映画『二度めの夏、二度と会えない君』の初日舞台挨拶が、9月1日、東京・新宿バルト9にて行われ、主演の村上虹郎をはじめ、吉田円佳(たんこぶちん)、加藤玲奈(AKB48)、山田裕貴と、中西健二監督が登壇した。
本作は不治の病を患う転校生・森山燐と、彼女に恋する高校生・篠原智の青春ラブストーリー。タイムリープしてバンド仲間と“二度めの夏”をやり直す様を描き出す。
舞台挨拶では、村上虹郎がMCに初挑戦。劇中バンドPrimemberのまとめ役でもある村上が、キャスト陣に撮影時のエピソード等を直撃。
村上の印象について、「これからたくさんの方に観てもらえると思うとワクワクしています」と笑顔を見せた加藤は、「実は正直・・・怖い方だと思っていたんです」と告白。「ドラマの印象が強くて、無口でしゃべらない方だと思ったら違いました。でも凄くやさしくていい方で」と明かすと、村上も思わず照れ笑い。
山田は、「撮影前のバンドの練習で、いきなり『やまちゃん!』って呼んでくれたんです。その瞬間に、虹郎とは仲良くなれる!と思った。パーソナルスペースに入ってくるのがうまいなと」と称え、「彼なりの距離感が心地よくてやりやすかったです」と振り返る。
吉田も「私も怖い人だと思い込んでいたけど、頼りになる人でした!」と笑顔でコメントした。
また、普段、ガールズバンド「たんこぶちん」のヴォーカルとして活躍する吉田に絶賛が集まる中、今回、楽器に初挑戦した山田は「辛くてお風呂で泣いていました」と明かし、会場を沸かす場面も。
それぞれ演じた役がらと似ている部分は?と問われると、村上は「不器用な部分ですかね」と述べ、「器用そうな人ほど不器用。不器用だからこそふるまわないといけない。そういうところがあるのかなと思います」と分析。 山田は「変なところが似てると思います」と一言。加藤は「人を客観的に見てるところは自分と似てると思います。(自身が演じた)会長はけっこう真面目なんですが、私はヘラヘラしてて真面目じゃなくて。生まれた時から適当なんです(笑)」と話した。吉田は「そのままですね。たんこぶちんでも、思い立ったらすぐ『あれやりたい!』って言うし、歌が好きだし音楽も好き」と共通点をあげた。
さらに、本作の主題歌「夏のおわりに」にちなみ、“今年の夏の思い出”それぞれ漢字一字で表現。
村上は“飯”を挙げ「この作品のキャンペーンでたくさんの場所に行かせていただいて、おいしいご飯を食べた」。吉田は“新”を挙げ「新しい経験することが多い夏でした。インストアライブでいろんなところに行って、舞台挨拶も初でした」とニッコリ。加藤は“色”。「いろいろさせてもらった。この舞台挨拶だったり、AKB48でプロレスを興行もしました」今夏の経験を明かす。山田は“跳”とし、「今年の夏は(出演作品が)6本くらい公開されるので、跳ねたいなーと!」と力強く声をあげた。
最後に村上が「この映画は世代を選ばず楽しめる作品。きっと長いこと残っていくと思います。こういう学生バンドの映画に、当時19歳で関わることができて幸せでした」と感慨深げに話し、作品をPRし、舞台挨拶を締めくくった。
映画『二度めの夏、二度と会えない君』
<ストーリー>
今度こそ、君を好きにならない―
「バンド組もう!」高校3年の夏の始めに、彼女は言った。
智が通う北高に転校してきた燐は、文化祭でライブをするという夢を叶えるためにやってきた。彼女の夢を叶えるため、メンバーと共に奮闘し、文化祭ライブは成功を収めた。そして、夏のおわりに、智は燐に自分の想いを伝える。だがそれは取り返しのつかない言葉として刻まれ、2人を引き裂いてしまう。なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう。もしもやり直せるなら──そう思った
ある日、半年前にタイムリープした。今度は絶対に燐に“告白しない”と心に決めた智。
しかし、二度めの夏は一度めと何か違っていた。果たしてライブは成功するのか。二度めの夏はどんな結末を迎えるのか──。
原作:赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(小学館「ガガガ文庫」刊/ガガガ文庫10周年企画)
脚本:長谷川康夫
監督:中西健二
出演:村上虹郎 吉田円佳 加藤玲奈 金城茉奈 山田裕貴/本上まなみ/菊池亜希子
公式HP:http://nido-natsu.com
公式Twitter:@nidonatsu#ニドナツ
配給:キノフィルムズ/木下グループ
(C)赤城大空・小学館/ 『二度めの夏、二度と会えない君』パートナーズ
大ヒット上映中