、高橋恭平(なにわ男子)と、青山貴洋監督が登壇した。
累計発行部数 370 万部を突破し、「ヤングマガジン」(講談社)にて、2017 年より連載中の大ヒットコミック「マイホームヒーロー」を連続ドラマ化&映画化。どこにでもいる普通の父親が娘の DV 彼氏を殺してしまい、殺した彼氏が所属する半グレ組織から狙われるという命がけの騙し合いを描いた連続ドラマが、2023 年 10~12 月、MBS/TBS ドラマイズム枠で放送され、映画ではその 7 年後を舞台に、完結編が描かれる。家族を守るために戦う父親・鳥栖哲雄を佐々木蔵之介、その娘・鳥栖零花を齋藤飛鳥、哲生と対決する頭脳派の半グレ・間島恭一を高橋恭平(なにわ男子)、哲雄の妻で零花の母親・鳥栖歌仙を木村多江が演じ、宮世琉弥、津田健次郎ら映画からの新キャスト出演が参戦している。
「マイホームヒーローDAY~ドラマと映画イッキ観イベント」と題したイベントは、ドラマ全話を2時間に凝縮し特別編集された「ドラマ『マイホームヒーロー』スペシャル」と、『映画 マイホームヒーロー』を一気に上映。
30分×10話のドラマをあらたに2時間に編集した監督は「凄く大変でした」と言いながら、「蔵之介さんにも協力していただいて、あらたにナレーションを入れたり、曲も差し替えたりしています。でも、自分が撮っていない回の監督の映像を観るのも、編集させていただくのもやりがいがあって楽しかったです」と、充実感を滲ませる。
昨年放送されたドラマ版を振り返った、佐々木は「やっぱり客観的に観れなくてね。このときの血のりの時は弁当大変やったなとか、恭平に殴られている時の倉庫は寒かったなとか、そこ寒かったなとか、外でトイレしてる時に飛鳥ちゃんが来て見つかったとき、向かいの家のおばちゃんがずっと俺を見ていたとか、もう色んなことを思い出して」と裏話を披露し、会場の笑いを誘う。
斉藤は「私は(ドラマでは)時々出てくるだけなので、いちファンの気持ちで観ていました。蔵之介さん、こんなにボロボロになっていたんだ・・・と、楽しんでいました」と屈託ない笑顔を見せる。
高橋も「僕も客観的に観れなかったです。銃撃のシーンは本当に寒かったですし」と話すと、佐々木が「寒かったよね」と同調。それでも「でも、恭平はカイロを貼っていなかったんだよね?なんで貼らへんの?」と驚くと、髙橋は「マジで震えていました。でも、カイロって熱すぎません? ちょっと怖ないですか? 直に貼ると火傷します」と驚きの発言。「直貼りじゃないやん」と諭す佐々木だったが、高橋は「ちょっと前まで直貼りだと思っていました」と、天然ぶりを発揮していた。
哲雄を演じるにあたり、「演技に迷ったときなどは、原作の漫画を見ました。原作に寄せるところは寄せていきましたね」と、色々なポーズも取り入れていたと言い、「原作を凄く頼りにして引っ張ってもらいました」と、原作をリスペクトしながら臨んでいたという佐々木。
斉藤は自身が演じた役について「零花ちゃんはマイペースに見えて、直感が鋭いところがあるんですが、私は人の感情がわからないタイプなので・・・(笑)」と言いながらも、「彼女には自分の中の正義があるので、カッコいいな、憧れるなと思いながら演じていました」と回顧した。
一方で、ドラマでは哲雄にはめられてしまってボロボロになって逃げていた間島役の高橋だが、「ドラマでは色々やられちゃって、本当に残念です」としながらも、「その中で垣間見える人間性のギャップがあって、演じていて楽しかったですね」とほほ笑んだ。さらに「若いけれど上の立場でもあり、どうやって怖さを出そうか、半グレの役作りを自分の中で考えることは凄く楽しかったです」と満足気。
また、ドラマから7年後の物語となる映画の内容にも話が及び、中でもアクションにも注目が集まっているが、高橋はドラマでの経験を活かし、さらに映画でもアクションに挑んだ様子。「前からアクションシーンはやってみたかったので楽しかったです。でも、ドラマの時に銃を取るシーンで、カッコ良く回りすぎて注意されたこともありました(笑)」と、アイドルこその苦労もあったそう。
イベントではタイトルにちなんで、キャストたちが自宅で過ごすときのエピソード「マイホーム○○」も発表することに。佐々木は「寝ているか、酒飲んでいるか、風呂入っているかですね。マイホームスリーパーか、マイホームドランカーか、マイホームニューヨーカーかな」と答え、会場を沸かすと、齋藤は「匂いが好きなので、部屋ごとの匂いを決めています」とこだわりも。
高橋は「マイホーム銀シャリ??」と言いかけ、「何て言うんだろう・・・、服を整頓するやつ」と。佐々木やMCから「断捨離ですか?」とフォローされる一幕も。さすがの天然ぶりに会場は大うけ。「先日、洋服を断捨離して、まとめて後輩に渡しました。30分くらいでできました。直感、即決が大好きです」とあっけらかんと語っていた。
イベントの最後には2月28日に24歳の誕生日を迎える高橋にサプライズでお祝いも! 劇中のキーアイテムでもあるオムレツを乗せたケーキが贈られると「可愛いっすね!」と喜びながらも、みんなから祝福され「恥ずかしいっすね」と大照れ。「年男なので、龍のように上がっていきます!」と意気揚々と抱負を述べ、佐々木も「昇り龍のように!」とエールを送っていた。
「ドラマ『マイホームヒーロー』スペシャル」は、MBS(関西ローカル)にて 2 月 28
日(水)20 時より、TBS(関東ローカル)にて 3 月 3 日(日)13 時 30 分より放送される。
2024年、原作漫画も同時に最終章へ突入!
ドラマ最終話の7年後、「完結編」として公開される怒涛のノンストップ・ファミリー・サスペンス、
『映画 マイホームヒーロー』は3月8日(金)に公開!
『映画 マイホームヒーロー』
<STORY>
娘の彼氏を殺してしまった鳥栖哲雄は、半グレ犯罪組織との熾烈な攻防を生き抜いた。
あれから7年。平穏な鳥栖家の日常が、音を立てて壊れ始める。
山中に隠したはずの死体が、土砂崩れによって発見されてしまったのだ!
警察官となった鳥栖家の長女・零花は、哲雄に疑惑の目を向け始める。
「7年前に彼氏を殺したのは、父かもしれない…」
一方、死体とともに消えた10億円の行方を探っていた半グレ犯罪組織のボス・志野は、再び哲雄に狙いを定めた。かつて哲雄の罠に落ち、すべての罪を着せられて逃亡生活をおくっていた恭一も再び姿を現す。父VS娘VS半グレ
組織。最後の戦いが幕を開ける。父は家族を守る「英雄」か、それとも「犯罪者」か…。ノンストップ・ファミリー・サスペンス、ついに完結。
佐々木蔵之介
齋藤飛鳥 高橋恭平(なにわ男子) 宮世琉弥 板倉俊之(インパルス)
大東駿介 淵上泰史 西垣匠 金子隼也/立川談春 神野三鈴
音尾琢真/津田健次郎 木村多江
主題歌 「インソムニア」Eve (TOY’S FACTORY)
原作・漫画:山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社「ヤングマガジン」連載)
監督:青山貴洋 脚本:船橋勧 音楽:堤博明
制作プロダクション:TBS スパークル C&I エンタテインメント 配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会
3月8日(金)全国ロードショー