草彅剛、「ここから世界へに羽ばたきます！」と自信！ 映画『ミッドナイトスワン』世界最長925秒予告編お披露目イベント

映画『ミッドナイトスワン』の世界最長となる925秒予告編のお披露目イベントが、9月日、アンダーズ東京にて行われ、主演の草彅剛をはじめ、共演の服部樹咲、真飛聖と、内田英治監督が登壇した。

本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙（草彅）と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果（服部樹咲）の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く「ラブストーリー」。内田監督のオリジナル脚本に、草彅が初のトランスジェンダー役に挑戦。さらに、一果を支えるバレエ教室の先生役に真飛聖、若くして一果の母親役の水川あさみや、凪沙が働くショーパブのママである田口トモロヲなど個性豊かな実力派俳優陣が脇を固める。

今回の予告編は、本作の公開日の9月25日の語呂に合わせて制作されたものとなる。草彅は「こんなに長く見せちゃって大丈夫なの？と思ったけど、たくさんの方の目に止まって感心を持ってもらえたら嬉しいですね。素晴らしい思い切った挑戦！」と笑顔を見せつつ、「でも、これでお腹いっぱいになって『（本編を）観なくていいや』なんて思われないよね･･･」とちょっぴり心配顔。真飛が「大好きな部分をたくさん出しちゃって･･･とは思いましたが、これを大きなスクリーンで観たらどうなるんだろうと思うんじゃないかな？ 余計に観たくなると思います」と言うと、草彅も「そうだね！」と同意。「ここから世界に羽ばたいていかないとね、私たちは！」と胸を張る。しかし、「でも･･･実は僕、まだ『925秒の予告編』観てないんですよ(笑)。今日、夕方くらいに観ます」と言って苦笑いし、会場を沸かす一幕もあった。

今回、トランスジェンダーと気持ちが母になっていくという難しい役どころを演じた草彅。「樹咲（一果）ちゃんに助けられていました。（樹咲は）一果にしか見えなかった。樹咲ちゃんの目を見て演技をしたら上手くできた。僕が引っ張られていました。僕をゼロに戻して無意識に演じることができました。」と、服部を称え、「“エピソード０”草彅剛です！ここから羽ばたこう！ミッドナイトスワン！」と決めて満面の笑みを浮かべる。

そんな服部は、オーディションでバレエの才能を認められ、ヒロイン役を獲得し、本作で女優デビューを果たした。「監督から自然な感じで。演技しているようにならないようにと言われました。ありのままの姿を見せられるように頑張りました」と語り、「バレエは言葉がないけど、女優はセリフもあって、カメラが近くに来て表情も映るから難しかったです」と初々しい感想を述べ、撮影を振り返る。

元宝塚の真飛もバレエ経験者。監督は「やっぱり経験者は全然違う。助けられました」と感謝。さらに草彅のキャスティングについても話が及び、「自分が思っていた凪沙とはしぐさ、歩き方、セリフの出し方が初日から違っていてとても新鮮でした」と言い、服部も「前日までどう演じてくるかわかりませんでした」と。草彅の新鮮な演技に感動した様子。

草彅も「キャスト、スタッフの皆さんが凪沙を愛してくれていた」と感慨深げ。さらに、「この映画は、誰しもが抱えている気もちが込められいる。どなたにも身近に感じてもらえると思います」と伝えていた。

★925秒予告編公式YouTube

＜あらすじ＞
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。

出演：草彅剛
服部樹咲(新人)　田中俊介　吉村界人　真田怜臣　上野鈴華
佐藤江梨子　平山祐介　根岸季衣
水川あさみ・田口トモロヲ・真飛 聖
監督/脚本　内田英治（「全裸監督」「下衆の愛」）
配給　キノフィルムズ
©2020Midnight Swan Film Partners
公式サイト：https://midnightswan-movie.com/

９月２５日（金）ＴＯＨＯシネマズ日比谷他全国ロードショー