名匠・佐々部清監督、渾身のラストストーリー
これは、覚悟を決めるための愛の物語
10月31日より鹿児島にて先行公開された映画『大綱引の恋』が、来年2021年5月より全国公開されることが決定し、それに伴い、全国版の本ポスタービジュアルが解禁された。
本作は、『陽はまた昇る』(02)『半落ち』(04)『ツレがうつになりまして。』(11)『八重子のハミング』(16)など数多くのヒット作を産み出し、今年3月31日に62歳で急逝された名匠・佐々部清監督の渾身のラストストーリー。人々の交流や、夫婦・家族を描くことにこだわった佐々部監督が、最後に描いた作品もまた家族がテーマ。鹿児島で400年以上にもおよぶ歴史と伝統を守り続けている川内大綱引を軸に、主人公・有馬武志の家族や、彼自身の愛の物語を描く。
主人公・武志役を『RAILWAY 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞第34回新人俳優賞を受賞するなど、演技力の評価が高い三浦貴大。武志が思いを寄せる甑島に勤務する韓国人女性研修医役を、女優だけではなく岩井俊二監督の指導を受け監督もこなす知英。武志の妹・敦子役には、NHK連続テレビ小説でヒロインを演じるなど、出演作が目白押しの比嘉愛未。その他、石野真子、松本若菜、中村優一、西田聖志郎、朝加真由美、升毅など実力派豪華俳優陣が集結している。
ポスタービジュアルには、祭りのシーンから力強い太鼓打ちのシーンが起用され、登場人物のビジュアルとともに、鹿児島の壮大な風景がコラージュされた。
佐々部監督が遺した、愛おしい人、大切な人への愛の物語に是非ご注目ください。
【物語】
有馬武志(三浦貴大)は35歳にして奥手の独身。鳶の親方であり“大綱引”の師匠でもある父・寛志(西田聖志郎)から常々「早う嫁を貰うて、しっかりとした跡継ぎになれ」とうるさく言われている。とある日、ふとした事件から韓国人女性研修医ジヒョン(知英)と出会い、次第に心を通わせるようになる。その頃有馬家では、母・文子(石野真子)が定年退職を宣言し女将も家事も放棄したため、妹・敦子(比嘉愛未)はじめ家族の皆が四苦八苦する。一方、年に一度の一大行事“大綱引”が迫るなか、武志はジヒョンから「あと2週間で帰国するの」と告げられる。「出会いとは?」「結婚とは?」「家族とは?」「覚悟とは?」―二人の恋を通して描かれる様々な愛の物語。
三浦貴大 知 英 / 比嘉愛未 / 中村優一 松本若菜 西田聖志郎 朝加真由美 升 毅 石野真子
金児憲史 金井勇太 伊㟢充則 安倍萌生 月影 瞳 小倉一郎 / 恵 俊彰(友情出演) 沢村一樹(友情出演)
監督/佐々部 清
主題歌/AI「Story」
企画・原案/西田聖志郎
脚本/篠原髙志
プロデューサー/臼井正明
音楽/富貴晴美
製作/映画「大綱引の恋」フィルムパートナーズ
製作/パディハウス 制作協力/シネムーブ
公式サイト:http://ohzuna-movie.jp/
上映時間:108分
2021年5月より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座他 全国公開