講談社「別冊フレンド」に連載され、洗練された世界観と、リアルな心理描写で熱狂的に愛され続ける少女マンガ「溺れるナイフ」が待望の映画化。小松菜奈、菅田将暉W主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音という最旬キャストに、監督は日本映画界最注目の新鋭・山戸結希。11月5日(土)の公開に先立ち、本日、小松菜奈、菅田将暉登壇による現役女子中高生限定シークレット試写会が実施された。
上映終了後に会場を埋め尽くした現役女子中高生の大歓声に迎えられた小松菜奈と菅田将暉。「お休みのところ制服で来ていただいてありがとうございます。」と小松の丁寧な挨拶に続いて菅田は「15歳!?」と驚きながら「どうも、おじさんです」と挨拶すると会場からは黄色い声援に交じって笑いが漏れていた。
イベントでは「夏芽の役が決まった時のプレッシャーはありましたか?」とのMCの質問に対して小松は「プレッシャーは原作ものにつきもの」としながらも「台本を渡された時に最初に名前が書いてあり頑張らなきゃ、他のキャストに負けたくないな、と思った。」 と負けん気の強い一面をのぞかせた。一方で本作が恋愛作品として初の主演作品ということで「壁ドンだ、顎クイだとか家で練習していたけどそんなこともなく・・・」と再び会場を笑わせると「自分らしいラブストーリーになった」と満足げに作品の感想を語った。映画では都会から転校してきた小松演じる人気モデルの夏芽が菅田演じる美少年コウに出会い、自由奔放に生きる姿に翻弄されながらも強烈に惹かれていく物語。そんな主人公の二人を演じた小松と菅田はこの日、女子中高生らとともに【○×トークセッション】に挑戦し、撮影の裏話やそれぞれの恋愛感について語り大いに会場を沸かせました。
イベントでは10代の恋愛模様を描いた本作になぞり、現役女子中高らとともに小松と菅田は【〇×トークセッション】を行い、「10代は恋愛よりも自分の夢を追うのが賛成だ」とい質問の場面では〇と×の両方が上がる会場を渡しながら小松は「10代は恋愛したいですよ。恋愛からも色々なことを学べるからいいと思います。」と自身の恋愛感を述べた。
さらに菅田は「人を好きになる、ってことですよね。夢も大事だけど、恋愛を捨てることはないのかな。」と指南する場面も。続けて、「友達と同じ人と好きになったことがある」との質問の場面では、会場から「友達とお互いに頑張ろう」となったエピソードが語られると「いい関係ですね」と菅田と小松は興味深々に聞き入りながら、学生時代と今の女子中高生たちとのギャップに驚いた様子を浮かべていた。【〇×トークセッション】以外にも菅田から「シンプルにこの映画をどう思ったか?」という質問に対して、「感動して涙が止まらなかった」「同じ高校生の話でも主人公二人が特別すぎて自分には共感できなかった」など女子中高生らしからぬ大人びた感想の数々に驚きながら「すごいね、しっかりしている。そんなにちゃんと話せなかったよ。」と感心した様子。
一方で小松は「最近、面白かったことは何ですか?」と聞くと映画の感想とはうって変わって、「渋谷でやっていたハロウィンの仮装を見たときが楽しかった」と学生らしい可愛い回答に笑顔を浮かべていた。小松も菅田も女子中高生との対談にノリノリで「3時間はいける!」と菅田からのコメントも。
イベントの最後に菅田は「今の学生の生の声を聞いて改めて10代の方に観てほしいなと思った。」とイベントの感想を述べると、小松は菅田同様に「『溺れるナイフ』を観てもらいたい方の色々な意見を生で聞けて良かった。家族やお友達と一緒に観てほしい。」と集まった女子中高生に呼びかけると盛大な拍手に包まれイベントは終了した。
【STORY】
あの頃、君が世界の全てで、私たちは永遠だと信じていた―。
15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽(小松菜奈)。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような‘閃光’と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗(菅田将輝)だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった―。失われた全能感、途切れてしまった絆。傷ついたふたりは、再び輝きを取り戻すことができるのか。未来への一歩を踏み出すために、いま、ふたりがくだす決断とは― 。
小松菜奈 菅田将暉
重岡大毅(ジャニーズWEST) 上白石萌音 志磨遼平(ドレスコーズ)
監督:山戸結希
原作:ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別フレKC」刊)
主題歌:「コミック・ジェネレイション」ドレスコーズ(キングレコード)
脚本:井土紀州 山戸結希 音楽:坂本秀一 製作:「溺れるナイフ」製作委員会(ギャガ/カルチュア・エンタテインメント) 助成:文化芸術振興費補助金
企画協力・制作プロダクション:松竹撮影所 制作プロダクション:アークエンタテインメント 企画・製作幹事・配給:ギャガ http://gaga.ne.jp/oboreruknife/
©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会
11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー