渋谷すばる主演映画『味園ユニバース』初日舞台挨拶！ 最後は熱唱で決めた渋谷に大歓声！！

左から、鈴木紗理奈、二階堂ふみ、山下監督

2月14日、関ジャニ∞の渋谷すばる単独初主演映画『味園ユニバース』が初日公開を迎え、東京・TOHOシネマズ六本木にて、渋谷すばるをはじめ、共演の二階堂ふみと鈴木紗理奈、山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、大阪を舞台に、歌うこと以外すべての記憶を失った男・茂雄(渋谷すばる)と、茂雄に“ポチ男”と名づけ自分の家に住まわせる女・カスミ（二階堂）、そして彼を取り巻く人々の日常を音楽をふんだんに使って描く青春エンターテインメントムービー。

「初めての主演がこの作品でよかった。一生懸命やったので、良かったらたくさん言いふらしてください」と挨拶した渋谷。渋谷との共演は身が引き締まる思いだったという二階堂は、初めての大阪弁に苦労したという。「（セリフが上手に言えず）渋谷さんにツナ丼を何杯も食べさせてしまって申し訳なかったです」と謝ると、渋谷は「美味しかったです･･･」と苦笑い。

『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』などで知られる山下敦弘監督は、「監督の仕事は8割がキャスティング。僕の好きな人、面白いと思う人をキャスティングしました。渋谷君は、正論しか言わない人。初めはコミカルなキャラだったが、彼に影響を受けてどんどんストイックにシンプルに変わっていったんです」と、役者渋谷を称えた。

鈴木紗理奈は、渋谷との共演について、「ジャニーズだからアイドルの印象があったけれど、凄く真面目。役者のオーラがあって、とても男らしいし、現場の空気を引き締めてくれた。ミュージシャンとしても奥の深い男だと思いました」と手放しで絶賛。二階堂についても「感性が独特で面白い人」とニッコリ。「この二人は『味園ユニバース』に出るべくして出たと思う」とコメントすると、観客も納得の様子。

また、劇中でカスミが放つ「しょーもな」のセリフにちなみ、自身のダメなエピソードを聞かれた渋谷は、「マネージャーに、『オレのダメなところって何？』って聞いたら、『愛想がない』と即答されて、『決定的に足りてない』って･･･。思わず『ごめん』って言いました(笑)」と語り会場の笑いを誘う。

今年1月、「第44回ロッテルダム映画祭」で上演された本作。上演後にはライブを行い拍手喝采を浴びた渋谷は、「すべてのきっかけがこの音楽映画。それが繋がって自分の中で大きなものになっていると思います」としみじみ。

最後に「この映画は、キャスト、スタッフ、色々な人が関わって一生懸命作った映画でして･･･あの･･･」と言葉を途中にして、「あの頃は～二人とも♪･･･」と劇中で披露する和田アキ子の「古い日記」をアカペラでいきなり歌いだし、会場は大興奮。「おおきに！」と叫び、舞台挨拶を締めくくった。

『味園ユニバース』
＜STORY＞
大阪。広場で行われていたバンド【赤犬】のライブに、若い男（渋谷）が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声！ 若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った【赤犬】マネージャーのカスミ（二階堂）は、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があった――。

監督：山下敦弘『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』
出演：渋谷すばる　二階堂ふみ　鈴木紗理奈　赤犬　他
主題歌：渋谷すばる「ココロオドレバ」「記憶」（インフィニティ・レコーズ）
配給：ギャガ
（C）2015『味園ユニバース』製作委員会
公式サイト：http://misono.gaga.ne.jp/

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