映画『夏への扉 -キミのいる未来へ-』の公開記念イベントが、6月6日、東京プリンスホテルのガーデンプールにて行われ、主演の山﨑賢人をはじめ、共演の清原果耶、藤木直人、夏菜、高梨臨と、三木孝浩監督が登壇した。
本作は、1956年にアメリカで発表された伝説の小説「夏への扉」を映画化。研究完成を目前にしながら罠にはめられ冷凍睡眠させられた宗一郎が、30年後の2025年に目覚め、時を超えて愛する人を救うために奔走する姿を描く物語。監督は『フォルトゥナの瞳』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で知られる三木孝弘。科学者・高倉宗一郎役を山﨑、宗一郎の恩人の娘・璃子役を清原、宗一郎の手助けをするロボット役を藤木が演じる。
いよいよ映画の公開を迎え、山﨑は「(当初の)公開は延期になってしまいましたが、この6月に公開を迎えることは(夏に向かうということで)逆に良かったのかなという気持ちもあります。やっと公開できるのでワクワクしています」と笑顔を見せた。
お気に入りの胸熱シーンを聞かれると、山﨑は清原演じる璃子とのシーンを挙げ、「時を超えるからこそ、普段の何気ないセリフが粋になるんです」と言い、そのセリフを言っていいのか迷いながらも「『さっきはごめんね』というセリフです」と明かした。
藤木にとって山﨑とのシーンは特別な思い入れがあったようで、「賢人くんとバディを組んで、別れるシーンがステキなシーンになればいいなと思って演じました。なので、ジーンとしました。ロボットなんであっさりとしてるんですけどね(笑)」と振り返った。
また、ラストにステキなサプライズが待っている内容にちなみ、「最近起こったサプライズは?」という問いに、山﨑は「今まで会うとずっと泣かれていた2歳の姪っ子が、この間会ったら『けんちゃん!』って呼んでくれたんです。サプライズでした! めっちゃ可愛くて嬉しかったですね」と満面の笑顔を浮かべる。姪っ子に名前を呼ばれた山﨑は「けんちゃんだよ~」と返したそうで、目じりが下がりっぱなし。
清原は、ある撮影現場で誕生日を迎えた時のことについて「スタッフさんから、役のイラスト付きのTシャツを作ってプレゼントしてくださって、凄く嬉しいサプライズでした」と話し、ニッコリ。
最近結婚した夏菜は、「海でプロポーズをしてくれたんですが、ちょうど5時のチャイムが鳴って、それがサプライズでした。涙と笑いがごちゃまぜになって(笑)。一生忘れないと思います」と幸せいっぱい。高梨は「自分がサプライズをするのが好き。最近お世話になっているお姉さんにサプライズでシャンパンを贈りました」と述べ、監督は「イベント前に雨があがったことです」と無事にイベントが開催されたことを喜んだ。
ここで、本作の公開を記念し、山﨑がボタンを押して東京タワーを点灯。劇中で宗一郎が、かけがえのない存在である璃子を、時を超えて救おうとする純愛ラブストーリーであることにちなみ、東京タワーを“純愛”をイメージしたピンク色にライトアップ。東京の夜空を純愛色に染め上げた。
最後に、山﨑が「レトロでチャーミングで、色んな愛の形が詰まった心温まる作品です。最後にもの凄く幸せなサプライズが待っていて、どの世代の方にも楽しんでいただけると思います。ぜひご覧ください」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
<STORY>
将来を期待される科学者の高倉宗一郎は、亡き養父である松下の会社で研究に没頭していた。早くに両親を亡くしずっと孤独だった宗一郎は、自分を慕ってくれる松下の娘・璃子と愛猫ピートを、家族のように大事に思っていた。しかし、研究の完成を目前に控えながら、宗一郎は罠にはめられ、冷凍睡眠させられてしまう。目を覚ますと、そこは30年後の2025年の東京、宗一郎は研究も財産も失い、璃子は謎の死を遂げていたー失って初めて、璃子が自分にとってかけがえのない存在だったと気づく宗一郎。人間にそっくりなロボットの力を借り、30年の間に起こったことを調べ始めた宗一郎は、ある物理学者にたどり着く。驚きの事実を知った宗一郎は、再び1995年へと時を超える。ただ、璃子を救うためにー
山﨑賢人
清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太
田口トモロヲ 高梨 臨 原田泰造
藤木直人
監督:三木孝浩
脚本:菅野友恵
音楽:林ゆうき
主題歌:LiSA「サプライズ」(SACRA MUSIC)
原作:「夏への扉」ロバート・A・ハインライン(著)/福島正実(訳)(ハヤカワ文庫刊)
製作幹事:アニプレックス 東宝
制作プロダクション:CREDEUS
配給:東宝 アニプレックス
©2021 映画「夏への扉」製作委員会
公式サイト:https://natsu-eno-tobira.com/
6月25日全国公開