金時にメロメロな大野拓朗、サトエリから「浮気がバレるタイプ」と！ 映画『猫忍』初日舞台挨拶

映画『猫忍』の初日舞台挨拶が、5月20日、東京・角川シネマ新宿にて行われ、主演の大野拓朗をはじめ、共演の佐藤江梨子、藤本泉、麿赤兒と、渡辺武監督、そして主役猫の金時が登壇した。

本作は「猫侍」シリーズのスタッフたちが再集結して製作。生き別れた父親が変化の術で猫（金時）に化けたと思い込んでいる、霧生忍者の久世陽炎太が旅をしながら成長していく様を描く時代劇コメディー。金時は陽炎太が“父上”と慕う猫を演じている。

主人公の抜忍・陽炎太役を演じた大野は、「忍術はあまり種類は出てこないんですが、僕がこの映画で特に好きなのは水とんの術。あからさまに、その竹筒の下に人はいないでしょうって。クラシックな忍術を楽しんでもらいたいと思います」と作品をアピール。

金時が登場すると愛おしそうに抱え「可愛すぎる～」とメロメロ。「金時は、台本を読み込んでいるのではと思うくらい、ストーリーに沿った芝居をするんです。鳴くのもリアルで本当に返事をしているかのようにタイミングもばっちりだった。“金時NG”はほとんどなく撮影も順調でした。本当に名優です」と称えた。

猫嫌いな役の麿も「動かない役なんですけど、じーっとしている芝居が金時は上手いんです。金時の芝居からヒントをもらって、私はだんだん金時化してきたというか、猫化していると思いますよ。金時に芝居を教わりまして、いい芝居ができたと思っています」とにこやかに話した。

そんな金時にデレデレの大野を一喝したのは、紅葉役の佐藤だ。「私は大野さんと一緒のシーンが多かったんですが、（藤本演じる）“燕”って何度も間違えるんですよ。女の名前を間違えるということは、浮気がすぐにばれるタイプなのかも！」と指摘。すると藤本も「私も“紅葉”と間違えられたことありますよ」と暴露した。すかさず佐藤が「本当ですか？ 不届き者ですね！(浮気相手の名を) 寝言で言っちゃうタイプですね」と大野に疑いの眼を向けると、大野は「絶対に浮気はしません！」と、苦笑しながらも必死に弁明していた。

撮影当初は8.5kgあったという金時も少し痩せて現在は7kg台とのこと。まだまだダイエットが必要だということで、ナイスバディーな佐藤にアドバイスを求めると「子どもを産んでからそうでもないですよ」と笑いつつ、「私はリビング以外の全ての部屋に、１個以上大きな鏡を置いています。金時さんも楽屋に大きな鏡を置けば、“今やばいかも”と意識してお痩せになるかも」とコメント。

陽炎太の父親役を演じた船越は、本作について「新しい立ち位置の動物映画が誕生しました。ほっこりしていただきながら、切れのいいアクションもあるので『和み系アクションエンタテインメント』です」と告げ、最後に大野が「本当に緩くて、敵は出てくるんですが、そこもどこか抜けているところがあって、愛らしくて、どこにも悪い人が出ていない癒やしの作品になっています。気楽に見ていただいて、金時の可愛さにニヤニヤしていただき、笑えるところでは大きな声で笑っていただいて、日々の疲れを吹き飛ばしてください」と伝え、舞台挨拶を締めくくった。

舞台挨拶が終わると、再度登場した大野は金時とともに客席を練り歩き、笑顔で観客の写真撮影などに応えていた。

映画『猫忍』
＜あらすじ＞
時は、泰平―。霧生忍者の久世陽炎太（大野拓朗）は、忍び込んだ屋敷で、生き別れた父そっくりのデブ猫（金時）に遭遇。なぜかその猫が、秘伝【変化の術】で化けた父・久世剣山（船越英一郎）だと思い込んでしまった陽炎太。青年は、父を元の姿に戻さんと抜忍となり【秘伝の巻物】を探す旅に出る。だが、抜忍となった陽炎太を追う霧生忍者の魔の手はすぐそこに迫っていた…。

大野拓朗　　佐藤江梨子 藤本泉 渋川清彦 鈴木福 ふせえり 永澤俊矢 ／ 柄本明　　麿赤兒 ／ 船越英一郎
語り：森本レオ
監督：渡辺武
脚本：永森裕二／黒木久勝／池谷雅夫
(C)2017「猫忍」製作委員会
企画・配給：AMGエンタテインメント
制作プロダクション：ラインバック
製作：「猫忍」製作委員会
公式サイト：http://neko-nin.info/

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