『ミステリと言う勿れ』のプレミアイベント&完成披露舞台挨拶が、8月31日、東京・六本木ヒルズにて行われ、主演の菅田将暉をはじめ、共演の柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太の豪華キャスト陣と、松山博昭監督が登壇した。
田村由美による大人気漫画を原作に、2022年1月期のフジテレビにて放送された連続ドラマ「ミステリと言う勿れ」は、天然パーマがトレードマークで友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛 する大学生の主人公・久能整(くのう・ととのう)の時に優しく、時に鋭い魔法のようなお喋りで、いつの間にか登場人物たち が抱える様々な悩みも、事件の謎までも解かれてしまうという新感覚ミステリー。映画では、広島 を訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集家(かりあつまりけ)の遺産相続事件に 巻き込まれる、原作でも大人気のエピソード【通称“広島編”】が描かれる。
ドラマから引き続き松山博昭監督がメガホンを握り、久能整を菅田将暉。狩集家遺産相続事件の関係者たちに柴咲コウ、松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、鈴木保奈美、滝藤賢一ら映画キャス トとして参加。テレビシリーズでお馴染みの伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、永山瑛太も引き続き登場する。
六本木ヒルズアリーナで行われたプレミアイベントでは、まずはMCを務める軽部真一アナウンサー(フジテレビ)が整の格好で登場し、会場を温めるも、思ったほどの反応がなくちょっぴり肩を落とす軽部アナウンサー。それでも、キャスト陣が会場に現れると大歓声が上がる。イエローカーペットを闊歩し、集まったファンに黄色いボールを投げたり渡したり。和やかな中イベントがスタートした。
猛暑となったこの日、菅田はファンの体を気遣いながら、「(作品が)無事完成し、この日を迎えられたことを大変嬉しく思います」と挨拶。
原作ファンだという柴咲と松下は「映画に参加できて嬉しい」と笑顔を弾けさせ、松下は「原作ファンもドラマファンの方も楽しんでいただける映画になっていると思います」と自信をのぞかせ、同じくファンだという町田や、オーディションで役を獲得した原も「映画に参加できて光栄」と頬を緩ませる。原との共演シーンを振り返った永山は「原さんは本当に素晴らしかった。これからも見ていたい。光を放たれていました」と絶賛。
滝藤の名前が紹介されると、会場から男性の野太い声で「滝藤さーん!」と声がかかり「本当に嬉しいな」と目尻を下げる滝藤。
ダチョウが大好きだという萩原は現場で動物クイズゲームで場を盛り上げていたという。
ちょうど原作の【広島編】を読んでいるときに出演オファーを受けたという菅田。菅田にとっても思い入れが強い回だというが、「ドラマでは入り切らなかったし、整の説明にもなっているので、これをやらないと(作品が)終われないと思った」と映画化を喜んだ。
監督も映画化について「他のエピソードとは温度感や空気感が違っていた。月9には合わなかったという考えもあった」とし「重要なエピソードでもあり、いい映画になったと思います」と胸を張った。
また、原作と同様に菅田のことが大好きだという松下。「芝居力も人間力も凄い。いつか一緒にお仕事をしたいなと思っていた。クランクインのときに菅田さんが登場したとき、『整くんだ! 本物だ!』と思いました」と感激しきり。菅田も「以前、演劇の授賞式でお会いしたことがあって、共演を楽しみにしてました。松下さんの役がひと癖もふた癖もあったので、どんなことになるのか楽しみでした」と松下の共演を喜んだ。
今作で広島弁とメガネ姿を披露する町田は「マイルドな広島弁に挑戦しながら楽しくやらせていただきました。数あるメガネの中からベストオブメガネを選びました」とニッコリ。
大隣署の3人、伊藤と尾上、そして筒井も和気あいあい。「2年のブランクを感じないくらい楽しかったです」とし、伊藤は「(劇中で)ずっと出てこないけど、諦めないで観てほしいです(笑)」とアピールした。
その後、場所を劇場に変えて舞台挨拶を行ったキャスト陣と監督。軽部アナウンサーが松下を「松下幸之助さん、お願いします」と名前を間違えるハプニングもあったが、松下も「恐れ多いです」と言いながら、「興味深い役をいただきまして、僕も演じていて楽しかったです。現場でも多くのことを学ばせていただきました。ドラマ版も大好きだったので、この作品の一員になれたことを心から嬉しく思います」とコメント。最後に「松下洸平でした!」と締めて会場を沸かす一幕も。
松下の存在を菅田は「ひまわりのようでしたよ。冬の撮影でしたけど」と称え、温かな現場を回顧。
萩原は「撮影時期にちょうどダチョウにハマっていて取材でもダチョウの話しか出てこない」と苦笑い。なぜか町田と顔を見合わせ笑い出すなど、座組の雰囲気を垣間見れるような舞台挨拶となった。
『ミステリと言う勿れ』
<ストーリー>
天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整(菅田将暉)は、美術展のために広島を訪れていた。
そこで、犬童我路(いぬどうがろ)(永山瑛太)の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路(原菜乃華)と出会う。
「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」
そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。
当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助(町田啓太)、波々壁新音(萩原利久)、赤峰ゆら(柴咲コウ)の4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴(松下洸平)は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…
次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。
そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった―――。
■原作:田村由美「ミステリと言う勿れ」(小学館「月刊フラワーズ」連載中)
■監督:松山博昭『信長協奏曲』(2016年)
■脚本:相沢友子『本能寺ホテル』(2017年)
■音楽:Ken Arai
■主題歌:King Gnu「硝子窓」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
■製作:フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
■出演:
菅田将暉
松下洸平 町田啓太 原菜乃華 萩原利久
鈴木保奈美 滝藤賢一 でんでん 野間口徹
松坂慶子 松嶋菜々子
伊藤沙莉 尾上松也 ・ 筒井道隆 永山瑛太
角野卓造 段田安則 柴咲コウ
■撮影期間:2022年12月中旬~2023年2月上旬
■公開日:2023年9月15日(金)
■コピーライト:Ⓒ田村由美/小学館 Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
■映画公式サイト:not-mystery-movie.jp
■公式Twitter:@not_mystery_
■公式Instagram:@not_mystery_not
9月15日(金)シリーズ最大級の新たな謎が幕を開ける!