映画『猫侍 南の島へ行く』の大ヒットを記念し、9月19日、東京・新宿シネマートにて舞台挨拶が行われ、主人公猫の玉之丞役・さくら(白猫)と、恋人役ヤムヤム・ジャック(黒猫)が、渡辺武監督とZOO動物プロ・アニマルトレーナー北村まゆみ氏とともに登壇した。
北村一輝演じる“まだら鬼”の異名を持つコワモテ侍・斑目久太郎と、白猫・玉之丞のツンデレの関係が多くのファンの心をつかんで離さない「猫侍」。シリーズの劇場版第2弾となる今作は、土佐を目指し旅する途中、なぜか南の島に漂流し謎の黒人部族や海賊と戦いを繰り広げる。玉之丞とヤムヤムの恋の展開にも注目のラブ・アクション・アドベンチャーだ。
監督とトレーナーに抱かれて登場したさくらとジャックは、大歓声に迎えられ「ニャー!ニャー!」と鳴き声で観客たちに応えた。
渡辺監督は、「おバカな映画でごめんなさい」と挨拶するも、さくらとジャックは知らん顔(?)。玉之丞は、あなごとさくらで演じているが、その違いを聞かれ「さくらは物おじしない性格。動きの多いところはさくらが演じています」と明かした。
恋模様を演じるさくらとジャックだが、実はあまり相性が良くないという。「ファーストコンタクトで興味をもっているとき以外、あまり一緒に撮影していないんです」と説明。「撮影の1か月で少しずつ仲良くなっていったけれど、今日は久々に会ったので、(仲が)リセットされてしまったようです」と語る横で、お互いを威嚇しあう2匹。
トレーナーの北村氏も、「親子や兄弟など、普通はなるべく相性のいい同士を使うんですが、今回は白と黒という色が優先だったので仕方ないですね」と伝えた。
また、北村はとても猫の扱いが上手だという。「でも、主従関係では、北村さんよりあなごのほうが上です」とのこと。とにかく、撮影中は猫の相性に一番気を使ったようだ。
トークコーナーでは、観客も参加し「劇中で食べている餌は、市販で売っていますか?ウチの猫ちゃんにも食べさせてあげたいんですが・・・」と、本作らしい質問も。監督が「マグロキューブのような物で市販でも売っています。あと、カリッという音を出すために他の餌を混ぜています」と答えると、みな興味深々に聞き入っていた。
イベント後は、さくらとジャックがお客樣をお見送り。猫が舞台挨拶という前代未聞のイベントは、ニャンとも和やかな雰囲気のなか終了した。
『猫侍 南の島へ行く』
出演:北村一輝、LiLico、高山善廣、木下ほうか、酒井敏也、緋田康人、
木野花、横山めぐみ
監督:渡辺武
原案・脚本:北村一輝
脚本:永森裕二、黒木久勝、池田雅夫
製作総指揮:吉田尚剛
制作:「続・猫侍」製作委員会
(c)2015「続・猫侍」製作委員会
公式サイト:http://nekozamurai.info/
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