大人気恋愛ゲームアプリ「イケメンシリーズ」のスタッフが贈る初のオリジナルストーリーによる実写映画『ナポレオンと私』が、現在絶賛公開中だ。
本作は、武田梨奈演じる悩み多き主人公・春子の前に、恋愛ゲームの画面から突如現れた英雄・ナポレオンの奇妙な共同生活を描き、人生や仕事に悩める女性たちが前向きに生きるためのエールを送る物語。
Astageでは、オーディションで見事にナポレオン役を射止めた濱正悟さんにインタビューを遂行! ゲームのキャラクターという難しい役を演じきった彼に話を聞いた。
― ゲームの中のキャラクターということで、ゲームファンの方もいらっしゃるなかでの実写化というプレッシャーもあったと思いますが、ナポレオン役を演じられていかがでしたか?
プレッシャーに押しつぶされそうでした(笑)。台本を初めて読んだとき、ナポレオンが春子に色々諭すように、僕自身が改めて大事なことに気づかせてもらいました。皆さんにもそのことが届くといいなと思いながら演じました。
― 演じる上で、特に気を付けたことや心がけたことはありますか?
最初は、自分がゲームの世界から現実の世界に来ているという不安や、ナポレオンとしてのキャラクター感を出すように心がけました。その後、春子の恋を応援していくようになり、徐々に人間味も伸ばしていきました。色々な表情も出てきて、最終的に春子の成長とともにナポレオンの変化も楽しんでいただけるように意識しました。
― 大変だったことは?
全部ですね(笑)。普通の作品であれば“衣装合わせ”なんですが、今作では“衣装作り”でした。監督や衣装部のスタッフさんたちと話し合いながら作っていきました。ビジュアルを作っていく作業から参加したのでみんなで作ったという強い思いがあります。その分現場にいる時間も長く団結力も強くなっていったので、やりがいがありました。僕はもともと動きも多いし姿勢も緩いのですが、ナポレオンは体幹が強そうで姿勢がよく、歩き方もスマートで威風堂々としていると思ったので、セリフも含め所作にも気を付けることが大変でした。
― 衣裳など、濱さんから意見を出したことはありますか?
動いているうちにシャツが緩くならないようにとか、ビジュアルと動きについてくらいでしょうか。あと、剣も自分の一部なので、気を付けながらも動きがリアルに見えるように気を付けました。春子の頭をポンポンしたり、くしゃくしゃするところは自然な流れで自分のアイディアでした。靴を履かせるシーンは自然に出たシーンです。
― 紳士ですね!
そうなんです(笑)。その期間は紳士になっていました(笑)。不思議と自然にしていましたね。
― ナポレオンと似ているところはありましたか?
ナポレオンは僕の理想かな。料理が得意なところや寝起きが悪いところは似ています(笑)。失敗や悩み事があっても、前を向いて頑張ろうと思うところも共通しているかもしれません。
― 濱さんが聞かせる低音ボイスも魅力ですが、声の出し方も意識されましたか?
基盤のゲームの声優さんの声も聞かせていただき参考にはしましたが、やはり自分の声も個性だと思っているので、あまり意識して近づけすぎずナチュラルに臨みました。
― 実際にゲームをされましたか?
こういうジャンルのゲームはやったことがなかったので新鮮でした。この作品に出演していなければ触れることがなかったかもしれないので、新しい世界を見つけることができて楽しかったです。やってみて初めて分かる仕組みやユーザー同士の対戦もあって、ワクワクしました。キャラクターによって話も違うのでとても面白かったです。ナポレオンのほかにもトライしてみました。
― 春子に料理を作るシーンがありましたが、とても手際がいいですね。料理はされますか。
普段から料理します。カレーがめちゃめちゃ好きで、連載もしているのでよく作ります。唐揚げやチャーハンはあまり作ったことがありませんでしたが、現場で教えてもらいました。今度は白身魚のフライなどの揚げ物にも挑戦してみようかなと思っています。
― 劇中ではナポレオンの素敵なセリフがたくさん出てきます。濱さんのお気に入りのセリフがあったら教えてください。
たくさんありますが、中でも『お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ』という偉人のナポレオンの言葉です。春子が仕事をしていなくて大変なときに、春子のほっぺをつまみながら言うシーンです。ナポレオンが言っていることは当たり前のことなんですが、大事なことだと気付かせてくれるセリフです。
― 濱さんが普段感じる幸せは?
20代前半は実家暮らしで、今は1人暮らしですが、最近とても家族ってありがたいなと思います。家族と一緒に散歩しているときに、家族といる幸せを感じました。大切な人と一緒にいる時間って凄く幸せだなと最近わかるようになりました。
― 武田梨奈さんとの共演はいかがでしたか?
武田さんには本当にいろいろ教えていただきました。演技に対する姿勢も勉強になりましたし、お話ししていても楽しい方でした。ナポレオンと春子の立場とは逆で、僕のほうが現場で引っ張っていただいた感じです。短い撮影期間ではありましたが、とても濃厚で思い出深い時間を過ごさせていただきました。その他の共演の皆さんも楽しい方ばかりで。集中する場面もありましたが、コミュニケーションがとれたとてもいい現場の雰囲気のなか撮影することができたので、感謝しています。
― それでは最後に本作の魅力と、これからご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
前向きでポジティブな作品なので、ご覧になると元気をもらえると思います。春子の成長を通して、ナポレオンがかすかに人間ぽくなっていく姿を楽しんで観ていただければ。人生に迷っている方、悩んでいる方に少しでも何か行動を起こすきっかけになったら凄く嬉しいですし、そんな作品に携わらせていただけたことをありがたく思います。
【濱正悟 Shogo Hama】
1994年生まれ、東京都出身。2015年にGirlsAward ×avex「BoysAward Audition」で特別賞を受賞。16年から1年間、情報エンタテインメント番組「ZIP!」のレポーターを務めたのち、スーパー戦隊シリーズ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」(18-19/EX)でルパンブルー/宵町透真役を演じ注目を集めた。主な出演作にドラマ「コーヒー&バニラ」(19/MBS)、「お茶にごす。」(21/Amazon Prime Video· TX)、映画『酔うと化け物になる父がつらい』(片桐健滋監督/20)、『真-鮫島事件』(永江二朗監督/20)などがある。
<クレジット>
ヘアメイク:佐々木麻里子
スタイリスト:徳永貴士
衣装:シャツ¥42,900、パンツ¥53,900(ともに アポクリファ/サカス ピーアール 03-6447-2762)
撮影:ナカムラヨシノーブ
映画『ナポレオンと私』
《STORY》
WEB制作会社で営業アシスタントとして働いている28歳の大原春子(武田梨奈)。同僚たちの結婚 ラッシュで焦りを感じてはいるものの、ここ数年、恋愛から遠ざかっている春子は、絶賛人生迷子中…。同僚の伊原ゆか(綾乃 彩)から恋愛ゲームを勧められるも、これまで恋愛ゲームに興味がなかった春子は乗り気になれずスルー。
ある日、憧れている会社の先輩・岩田伸吾(染谷俊之)が新プロジェクトのメンバーを募集していることを知るのだが、岩田は春子にとって高嶺の花。後輩の西園寺里穂(岡林佑香)も岩田先輩を狙っている様子だが、春子は何もできず、ただ見ているだけ。不釣り合いな自分が情けなく、寂しさを紛らわすように恋愛ゲームをインストールしてみると、画面の中にいるナポレオンというキャラクターが目に飛び込んできた。
「こんなイケメンがリアルにいたら幸せだけど実際いないしなー。はぁ、誰か幸せにしてー!」と叫んだその時、画面の中からナポレオン(濱正悟)が現れた?! ナポレオンは《春子が本当に幸せを見つける手助けをする為に現れた》という。あり得ない状況に混乱する春子だったが…。ナポレオンと春子の奇妙な同居生活が始まった?!
いつも見守ってくれるナポレオン。少しずつ変わっていく春子が見つける、本当の幸せとは何なのか? 憧れの先輩・岩田への切ない片思いの行方はいかに??
異世界から現れた英雄が、愛を運んできてくれる、《妄想系ラブストーリー》が始まった!
武田梨奈 濱 正悟
綾乃 彩 岡林佑香
永吉明日香 白鳥紗良 米村真理 金子祐史 笈川健太 村田 唯 輝海 荒井レイラ
染谷俊之
主題歌「realizer」浦島坂田船
監督:頃安祐良
脚本:鈴木規子
配給:ENBUゼミナール
制作協力:Ippo
制作プロダクション:ENBUゼミナール
製作:サイバード
2021 / シネスコ/ ステレオ / 82分 / ©CYBIRD
公式サイト:https://napowata.com/
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