映画『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の披露試写会が、9月13日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、声優を務めた、窪田正孝と広瀬アリスと、錦織博監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、「モンスターストライク」を求めてにした完全オリジナルストーリー。13年前、突然東京の空の一部が宙に浮き、空中都市となった"旧東京”と地上に残った“新東京”を舞台に、東京の危機を救うべく繰り広げるアクションバトルエンターテイメント。カナタ役を声優初挑戦の窪田、カナタを探しに空から降ってきた謎の少女・ソラ役をアニメ声優初となる広瀬が務めた。
声優に初挑戦した窪田は「最初は1人でブースに入ったので、喉に力が入っちゃったりしたんですけど、普段お芝居してる感じでやっていけたらいいなと思っていました」と自然体で演じる事を心がけたという。バトルシーンでは、全身を動かし身振り手振りで感情を入れたそうで「マイクから離れて『わー!』『ギャー!』ってやってました(笑)」と振り返る。その様子を隣で見ていたという広瀬は「見なかったことにしておきました・・・」と語り、笑いを誘う。2人とも裸足になって収録。窪田が「リーズナブルな一番楽な服を着ていきました」と述べると、広瀬も「私もです。もうこれは解放したほうがいいなと思って」と吐露。
今作は“プレスコ”と言われる台詞や音楽・歌を先行して収録する手法で製作された。錦織監督は「お二人をはじめ、声優さんたちの熱演に触発されて芝居や動きがを付けられ、息づかいまで取り組んだアニメーションができました。人物が息づいてる感じになりました」と満足げ。つい先日完成した作品を観たという広瀬は「収録のときは絵コンテとかだったので、こういう背景だったんだ・・・とわかったんです」と説明。窪田は「収録のときは『後ろから大きい物が来るので逃げてください』とか言われて、やっていましたから(笑)」と明かした。
また、「お互いが演じたキャラクターと似ているところは?」と問われると、窪田について、広瀬が「そっくりですよ!」と即答。「何にも染まってなくてどんな色にもなれるところが」と続けると、窪田は「僕、入り口が不幸というか、何かを背負ってる役が多くて(笑)。今回は、いつもと違う形でできたのが大きかったですね」とニッコリ。対して窪田は、広瀬の印象を「めっちゃ明るいよね!歩くパワーストーンみたいな感じ」と例える。「うん、明るい!」と大笑いの広瀬。「アリスちゃんの木漏れ日みたいな声が心地よかったです」と称えていた。
さらに、13年前に起きた東京が鍵となる設定にちなみ、窪田と広瀬の13年前の写真が披露されることに。スクリーンいっぱいに映し出された若き自分を見て、窪田は「公開処刑みたいじゃないですか」と慌てながらも、「17歳ですかね。このときはお芝居を始めたてのころですね。『イヤホンしながら歩いたらかっこいい』『俺、イケてるぜ』と調子こいている感じです」と苦笑い。過去の自分へのメッセージを「友だちはいっぱい作っておいたほうがいいよ、と。斜に構えていた時期なので」と言った。
広瀬は小学5年生の自分を見て、「毎日市民プールに行ってたので真っ黒。髪も短かったので、一番男の子に間違えられてた時期。この1年後にスカウトされたんです」と伝え、当時の自分には「女優になるよーって、教えてあげたい。あの頃は将来何になるかとか考えてもなくて、漠然とバスケ選手になりかたったんです」と懐かしそうにしていた。
『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』
<ストーリー>
13 年前、東京は空中都市“旧東京と地上に残った“新東京“とに分裂された─
ある日、正体不明の化け物たちに襲われたカナタ(窪田)。彼の命を救ったのは、謎の青い髪の少女ソラ(広瀬)だった。彼女は、「世界を救えるのはあなたしかいない!」とカナタに助けを求める。闇の力で世界を意のままに操ろうとするセンジュから世界を救うため、仲間と共に世界の命運をかけた闘いに立ち向かう。
監督:錦織博
制作:オレンジ
製作:XFLAG スタジオ
配給:ワーナー・ブラザース映画
©XFLAG
公式サイト:http://Anime-movie.monster-strike.com
10月5日(金) 全国ロードショー