映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の完成披露試写会が、7月16日、TOKYO DOME CITY HALLにて行われ、主演の浜辺美波をはじめ、共演の赤楚衛二、GACKT、髙嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、小手伸也、長井短、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎と武内英樹監督が登壇した。
眞邊明人の大ヒット小説「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を原作に、実写映画化した本作は、現代の日本×歴史上の偉人という壮大なジェネレーションギャップが織りなすエンターテインメントムービー。コロナ禍真っ只中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死した日本で、未曾有の危機に直面した政府が最後の手段として「歴史上の偉人達をAIで復活させ、最強内閣を作る」ことを実行。“最強ヒーロー内閣”として、窮地に追い込まれた日本を救うべく、誰もが知る日本の歴史に名を刻む錚々たる偉人が、議員バッジをつけ大集結。
テレビ局政治部の新人記者として、最強内閣のスクープを狙う主人公・西村理沙を浜辺美波が演じ、内閣官房長官・坂本龍馬を赤楚衛二、経済産業大臣・織田信長をGACKT、文部科学大臣・紫式部を観月ありさ、財務大臣・豊臣秀吉を竹中直人、そして内閣総理大臣・徳川家康を野村萬斎という豪華キャストが顔を揃えた。さらに偉人内閣を構成するキャストとして、髙嶋政宏、江口のりこ、池田鉄洋、小手伸也、長井短も出演し、個性強すぎる最強ヒーロー内閣が誕生する。
劇中に登場する大階段に見立てた真っ赤な階段を降りてキャスト陣が登場すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。偉人役のキャストは役衣装を身に纏い、まさに最強ヒーロー内閣の大復活となり、観客は大熱狂となった。
坂本龍馬に扮した赤楚が「今日は楽しんで帰るぜよ!」と役さながらに声をかけると、次のGACKTもそれに続き、それぞれが偉人になり切って挨拶する。
偉人ジャーズに囲まれた浜辺は、「久しぶりに皆さんの紛争姿を見たんですが、やっぱり迫力が凄くて。幕が上がる前はみんなウロウロしたり、竹中さんがツンツンして遊んできたり・・・」と笑顔を見せ、和気あいあいとした雰囲気に懐かしさを感じていた様子。
役柄で大変だったことを聞かれると、赤楚は「髭が痒いぜよ」とポツリ。「え~とですね」と素に戻ったと思えば、「楽しかったのはみんなと酒を酌み交わしたことじゃ」と坂本龍馬が抜けない。「大変だったのは土佐弁がちょっと難しかったぜよ」としながらも、「武内監督が(自分と)凄く向き合ってくださって、周りの方々のおかげで坂本龍馬になったんじゃないかと思うぜよ」と、監督や共演者たちに感謝する。
小手は「みんなで飲みに行って楽しかった。そして酔っぱらったみんなとコンビニの前で“コンビニじゃんけん”をしたんですが、僕が負けたんです。でもこの錚々(そうそう)たるメンバーにおごれるなら・・・と思ったんですが、みんな明日のことを考えてかヨーグルトばかり買っていて。3,300にしかならなかったです(笑)」とエピソードを披露していた。
池田は「監督から『君、大河の主役だと思って演じて』って言われて。でも、思えないじゃん。そんなことやったことないしさ」と言って笑いを誘う。
長井は「衣装合わせからみんなと話し合いながら作っていて楽しかったです。でもやっぱり私も飲み会が1番楽しかったですね」と笑う。
観月は「私も飲み会が楽しかった」としながら、「あと、とにかく待ち時間が長かったので、そのときに『江口さんのお家に遊びに行ったごっこ』みたいなのをしていました。何もないところで想像を膨らませて」と明かす。
江口は「大変だと思うことはそんなになくて。これだけの先輩がいらっしゃる中での芝居だったので、凄く緊張していたんですけれど、だんだんとそれが楽しい時間に変わっていって、お酒の席でもチャーミングな方たちばかりで楽しかったです」と振り返る。
髙嶋は「初めて京都の東映太秦撮影所に行ったときに、松平健さんの“暴れん坊将軍”シリーズをやっていて、それを見て、いつかこの役をやってみたいと思っていた。今回は暴れない将軍ですが、徳川吉宗を演じられて夢が1つ叶いました」と満足気。苦しかったことについては、「武内監督作品のめちゃくちゃファンなんですが、どんなファンタスティックな撮影が繰り広げられるかと思っていたら、早朝から夜遅くまで、準備も多いし・・・」と体力的にも大変だったようで、「これはテストステロンの値を上げなきゃいけないと思って、早朝からテンションを上げるためにXでセクシー動画を観ることが苦しかった・・・」とこぼし、登壇者が「ちょっと誰か止めてもらっていいですか?」と慌て出す場面も。赤楚も「めちゃくちゃ暴れん坊将軍ですね(笑)」と笑いが止まらない。
竹中は「これだけのメンバーが揃っていますが、もう毎日が夢のような感じで凄かったです。セットも凄いしビックリしちゃって。毎日が目がくらむような思い出。最高の現場でした。監督のテンションが高くて、僕たちを乗せていくんです。久しぶりの武内組でしたが、最高の時間を過ごすことができました」としみじみ。
GACKTはクライマックスのシーンに言及し、「かなりシリアスな空気が流れていて、思いの丈を伝えるところなんです。それが萬斎さんが真剣に『三成殿~』って。どう切り返したらいいのかと。これが芸能界の恐ろしさを知るということかと」と暴露し、会場を沸かす。
すると、野村は「正確には『織田殿!』を『石田殿!』と言ってしまいまして。やっちまったなと」と苦笑い。それでも「そのときに皇居を見下ろす映像が出てくるので素晴らしい景色です」と勧めた。
浜辺は「私は飲み会にも、江口さんの家に遊びに行くごっこにも参加してないですが、大御所の方ばかりで、本来なら私が一番最初に現場に入らなければいけない立場なんですが、皆さんの準備が長いので、一番最後に入らせていただいていました。楽しくて優越感がありましたね(笑)」といたずらっぽく笑っていた。
<ストーリー>
ピンチだよ、偉人集合! 最強ヒーロー内閣、ここに爆誕!!
時は2020年、コロナウィルスが猛威を振るい日常を奪われた日本。
国内どころか世界中が大混乱に陥る中、首相官邸でクラスターが発生、あろうことか総理大臣が急死してしまう。
そこで政府が実行した最終手段、それは「AI・ホログラムにより歴史上の偉人たちを復活させ、最強内閣をつくる」という前代未聞の計画だった。
総理大臣を託されたのは“江戸幕府を作り上げた伝説の男”徳川家康(野村萬斎)。そして、日本史に燦然と輝く大スターたちが議員バッジをつけ内閣に参加。官房長官を“幕末の風雲児”坂本龍馬(赤楚衛二)、経済産業大臣は“最強にして最恐の革命家”織田信長(GACKT)、財務大臣を“空前の成り上がり者”豊臣秀吉(竹中直人)ほか、紫式部(観月ありさ)、聖徳太子(長井短)、北条政子(江口のりこ)、徳川吉宗(髙嶋政宏)、徳川綱吉(池田鉄洋)、足利義満(小手伸也)など通称≪偉人ジャーズ≫によるドリームチーム内閣が誕生する。
圧倒的なカリスマに加え、政策を推し進める“えげつない”実行力に人々は驚愕し、日本中が熱狂していく。
そんな中、女子アナ志望の若手テレビ局員・西村理沙(浜辺美波)はスクープを取ろうと政府のスポークスマンである坂本龍馬に近づくのだが、ひょんなことから偉人ジャーズの活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気付いてしまい――
果たして、陰謀の正体とは?
そして、日本史に新たに刻まれる“事件”の真相とは?!続きは劇場で!
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
公開日:2024年7月26日(金)
原作:「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(著:眞邊明人 発行:サンマーク出版)
監督:武内英樹(『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』『翔んで埼玉』)
出演:浜辺美波 赤楚衛二 GACKT 髙嶋政宏 江口のりこ 池田鉄洋 小手伸也 長井短 観月ありさ 竹中直人 野村萬斎
脚本:徳永友一(『翔んで埼玉』)
音楽:Face 2 fAKE(『翔んで埼玉』)
配給:東宝
マルシー表記:Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
公式HP:https://moshi-toku.toho.co.jp/
X(旧Twitter):@moshi_toku
Instagram:@moshi_toku
7月26日(金)偉人大集結!最強ヒーロー内閣爆誕!!