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原田泰造、息子役の七瀬公は「柴犬以上になついた」! 映画『ミッドナイト・バス』 完成披露舞台挨拶

原田泰造が「父性」と「男性」という揺れる心情を見事に体現!
~これは、ひとつの家族の再出発の物語~

タイトル

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作家・伊吹有喜氏の直木賞候補小説を原作とした、新潟発の映画『ミッドナイト・バス』が、1月27日(土)から全国公開される。その公開を直前にした18日(木)には東京のニッショーホールで完成披露試写会が行われ、主演の原田泰造、共演の山本未來、七瀬公、そして竹下昌男監督が参加した。

長距離深夜バス運転手でバツイチの高宮利一が、16年前に別れた妻と偶然再会したことから、男として父親として家族や恋人と向き合いながら、新たな一歩を踏み出していく姿を重厚な演出で描き出す。

高宮利一役の原田は、初主演映画『ジャンプ』以来2度目となる竹下監督に「人間の感情の揺れ動きを表すのが上手い監督。勝手に先生だと思っている。監督に会うとピシッとするので、まるで先生と生徒です」と最敬礼。原田は撮影のために大型自動車免許を取得し「3か月くらい教習所に通いました。教習所の先生からも『仕事がなくなったらやりなよ』と言われた」とスジの良さを自画自賛した。

16年前に別れた利一の元妻・美雪役の山本は「原田さんが演じた役とは微妙な距離があるので、知り過ぎないようにと思い、撮影中はあまり話しかけませんでした」と振り返り、本作を通して「離れていても、一緒に住んでいても、軸として繋がっているのが家族だと思った」と家族のカタチにシミジミ。利一と美雪の息子・怜司役の七瀬は、役柄と自身の境遇を重ねながら「片親だからこその苦労や大変さを知っているところからスタートできたのは、自分にとって大きな利点だった」と話した。

そんな七瀬に原田は「自分の本当の息子も同い年。でもこんなに肌はツルツルじゃない」と七瀬のキメの細かい美肌ぶりをイジリ「距離感は実際の息子と同じで、なついてくれた。劇中に柴犬が出てきますが、それ以上になついてくれました」と仲の良さをアピールした。

長編映画監督第2作目となった竹下監督は「真冬の新潟で撮りたくて、企画は2年だが、撮影は昨年3月に25日間でやったので大変だった」と明かすと、原田は「スケジュールもギュウギュウ。久々に立って寝ているスタッフを見た」とハードな目撃談も「でも撮影は本当に楽しかった」と充実した表情で、山本も「役はきつかったがやりがいもあり、楽しい撮影だった」と回想。今月20日に先行上映される新潟では上映チケットの完売もあり、主演の原田は最後に「みんなで大事に作った映画です。ゆっくりとみてほしい」と思いを込めた。

【物語】
バツイチ中年男の高宮利一(原田泰造)は、新潟〜東京間を走る長距離深夜バスの運転手。東京で定食屋を営む恋人・志穂(小西真奈美)との再婚を考えていた矢先、息子の怜司(七瀬公)が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜(葵わかな)は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。
そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、十六年前に別れた妻・美雪(山本未來)が乗り合わせる。十六年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、
動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す──。

原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 長塚京三
監督:竹下昌男
原作:伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)
制作プロダクション:ストラーダフィルムズ
制作協力:アミューズ
企画協力:文藝春秋
製作:ストラーダフィルムズ 新潟日報社
配給:アークエンタテインメント
(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社
公式サイト:http://midnightbus-movie.jp

2018年1月20日(土)より新潟先行ロードショー
1月27日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー