監督:蜷川実花×主演:小栗旬〈太宰治役〉
世界的ベストセラー誕生の裏側。ゴージャスな禁断のエンタテインメント!
小栗旬、ダメ男でどうしようもなくセクシーな太宰役に
「嫌いにならないでください(笑)」
小栗旬、沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、蜷川監督登壇!!
さらに、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント
「ジャパン・フォーカス」での上映が決定!
<ジャパンプレミアイベント>
天才作家・太宰治が死の直前に完成させた「人間失格」は、累計1200万部以上を売り上げ歴代ベストセラーのトップを争う、“世界で最も売れている日本の小説”。その小説よりも遥かにドラマチックだった<誕生秘話>を太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化するのが『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9/13(金)公開)。
監督は世界で活躍する写真家である蜷川実花。構想に7年を費やし、天才作家・太宰治のスキャンダラスな恋と人生を大胆に映画化!主人公の太宰治を演じるのは、小栗旬。蜷川監督と初タッグを組み、大幅な減量を敢行しながら、究極のダメ男でモテ男、才気と色気にあふれた最高にセクシーでチャーミングな、かつてない太宰像を創りあげた。太宰の正妻・美知子に宮沢りえ、作家志望の愛人・静子に沢尻エリカ、最後の女・富栄に二階堂ふみ。それぞれの世代を代表する女優たちが、一見太宰に振り回されているように見えて実は自分の意志で力強く生きている女性たちを、圧巻の演技力で魅せる。さらに太宰と女たちを取り巻く男性陣にも、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也ら超豪華キャストが集結。
蜷川組常連のスタッフに加え、脚本に『紙の月』の早船歌江子、撮影に『万引き家族』の近藤龍人、音楽には世界的巨匠・三宅純を迎え、日本映画界最高峰のチームが集結。ゴージャスでロマンティックな唯一無二の蜷川実花の世界観をさらに進化させた。
不世出の作家・太宰治による名著「人間失格」の誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化する『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日全国公開)。そのジャパンプレミアが25日(木)に行われ、主演の小栗旬、共演の沢尻エリカ、二階堂ふみ、成田凌、そして蜷川実花監督が出席した。
蜷川監督からの熱烈オファー叶っての起用に、天才作家・太宰治役の小栗は「嬉しかった」と素直な心境を吐露し「出来上がった脚本を読んだら大変そうだったけれど、これをやらなかったら役者としてどうなの?と思うくらいの脚本だった。参加して良かったし、楽しかった」と回想。
ただ、3人の女性との間で苦悩する役どころでもあり「楽しい半分、しんどい半分。沢尻さんとは素敵なラブストーリーをやらせてもらい、ふみちゃんとはドロドロした時間を過ごした」と微笑しつつも、家族団らんのシーンでは「太宰はたくさんの人を裏切っていくので、精神的にしんどくなっていって、家族と一緒にいるシーンでは二人の子供が可愛くて…。『お父さん出かけて来るね』と自宅を出ていくときは心が痛くなった。しんどかった」と役を通して精神的なダメージを受けているようだった。
作家志望の愛人・静子役の沢尻は「自分の感情や欲望に貪欲な女性。私も演じていて楽しかった」と笑み。蜷川監督とはヒット主演映画『ヘルタースケルター』でタッグを組んでいることから「どんな重い役が来るのかと思ったけれど、そんな要素は全然なくて、終始楽しい!で終われました」と報告。蜷川監督から「まあまあ大変な役だけどね…」と言われると、沢尻は「苦しい部分もあったけれど、恋をしてハッピーな感情だったので、恋をしている気分が勝った」と喜色満面だった。
太宰の最後の女・富栄役の二階堂は「ジメジメしていたかなぁと思う」と重い系女子役を自称しつつ「でも旬さんが圧倒的で、現場に現れただけでその場の空気が変わるような存在感があった」と小栗の成り切りぶりと座長ぶりを賞嘆。若手編集者・佐倉潤一役の成田は「太宰を尊敬すると同時に大軽蔑するという両極端な気持ちを持ちながら、太宰を支えていくという役柄」とキャラクター説明。さらに「撮影中は小栗さんが目の前に立ったらそこに飛び込むだけだったので、気が楽でしたね」と小栗に全幅の信頼を寄せていた。
一方の蜷川監督は、太宰の正妻・美知子を演じた宮沢りえについて「りえちゃんが現場に入るとその場の空気が変わる。家庭のシーンで子供たちの力をフィルムに焼き付けてくれた手腕が凄くて圧倒的でした。次も必ずご一緒したい」と早くもラブコールを送っていた。
また映画の内容にちなんだ「劇中キャラクターの中で死ぬほどの恋をするなら誰?」とのお題には、小栗と成田は宮沢の演じた美知子を指名。成田が「帰る場所があるというのがいいね」と家庭への憧れを口にすると、小栗は「富栄さんはキツいんだよね~」とぶっちゃけつつ「登場人物みんな自分に正直に生きている人ばかり。途中からそれぞれみんな『おや?』というところが出てくる」と複雑な人間模様を予告した。
同じ質問に沢尻は、静子の弟・薫(千葉雄大)を指名して「可愛いんだけれど、芯があっていいなぁと思う。そういう人好きです。登場人物の中で唯一ちゃんとしている」と分析、それには蜷川監督が「エリカって意外とそういうところを見つけるよね」と感心していた。一方、二階堂は「静子さんがいい。創作意欲を掻き立てるような人は魅力的」と笑みをこぼすと、すかさず静子役の沢尻も「いつでもどうぞ」と応えていた。蜷川監督は主人公の太宰治が好みなようで「私はダメ男が好きなので。太宰はキング・オブ・ダメ男、これ以上ダメな男はいないというくらいの気持ちで作った」と笑わせつつ「ダメなんだけれどどうしようもなくセクシー。色っぽく説得力のある男になっています」とアピールした。
また本作が、第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」で上映されることも決定!蜷川監督は「たくさんの方に観てもらえるのは嬉しい。国を超えて観てもらえる作品になっています」と海外上映にも自信を覗かせた。小栗も「日本を感じられる作品になっているし、日本のいいところが沢山出てくる。太宰は日本の文化じゃないと生まれなかった作家。作家と編集者との関係性も日本ならではのものだと思うので、海外の人がどう観るのか楽しみ」と全世界の人々のリアクションを期待していた。
最後に主演の小栗は「僕としては、皆さんに自信を持って『面白い!』と思ってもらえる映画になっています」と胸を張り、「嫌いにならないでくださいね」とメッセージを。太宰のダメ男ぶりにも手応えを感じていた。
本作は小説「人間失格」の映画化ではありません。本作に原作はなく、実話を基にしたオリジナルストーリーとなります。
<ストーリー>
男と女に起こることのすべてがここにある
天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すー。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが・・・。
今、日本中を騒がせるセンセーショナルなスキャンダルが幕を明ける!
<クレジット>
監督:蜷川実花
出演:小栗旬 宮沢りえ 沢尻エリカ 二階堂ふみ
成田 凌 / 千葉雄大 瀬戸康史 高良健吾 / 藤原竜也
脚本:早船歌江子
音楽:三宅純
プロデューサー:池田史嗣
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「カナリア鳴く空feat.チバユウスケ」(cutting edge/JUSTA RECORD)
製作:2019「人間失格」製作委員会
企画:松竹
配給:松竹 アスミック・エース
コピーライト:© 2019 『人間失格』製作委員会
公式HP:http://ningenshikkaku-movie.com/
公式Twitter、Instagram:@NSmovie2019
9月13日(金)全国ロードショー!