漫画家・俳優の蛭子能収主演映画
日本テレビ放送網と吉本興業が共同制作した漫画家・俳優の蛭子能収主演の映画『任侠野郎』（監督：徳永清孝）が、2016年6月4日（土）より全国順次公開する。
本作は、漫画家として人気の蛭子能収が、俳優として長編映画初主演を務めた任侠映画だ。かつて関東一円に名を響かせた元若頭の柴田源治。過去と決別し静かに暮らしていたが、義理と人情が絡み合い、抗争に巻き込まれる源治を熱演する。今までの蛭子能収のイメージを覆す、本気で挑んだ男気溢れる姿は必見。脚本は大ヒットメーカーの福田雄一が担当し、愛に溢れる任侠映画が誕生した。
5月4日、6月4日(土)の全国公開に先駆け、スペースＦＳ汐留にて≪完成披露試写会≫を開催。舞台挨拶には、主演の蛭子能収、トリンドル玲奈、北原里英(NGT48)、やべきょうすけ、脚本家の福田雄一、そして徳永清孝監督らが登壇した。
＜「任侠野郎」完成披露試写会＞
蛭子が「えっと、み、見ていただいてありがとうございます」と、謙虚な挨拶で舞台挨拶がスタート。
蛭子主演の任侠映画という企画について脚本家の福田雄一は、「ずれてるものが好きなんですよ。ベタな流れで大きな間違い。今回は主役が間違っている‼俳優・脚本家のマギーさんが蛭子さんと舞台で共演した際、本番中にくしゃみをしたとの逸話を聞いて『蛭子さんしかいない』と確信しました」と企画した当初を振りかえった。
以前から交流のあった徳永監督と福田がイタリアンレストランで何気なく話をしていたところにプロデューサーが現れ、なんと10分間の打ち合わせで本作品の映画化が決定したという驚きのエピソードを披露。
脚本家＆監督ともに「とてもいい加減に決まった（笑）」という、とてもゆる～い流れで決まった映画の主演のオファをうけた蛭子。しかし役は決してゆるくない、伝説の男と呼ばれたヤクザの柴田源治という主人公。
「最初は違和感がありました」と最初は不安なスタートだったことを告白。「でも来た仕事は引き受けます。監督さんとカメラマンさんの言うとおりに動いただけ」と主演らしからぬ弱気で笑いを誘った。
本作品で正岡組・組長の娘で、亡き父親の後を継ぎ組長となって奮闘する正岡時子を演じたトリンドルは、「最初は蛭子さんの娘役と聞いていたのですが、衣装合わせにいったら組長の娘役でした（笑）」と、これまたゆるい流れで役が決まったことを告白。また共演した蛭子に関しては、「和やかなムードで、蛭子さんは真面目で常に台本を持ってました」と称賛。
登壇者の名前を間違えないように、舞台挨拶用の台本を握りしめて登壇した蛭子のお茶目な一面が披露され、蛭子は赤面し「最近、物覚えが悪いんですよ」っと照れながら説明。そんな蛭子は、北原里英を「北原さとみさん」と言い間違えたそうで、「惜しかったです。でもうれしかったです」と北原がフォローするなど、仲の良いチームワークを垣間見せた。
また今回、榊組・組長の愛人役を演じた北原は、「また今回も体を張るシーンが多いなと思ったんですけども、AKB48グループのなかで、パンチラさせたら、一番だっていうプライドを持って挑ませていただきました」と意気込みを語ると、福田雄一から「チラどころじゃないよ（笑）」突っ込まれる場面もあった。
そして榊組の若頭・牛島をえんじたやべきょうすけは、「役に入って接してるので、カットかかると、すぐいい人の蛭子さんで、“すいません、すいません”っていう」と蛭子とのお茶目ぶりを告白。また「（最後の立ち回り）いろんな作品で斬り合いをしてきましたけども、いくら竹光とはいえ、段取りの状態からおもいっきり首を切られたのは初めてでした（爆笑）。斬られるっていうのはこういうことだなって」など、蛭子さんとの共演シーンについて語ると、蛭子さんは「そんなに迷惑かけてるとは思わなかった。でも僕は芝居が出来ないから・・・」とシドロモドロになる一幕もあった。
蛭子さんに決め台詞のを再現してもらう場面では、「どうすんだっけ？」と困惑しながら、監督に檀上で演技指導をされつつ「お控えなすって」を披露。何か違うっという周りのリアクションうけて行ったリテイクでは、片膝をついてしまい、「ホストみたい（笑）」とツッコまれていまい会場の笑いを誘った。
一方、組長役のトリンドルも正岡時子になって啖呵をきるという場面で、「みんな、『任侠野郎』よろしくたのむわよ」と姐御の貫禄をみせバッチリときめていた。
ーー最後にメッセージ
徳永：「蛭子さんが主演で大丈夫なのって思う人はいっぱいいると思うんですが、そこは絶対大丈夫。なので蛭子さんかっこよかったよって言ってもらいたいです。あとは任侠ものと言いながらもお話の軸は、女の人が握っているので、そんなにヤクザヤクザしてない映画ですので、ご近所のお友達、ご家族、お誘い合わせのうえご覧になっていただけたらと思います」
蛭子：「面白いと思ったか面白く無いと思ったか知りませんけど、面白いと思ったんだったら、意外と面白かったらと言ってもらえたら。面白くなかったと思ったら黙っててもらいたい（笑）。ツイッターでもし広げていただけたらありがたいですね」
出演：蛭子能収
柳楽優弥トリンドル玲奈安田顕
大谷亮介中尾明慶やべきょうすけ橋本マナミ北原里英（NGT４８）大悟（千鳥）
橘ケンチ（EXILE）/佐藤二朗
監督：徳永清孝
脚本：福田雄一
音楽：牧戸太郎
編成企画：堀金澄彦
プロデューサー：植野浩之 高畑正和 森清知成 星野恵
制作：日本テレビ放送網株式会社KATSU-do
制作協力：アバンズゲート日テレアックスオン
配給：KATSU-do ⓒ2016『任侠野郎』製作委員会2016 / 日本/ 69 分/ カラー
主題歌：ARCHAIC RAG STORE「LOVE SONG」(KAIROS inc.)
挿入歌：『任侠野郎』（歌：蛭子能収作詞：福田雄一作曲：牧戸太郎）
●公式HP：http://ninkyo-yaro.com/
●公式Twitter：https://twitter.com/ninkyo_yaro
６月４日(土) 全国順次公開
