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松坂桃李、「人生最大の決断は大学を辞めたとき」 映画『日本のいちばん長い日』完成披露試写舞台挨拶!

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終戦記念日の1カ月前になる7月15日、映画『日本のいちばん長い日』の完成披露試写会が東京・丸の内ピカデリーにて行われ、主演の役所広司をはじめ、本木雅弘、松坂桃李、原田眞人監督がレッドカーペットセレモニーと舞台挨拶に登壇した。

本作は、半藤一利のノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」(文春文庫刊)を完全映画化。日本の未来を信じ、平和への礎を築くため身を挺して闘った男たちのドラマを描く衝撃と感動の歴史大作。終戦を迎えた1945年8月15日の前夜14日から翌日の玉音放送が国民に届くまでの舞台裏が今、明かされる。

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役所は、「本作は、岡本喜八監督がずいぶん前に映画化されていますが、特に違うのは昭和天皇が堂々と姿を現していることです。本木さんが素晴らしい演技をしていますので見どころです」と力を込めた。

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その昭和天皇を演じる本木は、「自分が映画の中でしっかりと責務を果たせているのか、日々重圧を感じています。公開されたら賛否両論とお叱りをしっかり受け、早く楽になりたいというのが本音です」と大きなプレッシャーを背負っていることを吐露。

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若き陸軍将校・畑中少佐役の松坂は「僕たちのような若い役柄が『動』なら、役所さんや本木さんは『静』。それぞれが時代の動きの中で変わっていく様子が、怖いなと感じました。3回くらい観てくださったらこの映画のより深いところが分かっていただけるかと」と真剣な面持ちで語った。

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原田監督作品に常連の役所は、原田監督について「怒る回数が少なくなったと思ったんですが、松坂君は違うっていうんです」と話すと、松坂は「僕は、原田監督の現場は初めてでしたが、初日から終日まで監督の声が飛び交っていました。でも、その緊張感が居心地よかったです」とニッコリ。
原田監督も松坂に向かって「怒ってないよね?」と声をかけると、「でも・・・、僕に怒っているんじゃないかと思いながらやっていました」と松坂。すかさず原田監督が「その通り!」と返し、松坂もビックリ。会場も大爆笑に。

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映画の内容の「日本史上最大の決断」にちなみ、「自分の人生最大の決断」を問われた本木は、「食事ひとつをとっても、何から食べようかとか日々決断に迫られています」とジョークを飛ばしながらも、「恐れ多くも、昭和天皇を演じるということが最大の決断でした」と答えた。松坂は、「大学を辞めたときです。在学中にこの仕事を始めたのですが、休学期間が終わるとき、大学を辞めて俳優をやっていこうと決めました。親は怒っていましたけどね。スパッと決めました。後悔はないです」と明かした。

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最後に、原田監督が、「民意とは、国民を救うということは何か、70年前の根っこに遡ってもう一度考えてみてほしい。日本はどうしたらいいのか、ひとりひとりが考えて行動に移してもらいたい」と観客に語りかけ、「この映画には戦闘シーンは出てきませんが、広島と長崎に原爆が落ち、戦地では兵士たちが飢えに耐えながら戦っていたという背景がある。戦争を二度と繰り返さないようにという気持ちを感じてもらえたら嬉しいです」と役所がメッセージを送り、舞台挨拶を終了した。

日本のいちばん長い日ポスター

映画『日本のいちばん長い日』
原作:半藤一利(文春文庫刊)
監督・脚本:原田眞人
出演:役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山﨑努
配給:アスミックエース、松竹
(C)2015『日本のいちばん長い日』製作委員会
公式HP:http://nihon-ichi.jp/

8月8日(土)より全国ロードショー!