累計150万部突破!ジョージ朝倉による伝説的少女コミック
新鋭・山戸結希監督が映画化!
傑作青春漫画の映画化に挑む豪華キャスト発表!!
主演:小松菜奈、菅田将暉
共演:重岡大毅、上白石萌音
講談社「別冊フレンド」にて2004年10月~2013年12月に連載され、10代の少年少女特有の、剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描き、広く共感を呼んだジョージ朝倉(「恋文日和」、「ピース オブ ケイク」)原作の伝説のコミック「溺れるナイフ」が実写映画化し、2016年秋にギャガ配給にて全国公開される。
原作「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」にて連載)は、2004年に連載開始されて以降、熱狂的な支持を受け、現在までに累計発行部150万部以上(全17巻)を誇り、また2010年度「このマンガがすごい!」オンナ篇 (宝島社)第17位/第2回anan漫画大賞(マガジンハウス)候補など人気と実力を兼ね備えたコミックス。まだ何者でもなく、何者にでもなれると感じる「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、そして再生を、10代の少年少女たちを通して、激しくも儚く、そして美しく描かれる壮大なラブストーリー。
監督は、2012年の『あの娘が海辺で踊ってる』デビューから、『おとぎ話みたい』『5つ数えれば君の夢』など、目を見張るスピードで独自の美学溢れる青春映画を進化させ、注目を集める新鋭監督の山戸結希(やまとゆうき)。
そしてこの度、この壮大な青春ラブストーリーを豪華キャストが遂に発表になった!
ティーンモデルとしての絶頂期に田舎へ引っ越すことになり絶望していたが、コウとの出会いで何かが変わっていく主人公望月夏芽(もちづきなつめ)役を、2013年の映画『渇き。』での鮮烈デビュー以降、『近キョリ恋愛』(14)、『バクマン。』(15)などの話題作に数多く出演し、その圧倒的な存在感で見る者の心をつかんで離さない若手演技派女優、小松菜奈(こまつなな)。数多くの作品でヒロイン役を演じてきたが、今回が<初>主演映画となる。
夏芽の美しさに自分と同じ特別な力を感じて、ぶつかりあいながらも強烈に惹かれあう神主一族の跡取り息子長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)役には、13年に主演した映画「共喰い」で数々の賞を受賞して以降、映画・TV・CMにと出演オファーが引きもきらない、今最も注目を集める若手きっての実力派俳優、菅田将暉(すだまさき)。恋愛映画としては<初>主演となり、この二人によるW主演となる。
さらに、共演者としてコウとの関係に傷ついた夏芽にそっとよりそうクラスメイトの好青年大友勝利(おおともかつとし)役を重岡大毅(しげおかだいき)(ジャニーズWEST)が、夏芽とコウの2人に羨望のまなざしを向けるウブなクラスメイトの松永カナ(まつながかな)役を上白石萌音(かみしらいしもね)が演じる。
今、日本映画界でもっとも旬な若手キャストによる、青春の化学反応にぜひご期待ください!
▼キャラクター紹介/キャストコメント
★望月夏芽(もちづきなつめ)役:小松菜奈(こまつなな)
「私が欲しているのは、体を貫くようなまばゆい閃光だけなのだ。。」
「この海も山も…コウちゃんのものだ、私も、コウちゃんのものなんだ。」
スラリと長い手足と端正な顔立ちの美少女。
ティーンモデルとして絶頂期に田舎へ引っ越すことになり、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込んでいたが、人を寄せ付けない雰囲気をもつクラスメイトのコウと出会い強烈に惹かれていく。普段は言葉数が少ないタイプだが、時に感情的になることも。コウを「わたしの神さん」だと信じて特別視している。
小松菜奈コメント:
最初、夏芽のことがよく分からなくて、日々の撮影もハードな中で、不安になったりしました。迷惑をかけたり、悔しい思いもたくさんありました。でも、共演者やスタッフの方々が明るく接してくださり、私もリラックスして、夏芽として最後までやり通すことができました。菅田さんとは二度目の共演となりますが、コウちゃんが菅田さんで本当によかったなと思います。あるシーンでは笑いあって本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました。和歌山での撮影も含め、撮影期間の 3 週間はまるで三か月ぐらいにも思えましたが、自分と夏芽を重ね合わせられたことも良い思い出になったなって思えます。
PROFILE
1996年2月16日生まれ、東京都出身。08年よりモデルとして雑誌を中心に活動するとともに、TV,CMなど数多く出演。中島哲也監督に見出されて、同監督の『渇き。』(14)でスクリーンデビューを飾り、日本アカデミー賞・新人俳優賞のほか、数多くの賞を受賞し注目を集める。その他代表作に『近キョリ恋愛』(14)、『バクマン。』(15)など。2016年は『黒崎くんの言いなりになんてならない』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『ヒーローマニア ‐生活‐』、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』などが公開予定。
★長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)役:菅田将暉(すだまさき)
「こいつは俺のもんじゃ」
「この町のモンは、全部俺の好きにしてええんじゃ」
切れ長の目にまばゆい金髪、容姿端麗で独特の雰囲気をもつ夏芽のクラスメイト。先祖代々その土地を守る神主一族・長谷川家の跡取り息子。勝手に授業を抜けたり、「神様がいる」立ち入り禁止の海に入ったりと、その行動は気まぐれで傍若無人。人生に退屈していたが、夏芽の類まれな美しさに自分と同じ特別な力を感じて、惹かれていく。
菅田将暉コメント:
僕自身、初めての経験でしたが、非常にピリピリした現場でした。だからこそ生まれるものがあると信じて臨んでいました。コウは、骨太というか芯のあることをあえて避け、美しい印象を与えながらも野性味に溢れている、そんな矛盾を抱えた人物なんだな、とシーンを重ねるたびに感じていました。バイクで二人乗りをするシーンでは背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子供同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います。
PROFILE
1993年2月21日生まれ、大阪府出身。「仮面ライダーW」(EX)で、デビューを飾る。テレビドラマ、映画と次々に出演をし、主演作『共喰い』(13)は、ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式出品を果たし、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。翌年『そこのみにて光輝く』(14)では、日本映画批評家大賞助演男優賞など、国内の映画賞を数々受賞。その他代表作に、『海月姫』(14)、『暗殺教室』(15)、『明烏 あけがらす』(15)など。2016年は『ピンクとグレー』、『星ガ丘ワンダーランド』、『暗殺教室-卒業編-』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『二重生活』、『セトウツミ』など本作を含めて 7 本の出演映画が公開予定。
★大友勝利(おおともかつとし)役:重岡大毅(しげおかだいき)(ジャニーズWEST)
「…好きじゃ」 「のう、望月、俺が笑わせちゃるけえ…」
クラスのムードメーカー的存在で、真面目で心やさしい少年。
夏芽とコウの中学時代のクラスメイトで、コウの幼馴染であり、夏芽とは同じ高校に進学した。ある事件以降、心を閉ざしてしまった夏芽を心配してそっと寄り添ううちに、いつしか想いを寄せていく。
重岡大毅コメント:
緊張感もありつつも楽しかった現場でした。
自分の持っているもの全部だせたかな、って思います。ここで学んだ経験をきっかけにもっともっと自分を出していけるんじゃないかなって思います。
大友を演じてみて、大友ってすごいなって。俺には絶対できないことをたくさんやっている。
でも、自分の中の小さい部分を頑張って大きくだしていくところは、自分と共通しているところかな。そこがちゃんと見せれていたらいいなっと思います。同世代の共演者と一緒に制服を着てお芝居すると「あ~学生してるな」と楽しんでしまいました。
この作品は、こういうことしたな、もしくは、やりたかったな、がいっぱい詰まっている作品です。原作ファンの方やそうでない方も楽しんでもらえると嬉しいです
PROFILE
1992年8月26日生まれ、大阪府出身。08年よりTV、CM、ドラマなどで活躍。2014年にジャニーズWESTのメンバーとしてCDデビューを飾る。これまでの主な出演作品に、テレビドラマ「ごめんね青春!」(14/TBS)、『忍ジャニ参上! 未来への戦い』(14)など。2016年は『殿、利息でござる!』などが公開予定。
★松永カナ(まつながかな)役:上白石萌音(かみしらいしもね)
「私、コウちゃんと夏芽ちゃんが付き合えばいいって思っちょる。」
「浮雲一の美男美女じゃけ」
小柄で地味なクラスメイト。モデルだった夏芽の大ファンで、転入してきた彼女を何かと気にかける世話焼きな一面も。コウの幼馴染みでもあり、ずっと想い焦がれてきたが、憧れの2人が惹かれ合っていると知り、「夏芽ちゃんとコウちゃんは特別じゃ」と思い込み神聖視するようになる。高校入学後は化粧を覚えてぐっとあか抜けた。
上白石萌音コメント:
現場には1週間しかいなかったけどそうとは思えないほど濃密な時間でした。
カナちゃんという役柄は、私にとって新境地でお芝居していた時も不安でしたけど、スタッフの皆さんに支えて頂いたり、共演者の皆さんも大好きな人たちでしたので幸せな時間を過ごしました。特に菜奈ちゃんとの出会いは大きくて、これからも影響を受けていく女優さんだと思いました。
この現場で学んだことを忘れずにこれからもがんばります。
PROFILE
1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2014年に、800名の応募者からオーディションを勝ち抜いた『舞妓はレディ』の主人公・春子役に大抜擢される。同役で日本アカデミー賞・新人俳優賞、全国映連賞・女優賞他、数多くの賞を受賞して一躍注目を集める。その他代表作に、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」(11/NHK)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『だいじょうぶ3組』(13) など。2016年は『ちはやふる 上の句』、『ちはやふる 下の句』、アニメ『君の名は。』などが公開予定。
★相関図
★コミック「溺れるナイフ」とは?
講談社「別冊フレンド」(講談社)にて2004年10月から2013年12月まで連載され、コミックス全17巻が発売中。2016年3月時点での累計発行部数は150万部。
2010年度「このマンガがすごい!」オンナ篇(宝島社)・第17位。第2回ananマンガ大賞(マガジンハウス)候補作。
★原作者:ジョージ朝倉(じょーじあさくら)
5月11日生まれ。東京都出身。女性。1995年、「別冊フレンド」(講談社)掲載の「パンキー・ケーキ・ジャンキー」でデビュー。2005年、「恋文日和」で第29回講談社漫画賞少女部門を受賞。同作は2004年に映画化、2014年にドラマ化された。また、2008年11月には「平凡ポンチ」、2015年9月には「ピース オブ ケイク」も映画化されている。
主な作品に、「恋文日和」(1999年~講談社「別冊フレンド」掲載)、「少年少女ロマンス」(2002年~講談社「別冊フレンド」掲載)、「ハッピーエンド」(2002年 講談社刊) 、「ピース オブ ケイク」(2003年~祥伝社「FEEL YOUNG」掲載)、「夫婦サファリ」(2012年~祥伝社「FEEL YOUNG」掲載)などがある。現在、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて「ダンス・ダンス・ダンスール」を連載中。
★映画「溺れるナイフ」とは?
あの頃、二人でいれば無敵だと思ってたー。ただ光を発する方へと突き進んでたー。
東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽(もちづきなつめ)は、ある日突然父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。意地悪で気まぐれでエキセントリックな彼に反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心を奪われ、いつか「コウちゃんはわたしの神さん」だと思うようになる。コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じていく。徐々に気持ちを通わせていくふたり。「一緒にいれば無敵!」とさえ思っていた矢先、運命を変える出来事が起こる・・・。
★監督:山戸結希(やまとゆうき)
2012年、上智大学哲学科在学中に撮影した処女作『あの娘が海辺で踊ってる』が東京学生映画祭で審査員特別賞を受賞したのち、2作目となる短編『Her Res~出会いをめぐる 三分間の試問3本立て~』が同年のぴあフィルムフェスティバルに入選。ポレポレ東中野での自主上映が異例の爆発的ヒットとなり、2013年初春、「フライデー」の“今年くる顔16人”に選出される。MOOSIC LAB 2013にて『おとぎ話みたい』が公開され、グランプリほか三冠を獲得した。2014年3月、人気ガールズ・ダンス&ボーカルグループ「東京女子流」を主演に迎えた『5つ数えれば君の夢』が渋谷シネマライズの監督最年少記録で公開を果たす。6月に開催されたテアトル新宿での「観ずに死ねるか! 傑作青春シネマ」特集では、『おとぎ話みたい』が10年代を代表する最新作として選出され、2014年12月の凱旋公演でテアトル新宿のレイトショー1週目の観客動員記録を更新した。同年、中島哲也監督の衝撃作「渇き。」でヒロイン・小松菜奈の内面に深く迫るメイキング『わたしは私を探しています。』を演出。2015年には乃木坂46の11thシングルに収録される西野七瀬のソロ曲『ごめんね ずっと…』のMVを演出。これらの活躍により第24回(2014年度)日本映画プロフェッショナル大賞・新人監督賞を受賞。「新世代ファンタジスタ」「日本映画界の大型ハリケーン」と称される、今最も注目すべき若手監督の1人。
<参考>
【少女コミック原作の映画&監督】 40代50代の男性監督が多い中、20代の山戸結希が新たな青春映画の扉を開く。
『ストロボ・エッジ』『オオカミ少女と黒王子』/廣木 隆一(1954年)
『近キョリ恋愛』『君に届け』/熊澤 尚人(1967年)
『ヒロイン失格』/英 勉(1968年)
『L♡DK』『海月姫』/川村 泰祐(1968年)
『orange-オレンジ-』/橋本光二郎(1973年)
『ホットロード』『アオハライド』/三木 孝浩(1974年)
出演:小松菜奈 菅田将暉 重岡大毅(ジャニーズWEST) 上白石萌音
監督:山戸結希(『あの娘が海辺で踊ってる』、『おとぎ話みたい』)
脚本:井土紀州 山戸結希
製作:依田巽 企画:小竹里美 瀬戸麻理子
プロデューサー:朴木浩美 COプロデューサー:永田博康
原作:ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」刊)
製作:「溺れるナイフ」製作委員会
企画 製作幹事 配給:ギャガ
企画協力 制作プロダクション:松竹撮影所
制作協力プロダクション:アークエンタテインメント
■原作表記: 原作:ジョージ朝倉「溺れるナイフ」(講談社「別冊フレンド」刊)
■原作マルシー表記:©ジョージ朝倉/講談社
■映画マルシー表記:©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員会
■映画公式サイト http://gaga.ne.jp/oboreruknife/
2016年 秋 全国ロードショー